この記事は2023年1月18日に掲載した記事です
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草刈機とは?
草刈機とは、庭に生える雑草の処理や農園の手入れなどに役立つ園芸用機器。刈払機とも呼ばれています。
芝を刈った上で均一な長さに整える「芝刈機」と違い、草刈機は草を短く刈ることに特化した機械です。
草刈機には、背負うタイプや両手で操作するタイプなどいくつか種類があります。
選ぶ際のポイントは主に「動力」「ハンドル」「刃」の3つです。それぞれ詳しく解説するので、草刈機の購入の際に参考にしてください。
草刈機の選び方
草刈機の選び方を「動力」「ハンドル」「刃」に分けて解説します。
動力別
草刈機の動力は「電動式」「充電式」「エンジン式」の3つ。
電動式は、電源につないで使用するタイプです。近くに電源があり、長時間使用する場合におすすめ。常に一定の出力が期待できます。バッテリーがついていないので比較的軽量で、女性も扱いやすいでしょう。
充電式は、電源確保が難しい場所でも草刈りできるタイプ。バッテリー残量によって出力が変わるので、長時間草刈りをするなら稼働時間が長いものがおすすめ。予備バッテリーも準備しておくと安心です。
エンジン式は、ガソリンなどの燃料で動くタイプ。電動式、充電式と比較してパワーがあります。一方で燃料の補給やメンテナンスが必要で、畑や山林の大がかりな草刈りをしたい方におすすめです。
ハンドルのタイプ
ハンドルは、主に「両手ハンドル」「ループハンドル」「ツーグリップハンドル」の3つ。
両手ハンドルは、さおについたU字ハンドルを両手で握るタイプ。安定性と横向きの動きに優れています。さおとハンドルの間に距離があるため振動が少なく、取り回しも簡単。平地での使用がおすすめです。
ループハンドルは、さおにループ状のハンドルがついたタイプ。片手で握って動かせます。傾斜がきつい場所でもスムーズに草刈りができ、両手ハンドルのように姿勢を固定する必要がありません。
ツーグリップハンドルは、さおについた2ヶ所のグリップを握るタイプ。細かい作業がしやすいです。一方で手に伝わる振動が比較的大きく、肩や腕への負担を考えると、狭い範囲での仕上げなどに適しています。
刃のタイプ
刃の種類は「チップソー」「金属刃」「ナイロンコード」「樹脂刃」の4つ。
チップソーは、アルミやステンレスなど硬い素材でできた円盤状の刃。
回転運動で草を刈ります。鉄では研げないほど刃が硬いので、ほとんどの草に対応できますが、定期的な刃の交換が必要です。
金属刃は、2枚〜10枚程度の刃がついたタイプ。
刃の数によって適した場所が異なります。刃が少ない場合は、草がまばらで広範囲な場所、多い場合は、草が密集した場所に適しています。硬い物にぶつかると跳ね返る可能性があるため、障害物の多い場所での草刈りには注意が必要です。研ぎ直すと切れ味が戻るため、何度でも使用できます。
ナイロンコードは、高速回転するナイロン製コードで刈り取るタイプ。
コンクリートなどにぶつかっても跳ね返りが少なく、刃が欠けたり火花が散ったりしないため、安全面が気になる草刈機初心者にもおすすめです。柔らかい草に適しています。
樹脂刃は、樹脂でできたプロペラ状の刃。
ナイロンコードと同じく障害物にぶつかっても跳ね返りが少なく、軽量です。刃の交換時は消耗した部分だけを交換できます。
草刈機おすすめ15選
草刈機のおすすめを「電動式」「充電式」「エンジン式」に分けて紹介します。
草刈機のおすすめ:電動式5選
京セラの電動式草刈機は、金属8枚刃のループハンドルタイプ。キワ刈りに便利なガード付きで、刈込力の高い新型モーターを採用しています。肩掛けバンドもついているので草刈り時の負担を減らせます。
山善の電動式草刈機は、金属刃と樹脂刃の2way仕様で、太い草も壁のキワに生えた草も刈ることができます。本体は2つに分解できるため、収納時や持ち運ぶ際に便利です。10mの延長コード付き。
