2018年ゴールデングローブ賞ミュージカル・コメディ部門主演男優賞に『グレイテスト・ショーマン』でノミネートされていたヒュー・ジャックマンだが、賞は『The Disaster Artist(原題)』のジェームズ・フランコに持って行かれてしまった。
壇上でフランコが受賞スピーチをしている間(彼が演じた"史上最低"の映画と言われる『ザ・ルーム』のトミー・ウィソー監督もステージに上がったが、何か話そうとマイクに近づいたところをフランコに遮られた)、カメラはぽかんと口を開けたジャックマンを捉えていた。それは受賞を逃したショックか、フランコのスピーチに困惑していたのか、ウィソーに何も話させなかったのに怒ったか、理由が何であるかはファンの解釈によるだろう。そして、この時のジャックマンの微妙な表情をネタにネットが盛り上がったのだ。
「サーカスミュージカルで主演男優賞を狙ったヒュージャックマンがトミー・ウィソーに扮したジェームズ・フランコに賞をかっさらわれた時のこの表情は、これまでのあらゆるリアクションの中でも最高だ」
「歌って踊って頑張ったけど
史上最低の映画で史上最低の俳優を演じたヤツが受賞した時の表情」
「ゴールデン・グローブ賞をジェームズ・フランコに獲られたヒュー・ジャックマンの反応、2018年、油彩/カンヴァス」
「何てことしやがる、ジェームズ・フランコ。あのヒュー・ジャックマンだって思ってる、『トミーにしゃべらせろ!』って」
「ヒュー・ジャックマンではなくジェームズ・フランコが受賞した時の私。なんで??」
「僕、ヒュー・ジャックマン。ジェームズ・フランコが主演男優賞獲ったのを見てるよ」
このジャックマンの口半開きの表情は、2015年のクリッシー・テイゲンの半泣き半笑いの微妙な表情、2016年レディー・ガガに眉ピクしたレオナルド・ディカプリオに続くゴールデングローブ賞における2018年のベスト・リアクションとなった。ジャックマンは、これで一応何か獲ったと言えるかもしれない。
■参照リンク
(2018年1月11日AOLニュースより転載)