予算内でできるだけ住み心地のいい駅を選びたいーー。
光熱費や食費などあらゆる分野で価格上昇の波が続いている昨今。生活費の大半を占める家賃を少しでも抑えたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
そんな中、街の情報メディア「LIFE LIST(ライフリスト)」が東京で生活する2人暮らしやファミリー層に向け、家賃相場別の「住民満足度が高い駅ランキング」を発表しました。
家賃10万円台の1位は?
家賃10万円台では、杉並区の「浜田山駅」が1位となりました。2位は品川区の「武蔵小山駅」、3位は世田谷区の「用賀駅」です。
このほか、トップ10には東急目黒線、東急田園都市線、東急大井町線、東急池上線と、東急沿線の各駅が名を連ねています。
1位の浜田山駅周辺は、低層の住宅が立ち並ぶ閑静な住宅街で知られており、交通利便性が高く、自然も豊かです。
「都心へのアクセスが楽」「病院やスーパーなどが充実していて生活しやすい」「治安がよく、新宿、渋谷、吉祥寺などへのアクセスがよい」と、生活環境の充実と交通利便性の高さを挙げる声が多く寄せられました。
家賃9万円台の1位は?
家賃9万円台の1位は、大田区の「多摩川駅」です。2位は杉並区の「西永福駅」、3位も同区の「永福町」となりました。
多摩川駅は、東急東横線、東急目黒線、東急多摩川線の3路線が乗り入れ、渋谷駅まで約20分、新宿駅まで約30分で着きます。
「子育てがしやすく、ファミリー層も多い」「交通の便が良く、商店も充実している」「住宅街は静か」と、家族連れで住みやすい環境であることが評価されていました。
家賃11万円台の1位は?
家賃11万円台の1位は、江東区の「門前仲町駅」でした。2位は世田谷区の「尾山台」、3位は文京区の「東大前」でした。
このほか、5位は文京区の「茗荷谷駅」、8位も同区の「千駄木駅」、9位は江東区の「清澄白河駅」と、東京メトロの各沿線からランクインする結果となりました。
11万円台の駅は、都心への距離が近くなる分、「自然の多さ」のスコアはやや下がりましたが、「交通の利便性」「治安の良さ」がポイントを押し上げる結果に。
1位の門前仲町駅は、東京メトロ東西線と都営大江戸線の2路線が通り、駅周辺には古くから地元住民に親しまれる深川仲町通り商店街があります。通勤通学の利便性を重視しつつ、下町情緒あふれる落ち着いた街で暮らしたい人にとってぴったりの街です。
皆さんもぜひ参考にしてみてください。
◇調査の対象や概要は次の通り
・東京都内の駅
・2023年10月時点の「まちむすび」の口コミが30件以上ある592駅
・築40年以内、駅徒歩20分以内、専有面積15m2以上~100m2未満、賃料1~100万円以内の賃貸物件(定期借家を除く)
・抽出期間は2022年11月から2023年10月までの間で、賃料は管理費を含む月額賃料から中央値を算出