この記事は2020年10月30日に掲載した記事です
一時期ガーゼやミシンが品薄となり、ハンドメイドブームの要因になった「布マスク」。現在は多くのメーカー、ブランドから、おしゃれな布マスクが続々登場しています。
何度も洗って使える布マスクはゴミを増やさず、エコなアイテム。かわいい&かっこいいデザインも豊富で、素材・質感も様々。季節やTPOに合わせたコーディネートも楽しめるようになりました。一点ものも多いので、プレゼントにもぴったり。
注目のアパレルブランド、日本製、男性向け、女性向け、子ども向けなどから、おすすめの人気マスクを厳選しました。小顔に見せるコツや洗濯・お手入れ方法も紹介します。
1.どんな風に使い分ければいい?マスクの選び方のコツ
マスクが手に入りやすくなり、選択肢も増えてきました。
一般的な「使い捨てマスク」に加え、洗える「ウレタンマスク」、ガーゼなどを使った「布マスク」も人気です。
それぞれどんな風に使い分ければいいのでしょうか?
<「使い捨てマスク」「ウレタンマスク」「布製マスク」、一番いいのは?>
豊橋技術科学大学の研究によると、飛沫防止効果がもっとも期待できるのは「使い捨てマスク」(不織布マスク)。次いで「布マスク」、「ウレタンマスク」となっています。
参照元:豊橋技術科学大学
ウイルス対策のために、より安心したいなら「使い捨てマスク」。では、飛沫防止効果のほかに、どんな特徴があるのでしょうか?
使い捨てタイプは、フィルターにこだわる人におすすめ
使い捨てタイプのマスクは、不織布でつくられているのが一般的。1枚あたりの単価が安く、数枚単位から箱入り50枚の大量パックまで、気軽に買うことができます。医療現場で使われるフィルター性能が高いマスクは「サージカルマスク」と呼ばれています。
「多くの人が出入りするから、効果の高いフィルターが必要」「マスクを洗う時間がない」という人には使い捨てタイプが便利。個包装されている商品もあり、毎日衛生的なマスクを使えることがメリットです。
ウレタンタイプは、耳が痛くなりやすい人におすすめ
ウレタンマスクには「顔とマスクの間に隙間ができにくい」「洗える」「耳が痛くなりにくい」といった特徴があります。呼吸もしやすいですが、その分飛沫防止効果は低め。
また、何回洗ってもいいわけではありません。花粉防止などの効果が続くのは3~10回程度の洗濯まで。数回しか洗濯できないのであれば、1枚のコストは使い捨てタイプより高くなってしまいます。
布マスクは、やさしい肌ざわりを求める人におすすめ
使い捨てタイプ、ウレタンタイプでは肌が荒れてしまう人におすすめなのが、肌ざわりのやさしい布マスク。暑いとき用に接触冷感生地を使ったもの、寒いとき用に保温性のある素材を使ったものなど様々な種類が発売されています。
ウレタンタイプと違い、何回でも洗え、ポケット付きでガーゼフィルターを入れられるタイプも。デザインやカラーも豊富なので、ファッションに合わせてコーディネートできるマスクとして注目されています。
2.素材や形は?布マスクを選ぶときに注目すべきポイント
シンプルで肌ざわりの良いガーゼマスクから、アクセサリーのような華やかなデザインまで、バリエーション豊富な布マスク。どんな点に気を付けて選ぶべきでしょうか? 注目すべきポイントを紹介します。
ポイント①素材
コットンやシルクなどの天然素材、ポリエステルやナイロンなどの合成繊維どちらも使われています。天然素材は吸水性と通気性に優れていますが、合成繊維を使ったサテンなども肌触りがよく、抗菌防臭といった機能が加えられていることも。
生地がゴワゴワしていると肌への刺激となり、肌荒れの原因に。肌あたりにこだわるなら、内側の素材に注目します。やわらかいコットン、もしくはガーゼが使われているものがおすすめです。