マキタの電動式草刈機は、ワンタッチでさおの長さを24cm幅で調節できます。また、ループハンドルは、使いやすい角度・位置に取付け可能。刃はナイロンコードですが、中央のスプ-ル先端部分は金属でできており、摩耗耐久性が高いのが特徴です。
HiKOKI(ハイコーキ)の電動式草刈機は、さおの長さを12段階調節できます。オフロックボタンを押さないとスイッチ(ON)できない仕様で、安全面にも配慮されています。
ナイロンコードの送り出しも先端を地面に軽くつけるだけでできるので、初めて草刈機を使う方も扱いやすいでしょう。
ボッシュの電動草刈機は、1.9kgと軽量、補助ハンドルは角度調整ができるので、安定した姿勢で草刈りできます。モーターが小型ながらパワフルなのもポイント。不意の誤作動を防ぐ安全ロックスイッチ付きです。
草刈機のおすすめ:充電式5選
マキタの充電式草刈機は、1回の充電で約1時間20分(高速の場合)も草刈りができる高出力アイテム。手元の操作部で「楽々モード」に設定すれば草の密度によって自動変速するので、騒音を抑えて省エネ効果も。刃の交換も簡単なので、使い勝手重視の方におすすめです。
アイリスオーヤマの充電式草刈機は、使用者や使用場所に合わせて、長さや角度を調節できます。連続使用は50分。フロントガードと安全カバーが付きで安全面に配慮されています。軽量でコードレスなので小回りが利き、壁際などでも気軽に使えます。女性にもおすすめです。
ケルヒャーの充電式草刈機は、高速回転のコードで伸びた草をカットしつつも、障害物は傷つけずに草刈りできます。連続使用は30分。角度や向きも変更でき、キワ刈りや、植木の切り込みもできます。花や植物を傷つけないプラントプロテクター付き。
ボッシュの充電式草刈機は、ヘッドの角度を切り替えれば、腰をかがめることなくキワ刈りができます。連続使用は40分。2.1kgと軽量で、組み立てが簡単なのも嬉しいポイント。メインスイッチは、オン・オフの切替がしやすいように大きめに作られています。
ONESTEP(ワンステップ)の充電式草刈機は、ナイロンブレード、スチールブレード、チップソーの3種類の刃が使えるため、さまざまな硬さの草に対応できます。連続使用は45分で、バッテリーが2個ついてきます。さおは、90~120cmの間で伸縮するので、身長に合わせて調節可能。折りたたんで収納できます。
草刈機のおすすめ:エンジン式5選
共立ECHO(エコー)のエンジン式草刈機は、平地などで大きく振って使える両手ハンドルタイプ。庭先や空き地の草刈りに便利です。
ハスクバーナ・ゼノアのエンジン式草刈機は、両手ハンドルで肩掛けができるタイプ。新型の燃料供給装置を搭載しているため、ハイパワーで草刈りできます。安全を確保するスロットルレバー付き。
マキタのエンジン式草刈機は、女性も楽にスタータロープを引くことできます。連続使用は60分、ガソリン残量も確認しやすいです。排気音が静かなので、住宅地でも使いやすいのが嬉しいポイント。
工進のエンジン式草刈機は、手押し車付きで疲れにくいタイプ。タイヤも大きく多少地面がでこぼこしていても安定して草刈りできます。工具不要で折りたためるのでコンパクトに収納可能です。
京セラのエンジン式草刈機は、レバーの握り具合でエンジンの回転数を変えることができます。安定感のある両手ハンドルタイプで、山林の下草刈りなど、平地の広い範囲を草刈りをしたい方におすすめです。
※草刈機を使用するときは、ヘルメットや保護メガネ、防振手袋などの保護具を必ず装着し、事前に機器の点検を行ってください。また、作業前に周囲の石や枝など硬い異物を除去し、半径15m以内に人がいないかどうかも確認しましょう。
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