この記事は2020年12月14日に掲載した記事です
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今回は、ヒーターで水を加熱し、蒸発させて加湿する「スチーム式(加熱式)」の加湿器を紹介します。
まずは、気になるスチーム式のメリットやデメリットをまとめました。超音波式や気化式、ハイブリッド式と比較して解説します。
スチーム式加湿器のメリット・デメリット
スチーム式加湿器のメリット
他に比べて、加湿力が高い製品が多いため、しっかり部屋を加湿したい方は、スチーム式がおすすめ。
また、お手入れが簡単なのも大きなメリットです。ヒーターで水を加熱して煮沸させるため、比較的雑菌が発生しにくく、清潔に使うことができます。
また、気化式と違い、フィルターのない製品が多いため、タンクや噴出口のお手入れのみで済むのも嬉しいポイント。
スチーム式加湿器のデメリット
デメリットは、電気代が高くなること。気になる方は、無駄な加湿をしないよう、自動調整機能のあるスチーム式加湿器がいいでしょう。気化式や超音波式とのハイブリッドタイプを選ぶと電気代を比較的抑えられることも。
加えて、噴出口が熱くなるので、赤ちゃんや子どもがいる部屋で使用する場合は注意が必要です。チャイルドロックのあるタイプを選ぶ、設置場所を工夫するなど配慮が必要です。
スチーム式加湿器の選び方
ポイント1. 適用床面積をチェック
加湿器には適用床面積があり、「木造和室6畳、プレハブ洋室10畳」などの記載があります。使用する場所の畳数にあっているかを確認しましょう。しっかり加湿したい場合は、少し広めの適用床面積のものを選ぶのがおすすめです。
ポイント2. 静かさも重視するなら、35dB以下がおすすめ
寝室や仕事中にデスクで使用する際に気になるのが静音性。静音モードのあるものや、運転時の音が35dB以下の製品を選ぶとよいでしょう。
ポイント3. タンクは給水・お手入れがしやすいものを
上から給水できるタンクなら、ポットなどに水を汲んでいれるだけなので、追加が楽ちん。タンクが広口のタイプはお手入れもしやすいのも◎
ポイント4. 赤ちゃん・子ども部屋にはチャイルドロック
噴出口が熱くなるスチーム式は、特に子どもがいる部屋では使用時に気を付けたいところ。誤って操作できないよう、チャイルドロック機能があるものを選びましょう。また、転倒してもお湯がこぼれないような工夫がしてある製品や、ハイブリッド式などの噴出口が熱くならないタイプもおすすめです。
おすすめ人気スチーム式加湿器1 1選
ここからはおすすめのスチーム式を厳選して11つ紹介します。生活スタイルや用途に合わせて、ぴったりな一台を見つけてみてくださいね。
定番メーカーの人気スチーム式加湿器
まずは象印やアイリスオーヤマなど、加湿器の定番メーカーの加湿器をチェック。シンプルな設計で、使い勝手のいい人気製品を集めました。
パワフルな象印らしいポット型の加湿器。加湿力が高く、お手入れもしやすいと人気の製品です。自動で湿度を3段階で調整し、快適な湿度に保ってくれます。チャイルドロックつきで、転倒してもお湯が漏れにくいので、子どもがいる部屋にもおすすめ。
加湿:3.0ml/h/適応床面積:木造和室8畳・プレハブ洋室13畳/タンク容量:3.0L/連続加湿時間:6時間(弱:27時間)/消費電力: 985W/幅31×奥行28×高さ28 cm/3.15kg
コンパクトなスチーム式加湿器。デスクや枕元など、身の回りを加湿したい時にぴったり。0.8kgと軽量なので、移動も楽々です。カラーは4色展開。
適応床面積:木造和室3畳・プレハブ用室2畳/加湿量 120mL/タンク容量1.3L/連続加湿時間:11時間/消費電力:100W/幅26.1 x奥行 23.5 x 高さ15.6 cm/1.06 kg/プレハブ3畳/アロマ対応
シンプルな機能のスチーム式加湿器。コンパクトなサイズ感ながら、6~9畳対応。一人暮らしのお部屋にもぴったりの加湿器です。
適用床面積:木造和室6畳・プレハブ用室9畳/加湿量360ml/h/タンク容量:約2.5L/連続使用時間約7時間/消費電力270W/幅27.5×奥行21×高さ27cm/1.6kg
小型のスチーム式加湿器
デスクや、枕元など、身のまわりをしっかり加湿したい人は、小型のスチーム式加湿器がおすすめ。ただし、スチーム式はやや大きいタイプが多いため、さらに小型の製品が欲しい方は、超音波式や気化式の加湿器も探してみてください。
しずく型が特徴のおしゃれなスチーム式加湿器。直径20cmのコンパクトなサイズで、デスクや枕元などにぴったり。優しく光るLEDライト搭載で、間接照明としても活躍します。カラーは、ホワイトとミントグリーンの2色展開。
加湿量:120ml/h/タンク容量:1.2L/連続加湿時間:9時間/消費電力:110W/直径20.0×高さ21.5cm/0.93kg/アロマ対応