ポイント②形、サイズ
平面、ギャザー、立体タイプの布マスクがあります。鼻が高い人の場合、呼吸がしやすい立体タイプがおすすめ。鼻のラインがスッキリと見えます。
飛沫防止のためにもジャストサイズのマスクを身に着けたいところ。サイズ表記はフリーサイズのほか、キッズ、レディース、メンズサイズとなっていることが多いです。
ポイント③お手入れのしやすさ
シルクやニットなど繊細な生地の場合、ぬるま湯で手洗いなど丁寧に扱うことが必要です。ガーゼの毛羽立ちが気になる場合、毛玉取り機で取っている人も。「手洗いを続ける自信がない…」という場合は、洗濯機使用OKの布マスクを選ぶのも手です。
ポイント④耐久性
デニム、コーデュロイ、ヘンプなど丈夫な生地のマスクなら、耐久性も期待できます。洗っているうちに味が出てくるという効果も。コットンのマスクも取り扱いが楽で、長持ちします。
ポイント⑤デザイン
ファッションブランドからも、おしゃれなデザインの布マスクが多く発売されています。1枚1000円~2000円程度が主流で、ウェアより気軽に買える価格帯。お気に入りブランドのマスクも手に入れておきたいところです。
柄のある生地の場合、マスク1枚ずつ柄の出方がちがいます。好みの一つを選ぶのも楽しいポイント。
3.コーディネートの一環に!布マスクをおしゃれに見せるには?
こだわりデザインの布マスクもたくさん登場しています。さらにおしゃれに、スッキリと見せるには?ファッション誌で活躍するスタイリスト、大和田ゆきさんに聞いてみました。
「ウィズコロナの昨今は、マスクにも洋服同様TPOが重要です。オンシーンではきちんと感、清潔感を重視。オフでは服とカラートーンを合わせるのはもちろん、女性らしいスタイルにはレースやガーゼ、スタイリッシュなスタイルには最新の繊維素材を使用したものなどを。色だけでなくテクスチャーも合わせて、トータルでの統一感が大切です」(大和田さん)
ポイント①パーソナルカラーに合わせる
無地の布マスクの場合、色が重要。好きな色であることが一番大事ですが、布マスクの色選びに迷ったら、パーソナルカラーや、ヘアカラーを意識して選んでみましょう。例を紹介します。
◇おすすめマスクカラーコーディネート◇
・イエベのスプリング・オータム…ベージュ系のマスク
・ブルべのサマー・ウインター…明るい白のマスク
・茶色い髪…ナチュラルカラーのマスク
・黒い髪…アイシーカラーのマスク
パーソナルカラーで選べるマスクなども発売されています。
ポイント②TPOを意識
布マスクなら、色や質感でTPOに合わせることができます。コロナ禍前よりトレンドの黒マスクはカジュアルな印象。ビジネスシーンを意識するなら、スーツ素材や清潔感があるコットンサテンのマスクなど、生地できちんとした印象に。
パーティーでは大き目の花柄や着物生地を使ったマスク、リラックスしたいときにはヘンプやニットを使ったマスクなど、シーンに合わせて使い分けするのがおすすめ。
ポイント③コーディネートにマッチ
夏のスタイルは手ぬぐい生地のマスクで涼し気に。冬のコーディネートにはベロアのマスクであたたかみを。コーディネートに合わせて布マスクを選ぶなら、色柄だけでなく質感も大事です。
柄ものの布マスクの日は他のコーディネートを無地にするなど、マスクを中心にコーディネートを組むのも楽しいですね。
ポイント④立体パターンで小顔効果>
立体タイプでサイズが合ったマスクを選ぶと、鼻筋とフェイスラインがきれいに見えて、小顔効果が期待できます。ほほにあたるマスクのサイドラインがカーブしていることも、スッキリ見せるポイント。
