エッセー「大人の流儀」シリーズなどで知られる作家の伊集院静さんが11月24日、亡くなったとNHKなどが報じた。
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73歳だった。
10月に「肝内胆管がん」を公表
伊集院さんは1950年、山口県防府市に生まれた。
「乳房」で吉川英治文学新人賞、「受け月」で直木賞、「機関車先生」で柴田錬三郎賞、「ごろごろ」で吉川英治文学賞、「ノボさん」で司馬遼太郎賞をそれぞれ受賞している。
地元・山口県を舞台にした自伝的長編小説「海峡」3部作も有名だ。
NHKによると、伊集院さんは2020年にくも膜下出血で倒れたが、復帰した後は週刊誌での連載や新作の発表を続けてきた。
しかし、23年10月に「肝内胆管がんとの診断を受けました」と公式ウェブサイトで公表。
「治療に専念するため、当面の間、執筆作業を休止させていただきます」としていた。
妻で俳優の篠ひろ子さんが11月24日夜、コメントを発表し、伊集院さんが亡くなったことを明らかにしたという。