小型ながらしっかり加湿してくれる加湿器。スリムでシンプルなデザインは、インテリアにも馴染みやすそう。アロマオイルを使えるアロマポット付きで、デスクワーク中も自分の好きな香りを楽しめます。カラーは、2色展開。
適応床面積:木造和室約3畳・プレハブ洋室約6畳/加湿量:200ml/h/タンク容量:800mL/連続加湿時間:約4時間/消費電力:160W/幅12×奥行21.5×高さ20cm/重量0.86kg/アロマ対応
ペットボトルを使用するスチーム式加湿器。定期的に新しいペットボトルに変えることで清潔に使うことができます。タンクのお手入れが面倒な方にもおすすめ。
適用床面積:木造和室:3畳・プレハブ洋室:6畳/タンク容量:市販のペットボトル500ml/連続使用時間:約2.5時間/消費電力:150W/幅11.5×奥行17×高さ20cm/0.7kg
大容量のスチーム式加湿器、リビングなどに
4.5Lの大容量タンクで、洋室約19畳に対応する加湿器。パワフルながら、コンパクトなサイズも嬉しい。湿度コントロール機能や、オフタイマー、チャイルドロックなど、欲しい機能がしっかりついている加湿器です。
適用床面積:木造和室12畳・プレハブ洋室19畳/加湿能力:700ml/h/タンク容量約4.5L/連続加湿時間:パワフル 6時間・加湿 12時間/消費電力:パワフル 550W・加湿275W/幅250×奥行200×高さ330mm/2.4kg
空気清浄機能もついたスチーム式加湿器。節電・標準・うるおいの3モードを搭載し、無駄なく加湿できます。
HEPA集塵フィルターは花粉やカビ菌を、活性炭フィルターは料理やペット臭などを除去。高機能ながら、床面積はおよそA4サイズとコンパクトサイズ。
適応床面積:木造和室5畳・プレハブ洋室8畳/加湿量:300ml/h/タンク容量約2L/連続加湿時間6.6時間/消費電力288W/幅29.7×奥行き24.7×高さ49.7cm/5kg/静音モードあり
電気代が気になる方には、ハイブリッド加湿器がおすすめ
スチーム式で気になるのは電気代。超音波式や気化式とのハイブリッドなら、電気代を抑えることが期待できます。
温度と湿度がデジタル表示されるハイブリッド式加湿器。タッチパネルのほか、リモコン操作可能。電気代が気になるときは、超音波式のみ切替える節電モード付き。インテリアに馴染む木目調のタイプもおしゃれ!
ハイブリッド式/適応床面積:木造和室6畳・プレハブ洋室10畳/加湿量:350ml/タンク容量:4.5L/連続加湿時間: 12時間/消費電力: 40W/幅23×奥行16.5×高さ31.2cm/1.9kg/アロマ対応/静音
プラズマクラスター搭載で、加湿できる気化式とのハイブリッド加湿器。Ag+イオンカートリッジ付きで、水中の菌を抑制。綺麗な水で加湿することができます。また、上からも給水できるタイプで、水の追加しやすい設計です。
ハイブリッド式/適用床面積:木造和室9畳・プレハブ洋室15畳/加湿量550ml/h//タンク容量:4.0L/連続加湿時間:7.2時間/消費電力190W/幅27.2×奥行×22×高さ45.5cm/5.2kg/静音モードあり
スタイリッシュな気化式とのハイブリッド加湿器。Wセンサーで湿度と温度を測定し、自動で加湿量をコントロールします。BIOフィルターが、細菌やウイルスを抑制してくれるので、雑菌が気になる気化式でも清潔に使うことができます。
ハイブリッド式/適応床面積:木造和室6畳・プレハブ洋室10畳/加湿量:350ml/h/タンク容量:2.8L/連続加湿時間:8時間/消費電力:250W/幅22×奥行26.7×高さ24.5cm/3kg/静音
スチーム式加湿器の掃除方法
雑菌やカビが比較的発生しにくいと言われるスチーム式加湿器ですが、噴出口に白い粉がついたり、水垢でタンクが白く汚れてしまったりします。綺麗に使い続けるためには、月に1回程度、クエン酸でお手入れをしましょう。
お手入れ方法は、
①加湿器のタンクが浸るほどの容器に、お湯とクエン酸を入れ、30分ほどつけ置き
②汚れが目立つ部分は歯ブラシなどで擦り、水で洗い流します。
製品によっては、クエン酸を入れて運転することで掃除ができるタイプもあります。
超音波式とのハイブリッドタイプは、クエン酸が使えないことが多いので、説明書をよく確認してからおこなってください。
加湿器の置き場所のポイント
加湿された空気が全体に行き渡るように、エアコンなどの風が通る場所がおすすめです。
ただし、自動運転のセンサーがあるタイプは、室温と温度差があると正しく反応しないため、エアコンの風が直接当たる場所は避けましょう。床や、窓際など温度が低くなりがちな場所も避けるのが◎。
加湿器で、乾燥対策!
今回は、加湿力およびお手入れが簡単なスチーム式の加湿器を紹介しました。デスクで使える卓上タイプや、リビングなどで使う大容量タイプ、そして多様な機能付きなど、種類は様々。ご自身の生活にあった加湿器を選んでみてくださいね。