横幅は広めで顔を覆う部分が大きいほうが小顔に見えますが、大きすぎたり、アゴの下にマスクが余っているような状態になったりするときれいに見えません。
4.メンズからレディース、子どもまで!おしゃれな布マスク、おすすめ20選
多くのブランドから登場しているおしゃれな布マスク。日本の伝統的な織物を使ったものから、立体編みができる最新技術を使ったものまで、1000~2000円の価格帯を中心におすすめを厳選しました。
日本製のおしゃれな布マスク
マスク不足の際に海外製の粗悪品が出回ったこともあり、こだわる人も多い日本製のマスク。原材料にまでこだわり、丁寧につくられたやさしい布マスクが数多く登場しています。
兵庫県北播磨地域の播州織(ばんしゅうおり)のブランド「tamaki niime(タマキニイメ)」による「タマスク」。ふわっと柔らかく、肌にも心にもやさしいコットンマスクです。顔のかたちにフィットするようにタックをとり、耳が痛くなりにくい平紐を採用。
すべて一点もので、同じ柄はありません。マスク生活を楽しくしてくれるようなデザインはプレゼントにもぴったり。
コットン100%/フリーサイズ(タテ13×ヨコ18cm)/ネットに入れて洗濯機で普通洗い/日本製
日本の工芸を元気にする取り組みを全国で手掛ける中川政七商店。伝統的なものづくりから生み出す、おしゃれな生活雑貨は大人気です。
こちらは女性向けの小さめサイズのマスク。洗うたびに中綿が柔らかくなり、息がしやすく蒸れにくいのもうれしいところ。生地には福岡県の工場で生産される「パシーマ®」を使用。
立体的で顔にフィットするので、白マスクでも子どもっぽくならず、スッキリ見せられます。就寝時の肌・喉の保湿にもおすすめ。
表地裏地:綿100%、中綿:綿85%、複合繊維(ポリエステル)15%、耳かけ:綿46%、ナイロン30%、アクリル19%、ポリウレタン5%約/小さめサイズ(タテ12×ヨコ17cm)/洗濯機で洗う際はネット使用/日本製
江戸時代に織りはじめられた遠州綿紬(えんしゅうめんつむぎ)を使用したマスク。モダンで落ち着いた色調や縞模様は、ビジネスシーンにもリラックスしたい休日にも。裏はダブルガーゼの二重構造です。
日本人の骨格を考えた角度が急過ぎない立体ライン。横幅を広めにしているので小顔効果も。KIDS、S、Mサイズがあります。
KIDSサイズはこちら
Sサイズはこちら
綿100%/KIDSサイズ(タテ10.5×ヨコ14cm)、S サイズ(タテ12×ヨコ18cm)、M サイズ(タテ13×ヨコ19cm)/日本製
こちらは西陣織を使った立体マスク。淡いゴールドの三角柄がモダンで、パーティーなどでも映えるデザインです。もちろん着物にもぴったり。
裏地には吸水・速乾・UVカット性能を持つスポーツウエア用の生地を採用。美しさだけでなく蒸れにくさも実現しています。ふつう・小さめの2サイズ。
綿100%/小さめサイズ(タテ13×ヨコ半分9.5cm)、ふつうサイズ(タテ14×ヨコ半分10cm)/速乾・吸汗加工/UVカット/手洗い/日本製
いろいろなものをニットでつつむニットブランド「226(つつむ)」による、一体型で編まれたニットマスク。新潟県五泉市のニット工場で製造しています。発売後大人気となったマスクが、より呼吸しやすく改良されました。
ストレッチ糸入りで形態安定性がよく、洗濯機で洗えてアイロンも不要。着け心地が気持ちよい「やわらか綿麻」です。片面はベーシックカラーとなっており、気分に合わせて表側を変えられるリバーシブルです。
綿50% 、麻22% 、ポリエステル14%、ナイロン14%/Mサイズ(タテ14.5×ヨコ22cm)、Lサイズ(タテ15.5×ヨコ24cm)/UVカット/ネットを使用し洗濯機洗いまたは手洗い/日本製
