ソウル北部の南北軍事境界線(北緯38度線)上にある「板門店(パンムンジョム)」で11月13日午後、北朝鮮軍の兵士1人が韓国側に亡命した。韓国軍合同参謀本部の情報として、韓国紙「中央日報」などが報じた。
合同参謀本部によると、亡命した兵士は板門店の共同警備区域(JSA)にある北朝鮮軍の哨所「板門閣(パンムンガク)」付近から、韓国側の施設「自由の家」の方向にやって来たという。朝鮮日報が報じた。
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兵士は亡命する途中、北朝鮮軍から銃撃を受けて負傷。韓国側に身柄を確保され、病院に緊急搬送されたという。
■「板門店」とは?
板門店は、韓国と北朝鮮の軍事境界線が通る要衝地。ソウルから北に約50kmにある非武装地帯「共同警備地帯(JSA)」内にある。
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1951年10月から朝鮮戦争の休戦会談が開かれた。また、53年7月に休戦協定がこの地で結ばれ、北緯38度線を休戦ラインとすることが決まった。
南北の会談が開かれる会議場や、観光客が訪れることができる施設などもある。
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