ハフコレ編集部

食ロス削減!楽天で大人気「訳あり野菜の福袋」を食べてみた

楽天市場の平均評価は4.5以上。6200件以上の口コミが寄せられている「訳あり野菜セット」を実際に頼んでみました。いつもの食事が食品ロスの削減につながるかも...!

近年よく耳にする「食品ロス」。美味しく食べられる食材が、ちょっとした傷や不揃いなどの理由から販売されなかったり、廃棄されたりしています。

とてももったいないですよね。

食品ロスを減らすために、何かできることはないかと探していたところ、楽天市場で「和ちゃんのアウトレット 訳あり福袋」という商品を見つけました。

味に問題はない野菜を「食べて応援しよう」という取り組みだそう。

6200件以上の口コミが寄せられている大人気セットで、平均評価は★4.5以上。内容は「届いてからのお楽しみ」とのこと。

今回は、「和ちゃんのアウトレット 訳あり福袋」を実際に食べてみました。

届いたセット内容がこちら!  

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今回のセット内容は以下の品目。

・ブロッコリー

・カリフラワー

・レタス  

・キャベツ

・にんじん

・大根

・葉玉ねぎ

・しめじ

・トマト

・スティックセニョール

・小松菜

・ほうれん草

・菜の花

・春菊

・えんどう豆 

・八朔

・白菜の漬物

商品ページには13~15品と記載されていたのですが、なんと17種類も入っていました!結構なボリュームです。

これだけの量の野菜が家に直接届くのは嬉しいです。

仕事や介護、子育てなど、忙しくてなかなか買い物に行けない方にも心強そう!

葉物野菜がたくさん! 

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筆者の家の近所にある小さなスーパーでは中々見かけない、菜の花や春菊なども入っていました。冷凍保存ができる葉物野菜は、急いで調理する必要がないため使いやすいです!

気になる「訳あり野菜」の鮮度は?

 「訳あり野菜が入る場合があります」と商品ページに記載があったのですが、普段スーパーで買うものとあまり変わらない印象でした。

強いて言うなら、トマトの傷の周辺が少し傷んでいる 🍅

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葉玉ねぎに少し傷がある 🧅

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レタスの芯が変色している🥬

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これで訳あり?と思ってしまうものばかりなのですが、それもそのはず。

「生産や収穫時期、また選別や洗浄等の工程で、傷ができたり、不揃いではじかれたりしたもの」と商品ページに記載がありました。

傷や不揃いにより店頭に並ばないだけで、味はなんら変わらないようです。

今回のトマトも食べられないほどの傷みではなく、他の野菜も特に問題はありませんでした。もちろん、鮮度も大満足です!

和ちゃんのアウトレット 訳あり福袋」のセット内容は、全てプロが厳選しているそう。まれに初期の小さな傷が、到着時に悪化している(傷んでいる)こともあると説明書きがありました。

訳あり野菜で料理してみた

ほうれん草のポタージュ、お浸しに温野菜など、色々な料理を作ってみました 👨‍🍳

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特に美味しかったのが、春菊の天麩羅!

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11月から2月が旬というだけあって、瑞々しさ、独特の苦味が最高でした。

普段自分ではあまり買わない野菜が入っているのも、福袋ならでは。

えんどう豆はシンプルに豚肉ともやしの炒め物に。

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プチっとした食感にハマり、リピートしようと思います!

残念だったポイント

唯一、残念だったのがビニール包装。 
写真のように、ほとんどの野菜がビニールで包装されていました。

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丁寧な包装に農家さんの優しさを感じる一方、ビニールゴミが出てしまうのが個人的に気になるポイントでした。

新聞紙などの紙の包装にすれば、さらに魅力的なセットになるように感じます。

「和ちゃんのアウトレット 訳あり福袋」はこんな人におすすめ!

鮮度も味も大満足の「和ちゃんのアウトレット 訳あり福袋」。

ボリューム感も充分ありましたが、値段を考えるとちょっぴり高く感じました。

しかし、農家さんが厳選した野菜を楽しめる点は大きなメリット。

「買い物に行く時間がない」「重くてかさばる野菜を持って帰るのは大変」「旬の野菜を食べたい」「食品ロスの削減に貢献したい」という方におすすめです。

野菜がたくさん入っているので家族世帯にもピッタリです。

日本の食品ロス、5割は野菜?!

食品ロスとは「食べられるのに、捨てられている食品」のこと。

ondacaracola photography via Getty Images

日本の食品ロスは、年間で約646万トン(H27年度農林水産省推計)、一人当たり、約48kgだそう。これは、国連世界食糧計画(WFP)の食品援助量の約2倍に相当します。

日本の食品ロスは、規格外野菜(※)が5割を占めています。

※規格外野菜とは、市場で定められた規格(大きさや色、形、品質にあてはまらない野菜のこと。

これらの野菜が、お店に並ぶことなく廃棄処分されてしまう背景には、「流通をスムーズにする」「流通量を制限し、野菜自体の市場価値を保つ」というサプライチェーン視点の理由の他に「生活者に選ばれやすい」という理由があるそうです。

改めて考えたい。「食品ロス」が深刻な理由

現在、世界で飢餓に苦しんでいる人口は約8億人。

2050年には、世界人口の増加により、飢餓に苦しむ人口は約20億人(現在の2.5倍)に達すると言われています。

外務省

SDGsつくる責任つかう責任には、

小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる」
廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する」

などの目標が定められ、世界中で消費サイクルが問い直されています。

食品ロスの削減にもつながる「訳あり食品」を食べてみよう!

筆者は「そもそも自然の中で育つものなのだから、不揃いで当たり前なんだよなぁ」と、味や品質に問題のない「訳あり野菜」を食べて改めて感じました。

同時に、買い物における選択や消費者として出来ることを少しずつ模索していきたいという気持ちも芽生えました。

ぜひ皆さんも処分されていたかもしれない「訳あり食材」を試してみてくださいね。

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