この記事は2021年6月21日に掲載した記事です
毎日のスパイスになる読書。家で過ごす時間が増えたことで、本を読む機会が増えた人も多いのではないでしょうか?
本が増えてくると気になるのが、収納場所や片付け方法です。
今回は、リビング、子ども部屋、一人暮らしのワンルームなど部屋に合わせた本棚の紹介します。
本棚と一口に言っても種類は、さまざま。大容量で収納力のある本棚や人気の北欧風、扉付き本棚など、本の種類や量に合わせた本棚の選び方や種類についても紹介していきます。
本棚を選ぶ時の3つのポイント
ポイント①部屋の大きさ・タイプ
本棚を選ぶ時に気をつけたいのが、本棚を設置する部屋のタイプ。リビング、和室、ワンルーム、子ども部屋など、部屋の大きさや特徴によって適切な本棚は異なります。
例えば、リビングルームなど人目につきやすい場所では、本だけではなく小物も収納できる「扉付き本棚」や「ディスプレイラック」がおすすめ。足場が不安定になりがちな畳の和室では、キャビネット型やヨコ型といった、背が低く重めの本棚がおすすめです。
ポイント②収納する本の量・サイズを確認
好みの本棚を見つけたら、収納したい本のサイズを確認してください。コミックや文庫本、ハードカバー、雑誌、絵本など、書籍によってサイズは決まっています。本のサイズは以下の表で確認できます。
また、収納する本の量によっても、適切な本棚は変わります。コミックや文庫本など、小さめの本を大量に収納したい場合は「壁面本棚」や「回転式本棚」。ハードカバーや雑誌など、さまざまなサイズの本を収納したい場合は「オープンラック型」。図鑑や百科事典などの重い本の場合は、湿気に強く強度があって棚板のたわみにくい「スチール製」の本棚がおすすめです。
ポイント③本棚の材質
部屋の雰囲気やインテリアに合わせて本棚の材質を選ぶことで、おしゃれなお部屋作りができます。
本棚の材質は、大きく木製とスチール製に分かれています。木製本棚の主な材質は、原木を切り出した「無垢材」、ベニヤ板を張り合わせた「合板(ごうはん)」、合板に塗装やプリントを施した「化粧合板」です。使う木材の種類によって、雰囲気や耐久性、お値段に大きな幅があります。一般的に「無垢材」は高級で重厚感があり、「合板」や「化粧合板」は手頃な価格でデザインも豊富です。
木製本棚で人気なのは、木目を生かしたナチュラルな色味の本棚や、北欧風の本棚。落ち着きや重厚感が欲しい場合はダークな色味を、爽やかな雰囲気の部屋ならライトな色味を選ぶと、部屋の雰囲気に馴染みます。
また、スチール製の本棚はシンプルな構造で丈夫なので、多くの書籍をまとめて収納したい場合におすすめ。落ち着いた色味が多く、部屋全体をスタイリッシュにまとめられます。
本棚のタイプは?
タイプ①オープンラック
扉や飾り棚などがなく、シンプルな形が特徴です。側板がないものもあり、本の出し入れがしやすく、観葉植物やオーナメントなど、本以外のものも飾ることができます。
タイプ②ディスプレイラック
本をしまうだけでなく「飾る」こともできるのがディスプレイラック。フラップ扉で中を隠すことができます。飾り不要なものは収納することができるので、インテリアにメリハリをつけられます。
タイプ③扉付き本棚
扉付き本棚は、本棚の取り出し口に扉がついているタイプの本棚です。木製扉やガラス扉などがついているものが多く、本以外にも、細々とした書類や小物、生活用品の収納もできるため、リビングにもおすすめ。どこに置いても、生活感を出さずに使うことができます。
タイプ④スライド式本棚
収納スペースが二重になったスライド式本棚。大容量なので、コミック全巻や文庫本など、片付けたい本がたくさんある場合に役立ちます。収納する本に合わせて高さを調整できるタイプや、部屋の隙間に合わせて収納できる薄型もあるため、本の量や部屋のスペースに合わせて使うことができます。
タイプ⑤回転式本棚
回転式本棚は、様々な角度から本の出し入れが可能なタイプの本棚。たくさんの本をコンパクトにまとめられ、また収納した全ての本の背表紙が見えるため本を探しやすく、一人暮らしの部屋など置き場所が少なくても効率よく収納ができます。
タイプ⑥壁面本棚
壁面本棚は床から天井まで壁一面を使って収納するタイプの本棚です。壁に沿って本を並べられるため、大量の本を収納できる一方、棚だけでは不安定なので突っ張りを使って天井から固定させる必要があります。
また、本の配置や小物の並べ方、飾り方を工夫すれば「見せる」収納にも。部屋のおしゃれ度がより引き立ちます。
タイプ⑦コーナー本棚
部屋の隅など、デッドスペースに置いて本を収納することができる、コーナー式本棚。机の脇やベッドの横など、省スペースに小さな本棚が欲しい方におすすめです。
本棚をおしゃれに見せるには?
