この記事は2020年12月25日に掲載した記事です
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ヒーターを内蔵し、電気の力で発熱する「電熱ベスト(ヒーターベスト・ヒートベスト)」は、近年人気上昇中。
電熱ベストは、インナーとしても使いやすいと人気です。「バッテリーは付属のほうがいい?」「どれくらい暖まるの?」など、わかりにくいことも多い電熱ベスト。
今回は人気の電熱ベストと、選び方、実際に着て気づいたことを紹介します。
電熱ベスト(ヒーターベスト)の特徴は?
カーボンファイバーを使った生地を発熱体としているため、ヒーター部だけでなく全体が暖まりやすいのが特徴です。モバイルバッテリーをつなげてスイッチを押すだけで、数秒~1分程度ですぐに暖かくなります。
電熱ベスト、人気の理由は?
使い捨てカイロと違って繰り返し使えて、エコで経済的な電熱ベスト。
バッテリーが付属しない電熱ベストなら、4000円程度で購入できます。
屋内で着ても違和感がなく、脱いでも荷物にならない薄手タイプの電熱ベストが人気です。
電熱ベストは、どんな人やシチュエーションにおすすめ?
電熱ベストを着用すれば、冬のバイクや自転車でのツーリング、釣りや登山などのアウトドア、ゴルフやスキー、スノーボードなどの屋外・ウインタースポーツなどで、暖かく過ごすことができます。
早朝や、寒い部屋など、屋内使用もおすすめ。エアコンは冷房よりも暖房の方が電気代がかかるので、電熱ベストを補助暖房にすれば電気代の節約にもなります。
ベストタイプの電熱ベストならキャンプ時も動きやすく、「身体が暖まったらスイッチオフ」という使い方もできますね。
電熱ベストはどこで買える?
ホームセンターやバイク用品店などで購入できますが、ネットショッピングなら豊富なデザインから選ぶことができます。保障付きのショップもあります。
電熱ベストの選び方
選び方のポイント①デザイン
・オフィスやテレワークなどの屋内使用…上着のインナーとして着用できる薄手のタイプ。首回りをスッキリさせたいならVネックがおすすめ。
・釣りやキャンプなどアウトドアでの使用…中綿があり、スイッチオフの状態でも暖かいタイプ。フード付きも便利。
選び方のポイント②バッテリーは専用のものを使う?
電熱ベストの給電は、バッテリーが主流。専用バッテリーやモバイルバッテリーを服のポケットに入れて給電します(ベルトを使うタイプもあります)。
大容量バッテリーなら長時間充電なしで使えますが、その分重くなりやすいです。屋内で座って使用する場合は、バッテリーの重さはあまり問題になりませんが、立ち仕事で使う際には重さを確認しましょう。
市販のモバイルバッテリーを使う場合は、使用する電熱ベストの基準に合ったものを選びましょう。
BURTLE(バートル)の電熱パッド「サーモクラフト」のようにヒーター部分を着脱するタイプもあります。
選び方のポイント③温度設定、ヒーターの位置
温度設定は、弱・中・強の3段階のものが主流です。
ヒーターの場所は、背中や、前後など様々。
「首を暖めたい」「腰を暖めたい」場合は、暖めたい場所にヒーターがあるものを選びましょう。
選び方のポイント④素材、軽さ
表面は、風を通さずに軽いポリエステルで、中綿を入れたものが主流です。
その他に、フリースやニットタイプの電熱ベストも販売されています。
コートの下に着たい場合は、軽い素材やベストタイプの電熱ベストがおすすめ。
選び方のポイント⑤サイズ
熱を逃がさないためには、サイズ選びも重要。
「ユニセックスのものだと大きすぎてフィットしない…」という人は女性用の電熱ベストがおすすめ。ファスナーなどで大きさを調節できるものもあります。
選び方のポイント⑥洗濯、お手入れのしやすさ
販売されている電熱ベストは、自宅で洗濯できるものが多いですが、購入前に必ずお手入れ方法をチェックしましょう。(モバイルバッテリーは必ず取り外します)
お手入れは難しくなく、服と同じように扱えることが多いです。ただし、洗濯後は必ずしっかり乾かしてから使用しましょう。
新商品もどんどん発売されている電熱ベスト。ハフコレ編集部がおすすめする電熱ベストを紹介します。
人気の電熱ベスト
