インド・ベンガル地方バーバム県在住の高校生の少女(18歳)が、性的暴行を加えようとした男性容疑者3人を、格闘技で撃退した。ヒンドゥスタン・タイムズが3月27日に報じた。3人はその後、全員逮捕されたという。
ヒンドゥスタン・タイムズによると、3人の男は、少女にわいせつな言葉をかけ、道を塞いだ。そのうち一人は、少女の腕を掴んでいた疑いがある。
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事件の目撃者は、このように証言しているという。
「騒音を聞いて、現場に急いで駆けつけたら、少女が男たちを地面に突き倒していたんです。彼女は、『愚かな行動に制裁を与えてやったわ』と言っていました。彼女の行動はこの地域の人々に勇気を与えました」
Twitter上では、「よくやった!」「誇りに思います」「これは女性への教訓でもあるよね」など、少女の勇敢な行動を称賛する声が数多く上がっている。
しかし多くの女性にとって、彼女のように格闘技を身に付け、体格差のある男性に立ち向かうことは容易でない。
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インドでは年間3万4651件(2015年)のレイプ事件が報告され、児童への被害も後を絶たない。2012年には、ニューデリーのバスに男女が乗車していたところ、女性が運転手や乗客の男6人から集団でレイプされ鉄棒を性器に挿入されるなどして死亡、男性が重傷を負った。2017年にこの事件の被告4人は殺人やレイプの罪に問われ死刑が確定した。
また2015年5月には、インドのデリー東部のガンディーナガルの街で、歩くことを覚えたばかりの、生後21カ月の赤ちゃんが近隣住人にレイプされるという事件が発生した。
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こうした被害が性犯罪の厳罰化を求める社会的な抗議運動に発展し、現在も論争が絶えない。