アメリカのブラウン・フォーマン社とコカ・コーラ社は6月13日、両社の看板商品である「ジャック・ダニエル」と「コカ・コーラ」が一緒になったカクテルを販売すると発表した。
ジャック・ダニエルをコカ・コーラで割って飲むカクテルは「ジャックコーク」という名前で知られるが、新たに缶入りのレディ・トゥ・ドリンク(RTD:蓋を開けてそのまま飲める缶やボトル入りの飲料)で販売されることになる。
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新たなコラボに、SNSでは「公式ジャックコークだ」などと反応が広がっている。
プレスリリースによると、新商品は2022年後半にメキシコで販売を開始し、世界各地でも取り扱われる予定だ。
基準のアルコール度数は5%だが、市場によって異なる商品も作られ、本家コカ・コーラ同様「ゼロシュガー」バージョンもある。
ブラウン・フォーマン社のローソン・ホワイティングCEOは「アメリカの2つの象徴的な商品が一緒になり、変わらない、そして手軽で持ち運びできる方法で、愛される味を消費者にお届けします」と新商品への期待をプレスリリースで述べた。
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コカ・コーラ社のジェームス・クィンシーCEOも「私たちは総合飲料企業として、消費者を中心に据えながら新たな商品を開発し続けます」「ジャック・ダニエル&コカ・コーラの導入を楽しみにしています」とコメントしている。
ブラウン・フォーマン社は、170以上の国でウィスキーやジンやなどを製造・販売するスピリッツ・ワイン会社で、コカ・コーラ社は200カ国以上でコーラやスプライト、ファンタなど様々な飲料を販売している。
コカ・コーラ社が初めてRTDのアルコール飲料を手がけたのは日本で、2018年に「檸檬堂」を売り出した。