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平日の疲れを癒す週末、部屋でのんびり漫画を読んで過ごすのはいかがですか?
年間50作品以上の漫画を読み、学生時代には漫画をテーマに論文を書いた“超”漫画好きの筆者のおすすめ作品を紹介します。
※数字はランキングではありません
日露戦争を生き抜いた主人公、「不死身の杉元」こと杉元は、かつてアイヌが隠した莫大な埋蔵金の手がかりを掴みます。そこで出会ったのがアイヌの少女、アシㇼパ。2人を待っていたのは埋蔵金をめぐるサバイバルでした。
熱いバトルがメインかと思いきや、笑えるシーンも満載。かと思えば悲しい歴史や登場人物の心に触れるシリアスなシーンも。変わり続ける展開にのめりこんでしまう作品です。
2021年にはTVドラマ化もされた『ハコヅメ』は、原作漫画も本当に面白いです。
警察官のカッコいい仕事っぷり、そして職業あるある(?)がリアルに描かれています。作者の泰三子さんは元警察官らしく、一つひとつの描写に「やっぱり…」と納得しました。
主人公の川合と上司の藤部長が職場(を含む世の中)の女性差別に立ち向かっていく姿、そしてその中で生まれるシスターフッドも筆者の推しポイントです。
先日、アニメ化も発表された長きにわたって愛され続ける大人気作品。
仲間を救うためダンジョンに入ったものの、ドラゴンに襲われてお金と食糧を失った主人公たち。そこで彼らが考えたのは、なんとダンジョンのモンスターを食べること!
様々なモンスターと戦い、料理をしながら旅は続きます。冒険ファンタジーとしてもおもしろいのですが、モンスター料理を見ているとなぜかお腹が空いてくる…。最新刊もとてもおもしろかったので、未読の方はぜひ。
進学校に通うために地方から上京してきた高校生、みつみ。成績優秀な彼女ですが、人付き合いは少し苦手。慣れない都会での高校生活に戸惑いながらも、周りの生徒たちの優しさに助けられて学生生活を過ごします。
登場人物はそれぞれ個性的で、不思議と共感できるエピソードばかり。学校嫌いだった筆者も、なんだか学校で過ごした時間が懐かしくなりました。
不器用ながらまっすぐな主人公みつみと接し、周り生徒たちが変わっていくところも注目。劇的な作品ではないけれど、そこが良いんです。
定番人気の『女の園の星』もやはり外せません。女子校に勤める星先生と同僚の小林先生、そして個性的な生徒たちが繰り広げるギャグ漫画です。
学園もののギャグ漫画はたくさんありますが、ここまで解像度の高い「女子校あるある」はなかなか見ない気がします。先生に変なあだ名をつける(だいたいバレてる)とか、先生のシールを勝手に作るとか、授業中にスルメ食べるとか...。全3巻と多くないので、週末の一気読みにもおすすめです。
両親を突然亡くし、親戚中をたらい回しにされてきた高校生・朝。彼女を引き取ったのは小説家の叔母・槙生でした。明るくて純朴、社交的な朝と、とにかく人付き合いが苦手で不器用な槙生。正反対な2人の共同生活を描きます。
エピソードごとにテーマがあり、丁寧に丁寧に読みたい作品。心のどこかで両親の死をずっと受け入れられずにいた朝へ、槙生が伝えた「あなたの寂しさはあなただけのもの」「誰もがその人だけの孤独を抱えている」というメッセージはコロナ禍で「ひとり」を強く感じる今だから深く刺さりました。
また、ジェンダーによる差別など身近に感じざるを得ないテーマも多く描かれていて深く心に残る作品です。
Netflixでドラマ化もされ、一躍話題になった作品。原作漫画は柔らかい雰囲気の絵柄がストーリーの甘酸っぱさを際立てます。
舞台はイギリスの男子校。いじめを受けた経験から引っ込み思案な主人公・チャーリーと、ラグビー部の人気者・ニックは隣の席に座ったことがきっかけで心を許せる親友になっていきます。そして、いつしか2人は惹かれあうように…。
2人の、お互いを大切に思い合うピュアな関係性が本当に温かくて愛おしい。チャーリーとニックだけではなく、多様なセクシュアリティの人物がたくさん登場する本作。彼らに対する差別や偏見は確かにあれど、違いを尊重する家族や友人の頼もしさに希望をもらえる作品です。
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※この記事は、BuzzFeed Japanで掲載した記事を再編集したものです。