ダイヤモンド☆ユカイ「不妊治療は夫婦の共同作業」男性の不妊治療の大切さを訴える芸能人たち

男性不妊を公にしている男性芸能人がいる。

現代の日本において無視することの出来ない"妊活"問題。2018年1月から始まるドラマ『隣の家族は青く見える』では深田恭子と松山ケンイチが「妊活夫婦」を演じる等、デリケートながらオープンな雰囲気になってきている不妊治療問題だが、男性不妊に関してはまだまだ実体験談が多いとはいえない。そんな中、男性不妊を公にしている男性芸能人がいる。

「タネナシ。」という本を出版したダイヤモンド☆ユカイは「無精子症」を告白しており、今も「男性不妊」についてたびたび言及している。9月25日のブログでは「男にとってデリケートな問題だとは思うが声を大にして言おう!無精子症は100人に1人の確率なんだ。だが無精子症でも子供を授かる可能性がある。不妊治療は夫婦の共同作業。恥ずかしがらないで精液検査を受けて不妊治療を共に闘おう。悔いの残らない人生を送る為にも。」と、男性も検査に行くことを推奨し、背中を押している。12月20日には川越工業高校で「男の不妊治療」の講演も行い、若い世代にも「不妊」の現実を伝えた。

放送作家であり、大島美幸の夫の鈴木おさむも、男性不妊について以前からブログで言及している。 2015年に第一子が生まれた鈴木は、2015年7 月17日のブログで受けた精子検査の結果について「僕の精子が『やや奇形」と判断されまして。なので、あまりタイミング法にこだわらず、早めに人工授精、体外受精に入ることをおススメしますといわれて。正直ショックでした。自分の精子がそうだと思わず。」と、具体的な内容と共に"ショックだった"ことを明かしている。

また、12月21日に更新されたブログでは、45歳の男友達から2人目を授かった連絡があったことを明かし「僕も男性不妊のこととかを書いたり話したりしていたら、周りで、不妊治療をしている男性が色々話してくれるようになりました。僕の感覚では・・・女性よりも男性の方が隠してるという印象があり。だけど、話してくれる。もっと男性同士が、不妊のこととかを沢山話すようになるといいなと。」と、語った。

2人に共通する思いは「検査をすることはとても大事」と訴えていることだ。 デリケートな問題であるがゆえ、病院に行くことをためらう男性も多いのが現実だ。女性ユーザーが多いアメブロの「ベビ待ち・不妊治療」ジャンルでつづられているブログでも、病院に行くのを渋る旦那を説得する事が辛いという声があがっている。

近年、女性の不妊治療に関する体験談やブログは少なくないが、男性不妊の実体験に基づく記事はそれに比べあまりない。デリケートな問題の「男性不妊」を知り合いや身内に相談する事はとても難しい中、男性芸能人が発信した実際に体験した治療やそれに至る過程を知ることは、治療への第一歩といえるのではないだろうか。

(2017年12月25日「Amebaニュース」より転載)