西アフリカのコートジボワールで、子供たちが、バックパックにソーラーパネルが付いた「ソーラーパック」を背負って通学している。
電気が通っていないへき地で、夜でも、子どもたちが自分の宿題をするために必要なLED照明の電源を賄うためだ。勉強する時間を確保することで、学力の向上を目指す。カタールの衛星テレビ局「アルジャジーラ」の公式Twitterが、動画付きで報じた。
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片道1時間かけて通学する間、バックパックについたパネルに蓄電、夜はUSBケーブルのコンセントを通じて電池に接続、LEDランプを3時間使うことができるという。
以前は鞄の代わりに米袋やプラスチックバッグを背負って通学していた子どもたち。鞄を持つ余裕もなかった。コートジボワールの少女たちの教育支援団体「イオ・ゾーン」が、ソーラーパックを提供するための基金を創設。日本円で1つ約2500円のソーラーパックを生徒たちに配った。
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アルジャジーラ英語版によると、この鞄を製造した「ソーラーパック」創設者で、コートジボワール人のエバリスト・アクミアンさんは2015年、自分の車が日没後に故障した際、子どもたちが家に帰っているのをみて、通学用のソーラーパックを考案したという。
AFP通信によると、ソーラーパックはマダガスカルやガボンなどですでに販売され、5万5000個に達しているといす。アクミアンさんは高まる需要に追いつこうと、国内に製造工場を設立し、さらに生産できるよう、援助や融資を求めている。