東日本大震災から12年10ヶ月となった2024年1月11日、岩手県から能登半島地震の被災地に向けてメッセージが送られた。
メッセージを公開したのは岩手県の地元紙・岩手日報。Xに「今日は11日。東日本大震災から12年10ヵ月。 154回目の11日です。 岩手は、2011年に全国世界からたくさんのあたたかい支援をいただきました。 今後は能登を思い、みんな心を寄せています」と投稿した。
「心は一緒」「日常は必ず帰ってくる」
投稿には、「#岩手から能登に届けます」と書かれた紙面の画像が添付されており、同紙に寄せられたという県民らのメッセージが複数紹介されていた。
「水も電気もなく、暖房も使えず昼間から布団にくるまって暖を取り、ガソリンを節約するためあまり動けず、数日後ようやく買い出しに行けても何も手に入らなかった。能登の皆さんの姿を、あの頃の自分たちに重ねて胸が締め付けられる思いです。日常は必ず帰ってきます。大丈夫」
「東日本大震災では日本中の方々から支援物資を送って頂きました。あの時、悲しく不安な中でも、日本という国で繋がっている事が希望に思えました。私たちも被災地の皆さんにそう思って頂ける様、出来る支援をさせて頂きますね」
「つらいときは辛いと言って。悲しいときは、我慢しないで。必要ならば、どうぞ頼って。あの日もらった優しさ、温かさ。今度は私達が届けます。今できることを、あなたのために。心はいつも一緒にいます」
このメッセージが書かれた紙面は、石川県の地元紙・北國新聞に本日付で掲載したという。
岩手日報の投稿を見た人たちからは、「久しぶりに震災のことを思い出し泣いた!このメッセージを読むだけで思い出す!支援の和。感謝の和。 自分に今何が出来るか考えてみる! 頑張ろう石川!頑張ろう岩手!!」といった反応があった。
紙面は岩手日報のウェブサイトでも見ることができる。