正社員勤務を希望する女性向け求人情報サイト『エンウィメンズワーク』上で、「仕事の評価」をテーマにアンケートを実施。女性515名から回答を得ました。以下、結果をご報告します。
調査結果 概要
★ 90%が「定期的な評価は大事である」と回答。一方、定期的な評価機会があるのは48%。
★ 評価機会がない方の8割が「評価機会が欲しい」と回答。
★ 評価の満足度を高めるポイントは「給与・賞与への反映」。満足できない理由は「評価基準が曖昧」。
★ 評価を受ける際に気をつけていること、トップ3は「自分の仕事の振り返り」「伝えることをまとめる」「努力の過程を具体的に伝える」。
調査結果 詳細
1:90%が「定期的な評価は大事である」と回答。一方、定期的な評価機会があるのは48%。(図1、図2)
「定期的に仕事の評価を受けることは大事なことだと思いますか?」と伺うと、90%が「思う」と回答しました。一方、「定期的に仕事の評価を受ける機会はありますか?」と伺ったところ、「ある」は、48%に留まりました。
【図1】定期的に仕事の評価を受けることは大事なことだと思いますか?
【図2】定期的に仕事の評価を受ける機会はありますか?
2:評価機会がない方の8割が「評価機会が欲しい」と回答。(図3)
「定期的な評価機会がない」と回答された方に、「仕事の評価を受ける機会が欲しいと思いますか?」と伺ったところ、78%が「思う」と回答しました。
【図3】「定期的な評価機会がない」と回答された方に伺います。仕事の評価を受ける機会が欲しいと思いますか?
3:評価の満足度を高めるポイントは「給与・賞与への反映」。満足できない理由は「評価基準が曖昧」。(図4、図5、図6)
「定期的な評価機会がある」と回答された方に、「自分の仕事への評価に満足していますか?」と伺ったところ、48%が「満足している」と回答しました。満足している理由を伺うと、トップ3は「評価結果が給与や賞与に反映される」 (46%)、「評価者が自分の仕事をよく理解している」(35%)、「適切な目標が設定されている」(28%)でした。
一方、自分の仕事への評価に満足していない方へ理由を伺うと、トップ3は「評価基準が曖昧」(67%)、「評価者が自分の仕事をよく理解していない」(49%)、「評価結果が給与や賞与に反映されない」(46%)でした。
【図4】「定期的な評価機会がある」と回答された方に伺います。自分の仕事への評価に満足していますか?
【図5】 「自分の仕事への評価に満足している」と回答された方に伺います。満足している理由を教えてください。 (複数回答可)
【図6】 「自分の仕事への評価に満足していない」と回答された方に伺います。満足していない理由を教えてください。 (複数回答可)
4: 評価を受ける際に気をつけていること、トップ3は「自分の仕事の振り返り」「伝えることをまとめる」「努力の過程を具体的に伝える」。(図7)
「定期的な評価機会がある」と回答した方に、評価を受ける際に工夫していることや気をつけていることを伺ったところ、トップ3は「自分の仕事を振り返ってから評価に臨む」(43%)、「伝えることを事前にまとめてから評価に臨む」(33%)、「成果だけでなく努力した過程も具体的に伝える」(30%)でした。評価を受けた際のエピソードとして記憶に残っていることも紹介します。
【図7】「定期的な評価機会がある」と回答された方に伺います。評価を受ける際に工夫していること・気をつけていることがあれば教えてください。(複数回答可)
評価を受けた際のエピソードとして記憶に残っていること
<嬉しかったこと>
・営業事務として、営業同士のコミュニケーションが円滑に進むよう間に入り、気を回していました。その行動をきちんと評価してもらえたので、見てもらえていると感じました。(26歳)
・自分は怒られたと感じたことが、上司にとっては期待だったということを知らされて、期待してもらえていることが嬉しく印象に残っている。(29歳)
・自分の仕事量をエクセルでデータ化してプレゼンし、時給をアップしていただけました。(42歳)
<残念だったこと>
・努力の量に関わらず、評価が一律だったこと。頑張っても認められない会社だと感じた。(24歳)
・良くない点だけ指摘され、評価されるための具体的なフィードバックがなかった。(33歳)
・あなたの仕事は数値化しづらいから、目標を立てにくいし、評価もしづらいと言われた。それを評価するのが、上司の仕事では?と思いました。(38歳)
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:『エンウィメンズワーク』を利用するユーザー
■有効回答数:女性515名
■調査期間:2019年11月14日 ~ 12月11日