地域住民と観光客の交差点。人口約2200人の福井県池田町、新施設が誕生

観光客と地域住民の双方が楽しめる同施設は「センターハウス」と「公園エリア」の2エリアから構成されている。観光客と地域住民の「交差点」となり、訪れる人に地域の知られざる魅力との出会いを提供してくれそうだ。

4月27日、福井県池田町に「道のオアシス フォーシーズンテラス」がオープンした。

同施設は「かずら橋」や「ツリーピクニックアドベンチャーいけだ」など多くの観光資源を有する志津原地区にあり、福井県の玄関口でもある一般国道417号沿いに立地している。旅行者および地域住民に「くつろぎの場」を提供することを目的にしており、町内外の施設への波及と地域の観光地域づくりの拠点となることを目指すという。

観光客と地域住民の双方が楽しめる交流の場として、地域の活性化に大きく貢献することが期待される。

人口約2200人、森に囲まれた小さな町

「あたりまえをたやさないまち」を掲げる福井県池田町は、人口2223人(4月末時点)の小さな町だ。

日本の原風景や季節ごとの作物など、日々の中にある細やかな豊かさや幸せを体験できる町としても注目されている。

池田町町長の杉本博文さんは池田町について「人々が共同して暮らす小さな社会だからこそ、 人々が関わりあえる、相互扶助が生きるまちでありたいと願っています」とコメントしている。

観光客と地域住民の「交差点」

道のオアシス フォーシーズンテラス
道のオアシス フォーシーズンテラス
池田町

同施設は、大きく分けて「センターハウス」と「公園エリア」の2エリアから構成されており、日本の原風景が残る環境を活かしながら、情報発信、物産販売、人的交流、道路利用者の休息サービスを提供する。

メインエリアとなる「センターハウス」は、物販・飲食スペースや展望デッキなどが充実しており、利用者の休息をとれる空間になっている。物販スペースには、池田町の農作物を使った加工食品や木工職人が作ったクラフト商品などの特産品が揃っており、飲食スペースでは地元地域の食材を使ったお食事も提供されている。

地元地域の食材を使った食事
地元地域の食材を使った食事
池田町

その隣に位置する「公園エリア」に含まれる「イベントスペース」では、地域のイベントをはじめとした交流の場として活用される予定だ。また、同エリアには、ベンチに座って季節の風景を満喫できる「ウッドデッキ」や、芝生が敷き詰められた「グリーンパーク」など、外遊びやピクニックなどをゆったりと楽しめる空間も充実している。足羽(あすわ)川沿いの遊歩道に降りて散策を楽しむこともできるという。

「道のオアシス フォーシーズンテラス」は今後、観光客と地域住民が交流する「交差点」となり、訪れる人に地域の知られざる魅力との出会いを提供してくれそうだ。 

足羽(あすわ)川
足羽(あすわ)川
池田町

【道のオアシス フォーシーズンテラス】

住所:福井県今立郡池田町志津原15-1

TEL:0778-44-6060 

FAX:0778-44-6500

営業時間(センターハウス):9:00~17:00

※ドリンクメニューは9:00~16:00(ラストオーダー)

※フードメニューは11:00~14:30(ラストオーダー)

※なくなり次第終了

定休日:木曜日(祝日は営業)、年末年始

■管理主体「一般財団法人 いけだ農村観光公社」について

池田町の経済の発展、自然環境との共生並びに池田町民の生活と文化の向上のため、持続可能な観光地域づくりの実現を目的とし設立。地域をつなぐプラットフォーム事業、関係人口づくりのためのマーケティング事業、地域資源を磨き上げるプロデュース事業をはじめ、「道のオアシス フォーシーズンテラス」、「渓流温泉冠荘」、「そばの郷池田屋」の各施設の指定管理者として施設運営など、地域の観光振興の「かじ取り役」を目指す。

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