イル・ディーヴォのカルロス・マリン氏が死去。日本とも縁が深く「会えるのを楽しみにしている」と語っていた

人気カルテット「Il Divo (イル・ディーヴォ)」のバリトン歌手、カルロス・マリン氏が53歳で亡くなりました

ヴォーカル・グループ「Il Divo (イル・ディーヴォ)のカルロス・マリン氏が亡くなった。

同グループが12月19日に発表し、メンバーのデイヴィッド・ミラー氏、セバスチャン・イザンバール氏、ウルス・ブーラー氏が追悼のコメントを寄せた。

It is with heavy hearts that we are letting you know that our friend and partner, Carlos Marin, has passed away. He will be missed by his friends, family and fans. There wiIl never be another voice or spirit like Carlos. pic.twitter.com/uyRFjXADF6

— Il Divo (@ildivoofficial) December 19, 2021

「大変悲しいことに、私たちの友人でパートナーのカルロス・マリンが亡くなったことをお伝えします。友人や家族やファンは彼を惜しむことでしょう。これから先も、カルロスのような声や魂を持った人はいないだろうと思います」

イル・ディーヴォは2004年にデビューし、2021年12月に結成17年を迎えた

「17年間、私たち4人はイル・ディーヴォとしての素晴らしい旅を共にしてきました。大切な友人が恋しい。彼の美しい魂が安らかに眠りますように」とつづっている

イル・ディーヴォは「神のようなパフォーマー」を意味するイタリア語だ。

マリン氏はスペイン出身のバリトン歌手で、他の3人はアメリカ、フランス、スイスとそれぞれ異なる国の出身。世界を音楽で繋ぐ「音楽の親善大使」とも呼ばれてきた。レコードのトータル・セールスは3000万枚以上にもなる。

日本とも縁が深く、東日本大震災の後は、NHKの復興支援ソング「花は咲く」の英語版をリリースして世界に配信。「東日本大震災の被災地と被災者を忘れない」という想いと祈りを届けた

マリン氏は、東日本大震災から10年となる2021年3月にも、日本にメッセージを寄せている。

その中で「震災から10年が経ち、思い出すたびに皆さんのために祈っている」「イル・ディーヴォで何度も訪れ、日本は私たちにとってとても大切な場所」「日本の皆さんのいつも前向きなところをとても尊敬している」と語っていた。

マリン氏は2021年6月に日本での公演を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で、公演は延期になった。

メッセージの最後では「間も無く、皆さんに会える。それをとても楽しみにしている」「日本のみなさんを愛している」と述べていた。

イル・ディーヴォはイギリスでツアー中だったが、マリン氏が入院したために中断し、残りの日程を延期していた。

Southend-on-Sea, UK we're coming for you!! See you soon ✌🏼🛫 pic.twitter.com/9PJj8GmnZ8

— Il Divo (@ildivoofficial) November 30, 2021

(イギリスに向かうことを伝えるイル・ディーヴォの投稿)

マリン氏の死因は公表されていないが、BBCによると、スペインのメディアはマリン氏がツアーの最中に昏睡状態になり、イギリスの病院に入院していると報じていた。

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