普段僕はテレビを全然観ないのだけど、ウガンダから2か月ぶりに日本へと帰国してテレビを点けて、改めて感じたことがある。
なんで日本のテレビって、こんなにもくだらない番組が多いのだろう?
ワイドショーにせよグルメにせよバラエティにせよ、本当にどうでも良い内容のテレビ番組が異常に多い。何なら「(自称)報道番組」であっても、どこどこの政治家が不倫しただとか、だれだれの芸能人が離婚しただとか、正直にどうでもいい。
ウガンダに滞在していた時、一泊1000円の安宿でもBBCやアルジャジーラが放送されていた。たしかにウガンダが英語圏だから内容を理解できる人が多いのかもしれないけど、いずれにせよ日本人の国際ニュースに対する理解度、いや関心度は絶望的に低い。
それに、日本に入ってくる国際ニュースは、その多くがアメリカ経由で入ってくると言われているため、多少なりともバイアスはかかってしまっている。だから、ただでさえ視野が狭いというのに、その視野に入ってくる内容も、物事の一面しか映し出していないことがある。
多分、重苦しく、堅いニュースは視聴率に繋がらないから、テレビ局は興味が無いんだろう。だけど、もっと言ってしまえばその根本的な要因は、僕たち日本人ひとり一人が普段から何に対してアンテナを張っているかにある。そのアンテナのほとんどが表面上の「面白さ」に向いているから、テレビ局はそのアンテナを拾うようにして、番組を作っている。数字に繋がるから。
僕はもう、ニュースをはじめとした情報は、すべてネットを通じて手に入れるようにしている。受動的なテレビとは違って、ネットでは能動的に情報に触れることができる。インプットだけではなく、SNSやブログを活用すればそれらをアウトプットして、自分の「モノ」にすることもできる。
インターネットの発展を中心に、グローバル化によってこれだけ世界中の出来事が繋がり合っている今日。別に海外に行けとか英語でニュースを読めとかは言わないけど、日本人は「世界」に向いたアンテナが"あまりにも"低い。その恥ずかしさが分かったほうが良いです。ほんまに。
(2017年9月28日 「原貫太オフィシャルブログ」より転載)
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