この記事は2023年1月18日に掲載した記事です
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離乳食作りをスタートするママ・パパなら「ハンドブレンダーがあると離乳食作りが楽」と聞いたことがある方も少なくないはず。
しかし、これまでハンドブレンダーを使ったことがなく「ミキサーやフードプロセッサーと何が違うの?」「いつからいつまで使えるものなの?」「おすすめのハンドブレンダーは?」と疑問を抱いている方もいるでしょう。
ハンドブレンダーは、離乳食作りのどんな場面で重宝するのでしょうか。混同されがちなミキサーやフードプロセッサーとの違いも解説します。
離乳食作りにハンドブレンダーが必要な理由
ハンドブレンダーは、回転する軸に付いた刃でボウルや鍋などに入れた食材をかき混ぜて調理するキッチン家電。先端のアタッチメントを付け替えることで、「混ぜる」「すりつぶす」「刻む」「泡立てる」などさまざまな調理を手軽に行うことができます。
そんなハンドブレンダーは、食材をペースト状やみじん切りにする機会の多い離乳食作りにもおすすめ。
「そろそろ我が子の離乳食をスタートさせたい」と考える多くのママ・パパが、最初にチェックする道具の一つがハンドブレンダーと言ってもいいでしょう。
離乳食は、生後5~6か月ごろの初期、7~8か月ごろの中期、9~11か月ごろの後期の3段階に分けられ、使う食材や調理のポイントが異なります。
初期は、おかゆや野菜、豆腐などをドロドロとしたペースト状にします。そのため、具材を切ったり、茹でたり、すりこぎとすり鉢で潰して茶こしなどで裏ごししたりと、大変手間がかかります。毎日の育児・家事や仕事で忙しいママ・パパにとっては、とても負担の大きい作業です。
ハンドブレンダーを使えば、茹でた食材をそのままペースト状にできます。多くの食材で裏ごしも不要なので、調理の手間を圧倒的に軽減できるのです。すりこぎなどがあれば調理自体は可能なため、「ハンドブレンダーは離乳食作りに絶対に必要な道具」とは言いきれませんが、あれば重宝するでしょう。
ハンドブレンダーはいつまで使う?
離乳食中期では、食材を舌で潰せるくらいの固さに、後期では歯ぐきで潰せるくらいの固さに調理します。ドロドロにする初期とは違い、ある程度粒を残す必要があるため「中期や後期の離乳食作りにはハンドブレンダーはいらない・使わない」と考える方もいるようです。
しかし、刃の回転スピードを調節できるハンドブレンダーなら、食材の粒をある程度残した調理が可能です。
また、ハンドブレンダーには「チョッパー」と呼ばれるアタッチメントが付属していることがほとんど。このチョッパーを使えば、中期・後期離乳食で登場する「みじん切り」や「粗みじん」などの調理も楽々完了!ぜひ上手に活用したいものです。
子どものアレルギーや成長段階、好みに合わせて離乳食を作る作業には、想像以上に時間と労力がかかります。せっかく苦労して作った離乳食を食べてもらえず、落胆することもあるでしょう。調理の負担をグッと減らせるハンドブレンダーを取り入れて、少しでも時間的・精神的余裕を持てるよう工夫してみてはいかがでしょうか。
ミキサーやフードプロセッサーとの違いは?