累計7万着売れた電熱ベスト。ヒーターは、背中、左・右ポケット、首付近に9ヶ所設置されており、3段階調節が可能です。バッテリーは付き。薄くて軽いため、どなたも着やすいデザインです。
TBS王様のブランチでも紹介されたVinmoriの電熱ベスト。マイクロカーボンファイバー発熱体による遠赤外線で身体の芯まで暖めます。
電気代は1日8時間の利用で1.6円と省エネ性も魅力。バッテリーは付属しませんが、Vinmoriから専用バッテリーが販売されています。
スピードヒートの電熱ベストは、スイッチを押して15秒でポカポカに。「すぐに暖かくなるので、寒いと感じたらスイッチを入れています」「ヒーターを使わなくてもあたたかい」という口コミも。専用バッテリー付き。楽天でのカラー展開が豊富です。
Vネックタイプの電熱ベスト。約3~5秒で発熱し、7つのヒーターがしっかり防寒。薄く、Vネックタイプなのでインナーにも最適です。スリムタイプのため、通常より1サイズ大きめを選ぶと◎。
防水素材を採用しているため、手洗いや洗濯機(専用の洗濯袋あり)で洗えます。
「伸縮性があって動きやすい」「薄いからコートの下にぴったり」とユーザーレビューも好評です。
DOSHISHA(ドウシシャ)の電熱ベスト。日常になじみやすいやさしいカラーとデザインが特徴。温度が上がり過ぎた際にはサーモスタット機能で電源がオフになります。裏地は暖かいフリース素材です。最大6時間使用可能です。
楽天ランキング1位(ベスト部門)を獲得している電熱ベスト。専用バッテリーと充電アダプター、日本語説明書も付くので、すぐに使えます。
ストレッチ素材なので、熱を逃さず、動きやすいのが特徴。「主要パーツが日本製で安心」「氷点下2℃の日の寒さにも耐えられました」といった口コミがあります。
楽天ランキング1位(ベスト部門)を獲得したSUNARTの電熱ベスト。
省エネ仕様で電気代は1日利用で1.6円。1か月で約16円。「首回りがすぐに暖かくなる」「雪国でも暖かく過ごせる」といった口コミも。専用のバッテリーが付き。
楽天で4.54点と高評価の電熱ベスト。発熱箇所が11か所もあり、3段階で調節可能です。低温モードで7時間使えます。裏地には、アルミプリントが施されており、保温力も抜群です。12000mAhのバッテリーを2個付き。
日本製の複合繊維を採用した電熱ベスト。累計販売数は3万枚を誇ります。
発熱箇所は、8か所。低温モードで12時間使えます。毎日使用しても月々の電気代は、なんと40.5円/月。使い捨てホッカイロよりも経済的です。
ビジネス時やプライベート時などシーンを選ばず着用できる山善の電熱ベスト。発熱箇所は、5か所で3段階調節が可能です。サイズ展開も豊富。バッテリー付き。
襟付き、襟なしの2タイプから選べる山善の電熱ベスト。フリース生地で肌触りも柔らか。発熱箇所は、5か所で3段階調節が可能です。サイズ展開も豊富。バッテリー付き。価格も他の電熱ベストに比べて安価です。
カラー展開が豊富なインクルーシブの電熱ベスト。おしゃれなカモフラージュ柄もあります。男女兼用でアウトドアやバイク、自転車時など様々なシーンで活躍。発熱箇所は、8か所で最大8時間使用できます。(10000mAhのバッテリーの場合)
2022年用により進化した電熱ベスト。楽天ランキングでも1位を獲得しています。背中や、首、腰などに12枚のヒーター付きで約10秒ほどで暖かくなります。サイズも豊富で、カラーはブラックとネイビーの2色展開。襟なし、襟ありから選べます。
90%オフの2680円で販売されている電熱ベスト(2022年11月4日時点)。ヒーターは11箇所にあり、3段階調節が可能です。サイズは、6XLまで展開されています。レビューでは、「暖かくて快適」「首元があったかい」「買ってよかった」などの声あり。電熱ベストをまずは試してみたい方におすすめです。
電熱ベストのおすすめ:メンズ
クラシックなスーツベスト風のVinmoriの電熱ベスト。ビジネスシーンはもちろん、スマートカジュアルにも使えるベストです。
3秒以内に温度を上昇させ、遠赤外線で身体を暖めます。バッテリーは付属しませんが、同じくVinmoriから別売りの専用バッテリーが販売されています。
話題の電熱パッド「サーモクラフト(THERMO CRAFT)」が装着できるBURTLEの電熱ベスト。おしゃれなワーク系ブランドらしく、アウトドアで映えるデザインの電熱ベストです。