ポイント①本の色と大きさを揃える
本を収納する際、本の色やサイズ、分類など、同じものを並べることで統一感のある見た目になります。また、ただ本を1列に並べるのではなく、斜めに重ねたり、お気に入りの本の表紙が見えるように飾ったりするだけで、一気にスタイリッシュな雰囲気になります。
ポイント②本棚の色を揃える
インテリアや家具の色や組み合わせは、部屋の印象だけでなく、気分や居心地にも影響します。本棚を選ぶ時は、部屋のテイストに合うものを選ぶのはもちろん、壁や床、天井、インテリアなどの同系色を選ぶと、より部屋に統一感が生まれ、ぐっとおしゃれ感が増します。
部屋の統一感に加え、部屋をすっきり爽やかな雰囲気にしたいときは白色やグリーン、落ち着いた雰囲気にしたい場合はグレーやブルー、重厚感を出したい場合はオークやダークブラウンで揃えるのがおすすめです。
ポイント③雑貨の置き場所にも工夫を
本棚に本だけを収納すると、どうしても圧迫感が出てしまいます。雑貨やブックスタンドを本の間に置いたり、大きめの雑貨を飾ったりと「抜け感」を意識してコーディネートすると、おしゃれで落ち着いた本棚になります。また観葉植物など、色味のあるものを間に置くとアクセントになり、部屋全体が華やかになります。
本棚のおすすめ27選。それぞれの部屋にぴったりの本棚は?
ここからは部屋のタイプごとにおすすめの本棚を紹介します。好みやニーズにあった一品を、ぜひ見つけてみてくださいね。
リビングにおすすめの本棚7選
リビングに置く本棚は、本や雑誌はもちろん、小物や書類なども収納できる多機能タイプがおすすめ。キャビネット型やロータイプの扉付き本棚、見せたい本を飾ることができるディスプレイラックなどを使うと、生活感や圧迫感が抑えられ、おしゃれ感がぐっと増します。
小物も置ける オープンラック
縦でも横でも上下も入れ替えて使える、お洒落なジグザグ形状のオープンシェルフ・ラック「コビナス」。コレクションや小物の飾り棚、「見せる」収納棚として幅広く使えます。
色は「ダークブラウン」「ナチュラルビンテージ」「ナチュラルブラウン」「ビンテージブラウンブラック」「ホワイト木目」の5種類。
扉付き本棚
扉付き薄型本棚は、スリムかつ大容量なので、少ないスペースを活用して本や小物を収納することが可能。ガラス扉なので閉めたままでも中身が確認でき、「見せる」本棚としても使うことができます。
3扉と4扉から選ぶことができ、色は「ダークブラウン」「ナチュラル」「ブラック」「ホワイト」の4種類。組み立てサービスもオプションで選べるため、家での組み立てるのは大変という方でも安心して購入できます。
IKEA(イケア)で人気の北欧風ガラス扉付き本棚「BILLY」。大きなガラス扉が特徴で、ほこりや汚れを防ぎながらディスプレイ収納も楽しむことができます。
色は「グレーターコイズ」「グレー」「ダークレッド」の3種類。それぞれの色に合わせた、オーク材の突き板が付属しています。
ニトリの「スライド本棚」は、上・下段で奥行きが異なり、下段部分はスライド式になっているので、奥まで見やすく、しっかり収納できます。書庫としての機能と小物入れとしての機能の2つが備わっているので、リビングやオフィスなど、さまざまな種類のものを一つの場所に収納したい場合におすすめです。
キャビネット型
フラップガラスキャビネットは、おしゃれなフラップ扉のついた本棚です。フラップ扉にはお気に入りの本や雑誌などをディスプレイすることもでき、自室だけではなくキッチンやリビングにもおすすめ。
色は「ライトブルー」と「ナチュラル」の2種類。アンティーク風の見た目で、長年使い込んだような模様の引き手や、シルエットにこだわったがエレガントな脚が印象的です。
くっきりとした木目がおしゃれなこちらのキャビネットタイプの本棚は、扉付きの大きな本棚とオープンタイプの小さな本棚が組み合わされています。各棚は、3cmごとに高さ調整ができ、本から小物まで幅広く収納できます。棚は低めの設計なので、棚の上にもディスプレイが可能です。
さまざまな用途に使えるIKEAの「LOMMARP」は背の高い縦型本棚で、設置も簡単。他の家具と合わせやすいデザインも特徴です。収納するものに合わせて棚の位置を調節できる可動棚付きで、色は「ダークブルーグリーン」と「ホワイトベージュ」の2種類。どの場所に置いてもシックでおしゃれな雰囲気を演出します。