ミキサーやフードプロセッサー、ジューサーと混同されがちなハンドブレンダー。それぞれどんな特徴があり、どんな用途に適しているのでしょうか。
●ミキサー
容器に設置された刃で、容器内の食材をかき混ぜる調理家電。短時間で多くの食材をペースト状・液状にできます。ハンドブレンダーのように手に持って使う「ハンドミキサー」もあります。
ブレンダーとの違いは、食材を潰したり刻んだりはできないところ。あくまで「かき混ぜてドロドロにする」調理に特化した家電です。
●フードプロセッサー
容器内の食材を細かく切り刻める調理家電。食材をみじん切りにできるほか、より細かいペースト状にすることもできます。
フードプロセッサーは、ミキサーに比べて容器が浅めで開口部が広いのが特徴。魚や肉などの大きな食材を入れやすく、すり身やミンチを簡単に作れます。食材の粒が残るので、中期~後期離乳食作りにも使用できます。
●ジューサー
果物や野菜を絞ってジュースを作れる調理家電。繊維質を細かく砕いてスムージーを作るミキサーとは異なり、繊維質と水分を分離するのでサラッとしたジュースを作ることができます。
ハンドブレンダーはジューサーのように食材の水分を絞ることはできませんが、ミキサーのように食材をペースト状にできるうえ、チョッパーを取り付ければフードプロセッサーのように細かく切り刻むこともできます。ハンドブレンダーが一台あれば、わざわざミキサーやフードプロセッサーを別途購入する必要はないと言ってもいいかもしれません。もちろん、離乳食作りだけでなく、それ以外の調理においても幅広い場面で活躍します。
ハンドブレンダーは種類もさまざま。離乳食作りにはどのようなものが適しているのでしょうか。選ぶ際に注目したいポイントをご紹介します。
ハンドブレンダーを選ぶポイント1. 機能
離乳食作りに役立つハンドブレンダーを選びたいときは、次のような機能が備わっているかをチェックするのがおすすめ。
おすすめ機能1. スピード調節機能
ハンドブレンダーには、回転スピードを調節できる機能が搭載されているものがあります。月齢や進み具合に応じて食材の固さを変える必要がある離乳食作りにおいては、この機能が非常に役立ちます。価格は比較的上がる傾向にありますが、スピード調節機能が搭載されたハンドブレンダーがおすすめです。
おすすめ機能2. チャイルドロック
ハンドブレンダーは容器の中に刃が納まっているミキサー等とは異なり、刃が外側にむき出しになっています。子どもが勝手に触り、作動してしまうとケガをする恐れも。安全性の高さを追求するなら、チャイルドロック機能が搭載されたハンドブレンダーがおすすめです。
おすすめ機能3. 静音性
赤ちゃんがお昼寝しているうちに離乳食を作ることが多いなら、「静音モード」「サイレントモード」などの機能が搭載されているハンドブレンダーがおすすめ。
こうした機能が搭載されていなくても、動作音が静かなハンドブレンダーもあります。購入の際は、記載されている動作音が60db(一般的にうるさく感じられる音の大きさ)未満であるかどうかを確認しておきましょう。
ハンドブレンダーを選ぶポイント2. アタッチメント
ハンドブレンダーは、付属するアタッチメント次第で使える場面がグッと増えます。みじん切りが簡単にできる「チョッパー」は、中期~後期離乳食作りにおすすめ。人参などの野菜を小さめの角切りにし、10秒程度スイッチを押すとみじん切りが完了します。
「泡立て器」は生クリームやメレンゲを泡立てるのに最適のアタッチメント。ブレンダーをお菓子作りにも使いたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
ハンドブレンダーを選ぶポイント3. コードの長さや有無
多くのハンドブレンダーには電源コードが付いています。そのため、使用場所からコンセントに届くだけのコードの長さがあるかどうかは確認したいポイントです。
コードがあるのが煩わしく感じる方にはコードレスタイプもおすすめ。ただし、余裕を持って作業できるよう必ず充電時間を確かめておきましょう。
ハンドブレンダーを選ぶポイント4. 手入れのしやすさ
赤ちゃんに食べさせる離乳食を作るとなると、お手入れのしやすさも気になるポイントですよね。ハンドブレンダーは洗剤入りの水を入れた容器の中で回転することで洗浄できますが、汚れ残りが気になる方は、刃が取り外し可能で洗いやすいものがおすすめです。
使用したのはティファールの「ハンドブレンダー ベビーマルチ」です。
小さめサイズの離乳食ブレンダー
通常のブレンダー(直径5cm程度)に加え、その3分の2ほどのサイズの離乳食ブレンダーが付属しています。
通常ブレンダーと離乳食ブレンダーで、調理後の食材を比較していきます。
その差は歴然!
