アップルは7月、過去モデル向けにiOS 10.3.4(iPad 4/iPhone 5向け)およびiOS 9.3.6(iPad 2/iPad 3/iPad mini/iPhone 4s)のアップデートを配信しました。これらはGPS週数ロールオーバーに伴い、古いiPhoneやiPadが正確なGPS位置情報を維持するためのものです。
この問題が特に深刻なiPhone 5のユーザーに対して、アップルが「11月3日までにiOS 10.3.4にアップデート必須です」という警告メッセージを送っていることが報じられています。
対象となるiPhone 5の画面には、ことの重大さを知らせるためか、以下のような大きめのダイアログが表示。「App StoreやiCloud、電子メールやWebブラウザやその他のオンラインサービスを使用し続けるためにはアップデートしてください」と呼びかけています。
アップル公式サイトでも、詳細を説明するサポート文書が用意されています。影響が出始めるのは協定世界時(UTC)の11月3日午前0時から、日本時間では11月3日の午前9時以降となります。
もしも11月3日までにiPhone 5のアップデートを終えていない場合は、ワイヤレス(OTA)でのソフトウェアアップデートや、iCloudバックアップが機能しなくなるため、MacやWindowsを使ってバックアップおよび復元しなければアップデートできなくなります。
この問題は上記のアップデート対象となっているiPhone 4sやiPad 2、初代iPad miniなどにも影響するもの。該当するデバイスを持っている方は、[設定]>[ソフトウェア・アップデート]からiOSを更新しておくことをお勧めします。
2019年10月28日Engadget 日本版「iPhone 5は11月3日までにiOS 10.3.4アップデート必須。アップルが警告」より転載
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