ワンルームにおすすめの本棚4選
一人暮らしなどのワンルームにぴったりなのは、シンプルで収納力のあるオープンラックや本以外の日用品もしまうことができる大きめの扉付き本棚です。ニトリの白塗りのラックや、IKEAの北欧風の本棚が人気で、本と好きな小物を組み合わせることで部屋全体の雰囲気が華やかに。
シンプルなオープンラック
アイリスオーヤマのスリムオープンラックは、コンパクトな見た目で大容量の本棚です。文庫本なら約112冊、コミック(新書版)なら約160冊、青年コミック(B6版)なら約140冊を収納できます。全体耐荷重は約35kg、天板・棚板は約7kg、板の厚さは1.6cmでしっかりとした造りです。色はシンプルなオフホワイトからビビットなピンクまで10種類。奥行きが15cmとスペースを取らないので、置き場を選ばず使うことができます。2000円台というリーズナブルな価格も魅力。
IKEAのオープンラック「GERSBY」。奥行きが浅めなので、壁際のスペースを活用でき、たっぷり収納できます。収納したいものが増えたら、2つ並べて収納しても、シンプルでオシャレな部屋の雰囲気作りができます。
趣味の小物も置ける本棚
扉・引出し・オープンスペースの3つの収納スペースがついたフリーラック。書棚やディスプレイ用にも使うことができ、扉・引出しの位置は好みに合わせて調整できます。
高さは178cm、奥行きは29cmとスリムなので、設置場所を選ばないのが魅力。小物整理に便利な4杯の引き出しは、スライドレール付きで出し入れもスムーズ。後方に幅木よせ用のくぼみが付いているため、設置するときは、隙間を空けることなくぴったりと壁につけられます。
ニトリの「本棚セット」は、設置場所を選ばないシンプルなデザイン。木目のアクセントが特徴です。奥行き29cmのスリムタイプで、壁面を使いスッキリ配置ができます。
それぞれのオープンスペースの棚板は、26段階に細かく調節できるので、高さの違う本や雑貨もきれいに並べられます。また、奥行き内寸は、A4ファイルもぴったり収まる約27cm。側板下方に切り込みを入れた幅木よけ仕様で、背面を壁に隙間なくつけられます。
書斎におすすめの本棚7選
書斎など、たくさんの本を収納したい場合におすすめなのが壁面本棚。壁一面に本が並ぶので、コミックシリーズや文庫本など、大容量で多種多様なサイズの本を並べることができます。耐震性を上げるために、天井からの突っ張りと併用するのがおすすめです。
壁一面の本棚
縦の空間を最大限に活用できる山善の大容量本棚は、突っ張り式なので揺れに強く、高さがあっても安心して使うことができます。奥行が18.5cmのスリムな設計で、狭いお部屋でも圧迫感なく使用できます。いくつか並べて使うことで、壁一面に本棚を作ることもできます。
書棚としても飾り棚としても使うことができるニトリの本棚。「見せる」収納で自分らしい生活空間を演出できます。
A4ファイルも立てたまま入れられる奥行きがあり、可動棚付きで高さも自由自在。デッドスペースになりがちな上部空間を有効活用できます。突っ張り棒が付いているので、耐震性に優れた壁面収納となっています。
マンガ専用の本棚
LOWYAの「マンガ本棚」は、コミック収納に特化した本棚。色は、ウォールナット・ナチュラル・ホワイトの3種類。本を美しくおしゃれに「見せる」収納にぴったりな本棚です。
山善のコミック専用本棚は幅120cmの大容量。スライド式の扉がついているので、前後収納が可能です。コミック524冊、文庫本612冊、大型コミック468冊、CD740枚、DVD536枚など、スペースを無駄にすることなくしまうことができます。
コンパクトかつ大容量の回転型の本棚。こちらの本棚は5段組みで、コミックを約180冊、CDは280枚、DVDは200枚入ります。360度の回転型なので、どこに何があるのかがすぐに分かり、棚に空いた丸い窓からジャケットも確認できます。購入した人からは「使ってみるとすごく便利」「回転式だから使いやすくて、インテリアとしてもいい」という声が寄せられています。
さまざまな本のサイズに対応している本棚
臼井産業のディスプレイラックは、本や雑誌をディスプレイしたまま開け閉めできるフラップ扉の本棚です。フラップ扉にお気に入りの本を飾れば、心地の良い空間に。