通常のブレンダーではニンジンのかたまりが残ってしまいましたが、離乳食ブレンダーだとなめらかなペースト状になりました。
少量でもしっかりペースト
ブロッコリー3カケを離乳食ブレンダーにかけてみました。
こんなに少しの量なのに、しっかりとした滑らかさが出せるのは離乳食専用ならではですね。「ハンドブレンダー ベビーマルチ」、かなりおすすめです。
離乳食作りにおすすめのハンドブレンダー10点を、スペック比較表と併せて紹介します。ハンドブレンダーの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
BRAUNのハンドブレンダーは、パワフルな高速回転はもちろん、低速やパルスモードも選べるスピード調節機能を搭載しています。中期~後期離乳食にも対応可能です。
手の動きに合わせシャフトが上下に伸縮する造りで、手元に負担がかかりにくく、硬い食材も素早く均一につぶしたり混ぜたりできます。スイッチが突出しているタイプなので、作動中にボタンを指で押し込む負担が少なく、手が疲れにくいのも特徴です。
パナソニックのハンドブレンダーは、チョッパーと泡立て器のアタッチメントが付属しており、「つぶす」「混ぜる」「刻む」「泡立てる」の4種類の調理が可能。ダイヤルの操作で回転スピードを調節できます。
スムージーからスープ、おやつ、おかず、デザートまで幅広いレシピを紹介するレシピブック付き。赤ちゃんの成長に合わせた離乳食レシピも掲載されているので、レパートリーを広げたい方にもおすすめです。
BRUNOのハンドブレンダーは、「つぶす」「混ぜる」「刻む」「泡立てる」「砕く」の5役を1台で担います。リーズナブルな価格とおしゃれなルックスで、出産祝いや結婚祝いとしても人気の商品です。持ち手が細く、くびれたフォルムなので女性の手にもしっかりフィットします。
クイジナートのハンドブレンダーは、軽量で調理が面倒な10倍がゆも簡単に作れます。専用カップと合わせて使用すれば、少量のペースト作りも楽々。
スピード調節機能搭載で、中期~後期離乳食作りにもおすすめのチョッパーアタッチメント付き。ブレンダーの刃は取り外すことができ丸洗いも可能です。
レビューでも紹介したティファールの「ハンドブレンダー ベビーマルチ」は、「離乳食作り」「つぶす・混ぜる」「切る・刻む」「泡立てる」が可能な、離乳食作りに特化したハンドブレンダー。
食材の固さや量など離乳食の進め方がわかる情報と35種類の離乳食レシピが掲載されたオリジナルレシピブックが付属するので、毎日のメニューに困りません。専用カップ付きで、離乳食初期に必要な少量(50ml程度)のペーストもムラなく作ることができます。
テスコムのコードレスハンドブレンダー。充電式なのでコンセントから離れた場所でも作業できるので、赤ちゃんの様子を見守りながら離乳食作りをしたい方にもおすすめです。
両面おろし刃(粗め・細かめ)のアタッチメントが付いており、大根おろしや長芋のとろろも手早く簡単に作れるので、離乳食作り以外の場面でも重宝します。
ニトリのハンドブレンダーは、「機能はシンプルでいいので、手頃な価格のハンドブレンダーが欲しい」という方におすすめ。「つぶす」「混ぜる」の2種類の調理が可能で、初期離乳食作りに活躍します。コンパクトなサイズと軽量設計で、気軽に使えるアイテムです。
ビタントニオのハンドブレンダーは、470gと軽量でスリムなボディが特徴。くびれフォルムのグリップで持ちやすく、片手で気軽に使えるので、ハンドブレンダー初心者の方にもおすすめです。
ダイヤルを回すだけで8段階スピード調節ができます。低速にすれば作動音を抑えられるため、赤ちゃんが眠っている間の離乳食作りにも最適です。
アタッチメントは専用器具で安全に取り外し可能。付属の専用ケースに保管できるので衛生的です。
レコルトのハンドブレンダーは、レシピや食材、離乳食の進み具合に合わせて回転速度を変えられる、スピード調節機能付き。泡立ての際に使うアタッチメントのダブルビーターは、底面が平らなフラット設計の2枚羽根。効率よく空気を取り込んでメレンゲや生クリームをふわふわに仕上げてくれるので、離乳食作りだけでなくお菓子作りにも重宝します。
おしゃれなデザインと可愛らしいカラーも特徴的。ベビーブルー、ベビーホワイト、ベビーピンクの3色から好みのものを選べます。出産祝いや結婚祝いとしてもおすすめ。
2段階のスピード調節機能搭載のDECOSのハンドブレンダー。「ノーマルモード」では柔らかい食材や飛び散りやすい食材、「ターボモード」では硬い食材を楽々調理できます。
少量の食材もきめ細やかなペースト状にしてくれるので、離乳食作りにも最適。初期~後期まで長く使い続けることができるアイテムです。便利なスパチュラとレシピブック付き。
離乳食作りの負担を大きく軽減できるハンドブレンダー。普段の料理でもさまざまな場面で重宝するアイテムなので、出産祝いや結婚祝い、大切なパートナーへのプレゼントにもおすすめです。機能やアタッチメントをチェックし、ニーズにあった一品をぜひ探してみてくださいね。
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