サッカー・ワールドカップ(W杯)のロシア大会で6月25日、日本はセネガルと2-2で引き分けた。勝ち点1を獲得し、決勝トーナメント進出に大きく前進した。
1次リーグH組の日本が決勝トーナメントに進出する条件は? 最終戦を前に整理してみた。
ポーランドの予選敗退が決定
第2戦が終了し、日本とセルビアがともに1勝1分けの勝ち点4を獲得して最終節を迎える。
コロンビアはポーランドに勝ち点3を獲得して1次リーグ突破の可能性を残し、2連敗のポーランドは1試合を残して敗退が決定した。
25日時点での順位はこちら。
日本は引き分け以上で決勝T進出
最終戦は、日本とセネガル、コロンビアの3カ国で、決勝トーナメント進出の2枠を争う。
最終戦は日本時間の28日午後11時、日本はポーランドと対戦。セネガルーコロンビア戦も同時にキックオフする。
日本は、勝つか引き分けで予選リーグ突破が確定する。
破れても決勝T進出の可能性
日本が敗れた場合も、セネガル-コロンビア戦の結果次第で、予選突破が決まる。
セネガルとコロンビア、どちらが勝っても可能性がある。以下に整理した。
1)セネガルがコロンビアに勝利 ⇒ 日本は2位で通過。
2)セネガルがコロンビアと引き分け ⇒ 日本は3位で敗退。
セネガルが勝ち点5で1位。日本とコロンビアが4で並ぶが、得失点差でコロンビアが日本を上回ることになるため、日本は敗退となる。
3)コロンビアがセネガルに勝利 ⇒ 日本とセネガルの得失点差の争い。
コロンビアが勝つと、コロンビアが勝ち点6で1位。日本とセネガルが勝ち点4で並び得失点差の争いとなる。得失点差でも同じ場合は、総得点、フェアープレーポイント、抽選の順で決められる。
フェアプレーポイントの数は、イエローカードは1点、2枚目の退場で3点、一発退場で4点、警告後の一発退場で5点がマイナスされる。
なお、第2戦が終わった段階で、FIFAの公式サイトによると、日本はイエローカードは3枚、セネガルはイエローカード5枚となっている。
現時点で日本とセネガルは、得失点差も総得点も失点数も同じため、フェアプレーポイントが最終順位に大きな影響を与えるかもしれない。
アトランタ五輪では2勝1敗で敗退
1996年のアトランタ・オリンピックでは、西野朗監督率いるU-23の日本は、"マイアミの奇跡"と呼ばれるブラジル戦での勝利を経験。2勝1敗で勝ち点6を獲得したが、得失点差で決勝トーナメントに進むことはできなかった。勝ち点が並んだ場合、得失点差も重要となる。