フラップ扉には、引き手がついているので、持ちやすくしっかり本を支えます。また、閉めたときにも扉の引き手が側板より前に出っ張らないので、服を引っ掛けたり、足をぶつけたりしにくいのも嬉しいポイントです。
横置きもできる大きなディスプレイラック。お気に入りの雑誌など、見せたいものは扉部分に飾り、隠したいものは扉内に収納できるので、工夫次第でおしゃれな部屋に変身させることができます。
フラップ扉の奥にも収納スペースがあり、本だけではなく散らかりがちな文房具なども収納できます。
子ども部屋にもおすすめな本棚4選
子どもの絵本などを収納する本棚は、収納面だけではなく安全面にも配慮されたものを選ぶのがおすすめです。ロータイプで角が丸くなっていたり、おもちゃ箱と併用できる本棚があります。
おもちゃ箱付き
散らかりやすい絵本とおもちゃを一台で収納できる「おもちゃ箱付き」の本棚。子どもの安全面を考えた丸みのあるデザインで、段差を設けることで絵本を取り出しやすい工夫もされています。 収納ケースは、赤・青・黄・緑とカラフル。子どもだけでもお片付けできるように工夫が施されています。
IKEAの「SMÅSTAD」は、本やコレクションの収納はもちろん、子どもの絵や工作のディスプレイにも最適です。小さな子どもにぴったりの高さなので、物の出し入れが一人でもできます。また、高さを調整できる脚が付いているので、段差のある場所でも安定して使うことができます。
ツリーシェルフ
ツリーシェルフは、木をモチーフにしたおしゃれな本棚です。まっすぐな木目で滑らかな肌触り、反りや割れも発生しにくい優れた素材「ラバーウッド」で作られており、CDや文庫本などを壁面収納してくれます。
机の上にも設置できるツリーシェルフは、ただ並べるだけではなく、本をスタイリッシュに収納でき、オブジェとしても部屋をおしゃれに演出します。5層に分かれているため、本の種類ごとに収納するのにもぴったりです。
ちょっと変わった斬新な本棚5選
本棚の形や本の置き方にもこだわりたい人には、「個性派本棚」がおすすめ。壁に直接設置するウォールシェルフやブックタワーは、配置や小物を工夫することで、よりスタイリッシュに飾ることができます。
ムーンシェルフ
遊び心をくすぐる、月の形をした「ムーンシェルフ」。本だけではなく、観葉植物や雑貨など、空間を贅沢に使ったディスプレイが可能です。ぬけ感のあるデザインで、リゾート風のお部屋にしたい人にもおすすめです。
キャスター付きブックタワー
読みかけの本やちょっとした小物を収納できるブックタワー。お気に入りの本を積み重ねれば、インテリアにもなります。可動棚4枚のロータイプと可動棚7枚のハイタイプの2サイズを展開。キャスターが付いているので移動も簡単です。
ウォールシェルフ
シーシャムウッドの棚板にロートアイアンのガードが付いたウォールシェルフ。棚板の奥行は文庫本が収まるサイズ。お気に入りの本や雑貨のディスプレイはもちろん、キッチンでのスパイスラックや洗面所でのトイレタリー置きなど、いろんな用途で活躍します。
IKEAのウォールシェルフ「EKET」。壁に取り付ければ壁面を有効に活用できます。本から小物まで、ちょっとしたものの収納に使えます。
時計付き本棚
IKEAの「PS PENDEL」は、時計付きのコーナーシェルフ。高さは198cmで、5段の本棚がついています。目を引くデザインなので、シンプルなお部屋のアクセントにもおすす。
自分で本棚を手作りする方法は?
DIYで本棚を作るメリット
探してもピンとくる本棚がないという方には「手作り」もおすすめです。好きな素材で自分好みの本棚を作ることができ、空いた部屋のスペースを有効活用するきっかけにもなります。YouTubeなどにも、参考になる作り方が載っています。
手作りキットも
本棚を手作りしたいと思っても、材料を揃えたりカットしたりするのはなかなか大変という方には「手作りキット」がおすすめ。設計図やカット済みの木材など、本棚の組み立てに必要な材料が全て揃っているので、気軽にDIYが可能です。
カット済みの木材が入ったキット。釘やネジを使わず、組み立てだけで本棚を作れる商品もあります。耐震性を高めるために、突っ張りなどと併用するのがおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?本棚の選び方、見せ方次第で部屋の雰囲気は大きく変わります。ポイントを押さえて、自分の部屋にぴったりな本棚を探しましょう。