サーモクラフト及びバッテリーが付いたセットのほか、ベスト単品、ベスト+サーモクラフトのセットも。
SUNARTのニット素材を採用した電熱ベスト。カジュアルにもオフィスにも、あらゆるシーンで活躍する上品な電熱ベストです。バッテリーは付属しません。
超軽量の電熱ベスト。その重さはなんと0.32kg。ビジネスシーンはもちろん、普段使いもできるシンプルデザイン。ヒーターは7箇所にあり、3段階調節が可能です。3,580円相当のモバイルバッテリーもついてきます。
電熱ベストのおすすめ:レディース
楽天ランキング1位(ベスト部門)を獲得したフード付き電熱ベスト。7枚の発熱パネルを搭載した光沢感ある滑らかな生地感が特徴です。どなたでも着用できます。カラーは3色展開。モバイルバッテリーは付属しません。
首周りがすっきりなフードなしタイプも。
ARRISの電熱ベストは、5段階で暖かさを調節でき、3〜10時間使用できます。
「首が暖かくなるのがお気に入り」「室内では最弱で十分。一日使ってもバッテリーはたっぷり残っています」というレビューも。バッテリー付き。
Harison.OYの電熱ベスト。中綿入りでアウターとしても暖かく、コートのインナーにしても着用できます。65℃をオーバーしないサーモスタット付きです。オフィスにもアウトドアにも活躍するデザインとカラー。首周りをスッキリさせたい人にもおすすめ。バッテリー付き。
楽天ランキング1位を獲得した電熱ベスト。薄手で軽く、仕事や作業着の下にも着られると人気です。過熱状態を感知して自動で電源をオフします。サイズは男女兼用、ハイネックとVネックの2デザインから選べます。
ワークマン、マキタからの電熱ベストも人気
アウトドアファッションとしても注目の「ワークマン」、電動工具メーカーの「makita(マキタ)」からも電熱ベストが販売れています。
ワークマンのヒーターベストは、実店舗のみでの取り扱いです。
電動工具メーカーとして定評のあるmakita(マキタ)の電熱ベスト。使用にはマキタのバッテリホルダ、マキタリチウムイオンバッテリ、充電器が必要です。パワーが重視で、マキタのリチウムイオンバッテリを持っている人におすすめ。裏地は暖かいフリースを採用。電熱ベストの他にジャケット、ひざ掛けもあります。
電熱ベスト、実際に着てみた
人気の電熱ベストを実際に着用しました。気づいたことを紹介します。
電熱ベストのスイッチは光る
筆者が購入したのは、前に電源がありました。光ることでオンオフがわかりやすいのですが、目立ってしまうことも。
目立たないところに配置されている電熱ベストもあります。
バッテリー探しは意外と大変
購入した電熱ベストはバッテリーが付属しないタイプ。「5V/2A以上のモバイルバッテリー」が必要で、探すことに...。チェック項目が多くやや大変でした。
バッテリー選びが不安な人は、バッテリー付きの電熱ベストをおすすめします。
使いだすと手放せない電熱ベスト
10秒程度ですぐ暖かくなります。肌に近い首の部分が特に気持ち良いです。バッテリーの充電が面倒ですが、毎日着るようになりました。暖房代の節約も期待できそうです。
最近の電熱ベストは、手洗い、洗濯機など、自宅でお手入れできるものが主流です。まずはお手入れ表示を確認してみてください。
自宅でお手入れできるものであれば、次の手順で洗濯しましょう。
1.最初にバッテリーを取り外して、USBケーブルを収納します。収納がない場合は、金属部分が傷つかないよう、テープなどで保護するのもおすすめ。
筆者の購入した電熱ベストは、USBケーブルにキャップを取り付けるのですが、小さいため、なくなりそうで心配です。
2.電熱ベストを洗濯ネットに入れて、洗濯表示にしたがって、洗濯機洗いまたは手洗いをします。
3.電熱ベストは、完全に乾かしてから使用しましょう。アイロンは、低温なら使えるものもありますが、必ずお手入れ表示で確認し、目立たないところで試してみましょう。
まとめ
バッテリーが付属かどうかなど、選ぶポイントも多い電熱ベスト。使ってみると、とても暖かく便利なウェアだと実感できます。テレワークや換気で自宅の暖房代が気になる人も、ぜひ試してみてください。