メンズ向けおしゃれな布マスク
男性向けのマスクはサイズが大きめ。立体タイプがスッキリ見えておすすめです。やわらかい印象のニット生地、キャンプにぴったりのデニム生地など、表情がある生地を選ぶとおしゃれに見えます。
「アレも、コレも、ラクに。」をコンセプトにする「LAKOLE(ラコレ)」の布マスク。細菌の増殖を抑制する加工をほどこした、やさしくフィットするストレッチニット素材を使用。
左サイドにさりげなく入った刺繍がおしゃれで、横顔を引き締める効果も。やわらかい印象のグレー、ベージュのほか、ホワイトとブラックがあります。
Sサイズはこちら
本体:綿55%、アクリル25%、ナイロン18%、ポリウレタン2% 刺繍部分:ポリエステル100%/Sサイズ(タテ13×ヨコ半分15.5cm)、Mサイズ(タテ14×ヨコ半分16cm)/UVカット/手洗い/ベトナム製
幅広い層に支持される「B:MING by BEAMS (ビーミング by ビームス)」による別注ニットマスク。日本製です。
ごわつきがなく、軽い着用感が魅力。マスク内側にはポケットがあり、コーヒーフィルターなど家庭にあるものを挟むことができます。紐部分がそのままストラップになるので、マスクの着け外しもあわてず、スマートに。
ペットボトルを再生したポリエステル糸を使用し、環境にも配慮したアイテムです。
レディースサイズはこちら
ポリエステル87%, ナイロン12%, ポリウレタン1%/WOMANサイズ(タテ13×ヨコ21cm)、MENSサイズ(タテ15×ヨコ23cm)/日本製
沖縄発のデニムブランド「AineRy(アイナリー)」による、天然琉球藍100%デニム生地を使用した立体マスク。化学合成染料は使っていません。
綛染めデニムのゆっくりした色落ちを楽しめ、使いこむほどに味が出ます。裏地はダブルガーゼで保温性と通気性にすぐれ、オールシーズン活躍するおしゃれなマスクです。
コットン100%/フリーサイズ(タテ15×ヨコ26cm)/手洗い推奨、洗濯機で洗う際はネット使用し弱洗い/日本製
はたらくヒトを応援する「BIZ MASK」。洗えるスーツ素材「TRABEST」を使用し、ビジネスシーンにもしっくりなじむマスクです。裏側には吸水速乾のメッシュを使用、間にはナノレベルのファイバーによる「YAMASHINNANOFILTER」を使用。フィルター機能を強化しています。
ポリエステル100%/メンズサイズ(タテ14×ヨコ20cm)/吸水速乾・抗菌防臭・ウォッシャブル/中性洗剤、ぬるま湯で手洗い後陰干し/日本製
シンプルに「TAKEO KIKUCHI」ロゴがあしらわれたマスク。国内自社工場によるホールガーメント(無縫製立体ニット編み機)により、着け心地のよいやわらかさを実現。日本製のニットマスクです。
ホワイト/ブラック/ネイビーがあります。
本体外面:コットン100%、本体内面・耳紐:ポリエステル100%/メンズサイズ(タテ14.5×ヨコ半分9.5cm)/抗菌防臭・ウォッシャブル/手洗い/日本製
絶えず移動し、ひとつの場所にとどまらない。そんな民をテーマにした「BOHEMIANS(ボヘミアンズ)」の洗えるマスクです。個性的でかわいらしいラブ&ハットドット柄は、幅広いコーディネートのアクセントに。肌あたりのよい両面ガーゼ素材です。
綿100%/メンズサイズ(タテ12×ヨコ18.5cm)/日本製
レディース向けおしゃれな布マスク
ペールトーンやスモーキーパステルなど、女性らしいフェミニンなカラーが多く登場している女性向け布マスク。耳紐部分がリボン結びできるなど、マスク自体をアクセントとしてパーティーで活躍しそうなデザインも。
小顔効果や鼻のラインをきれいに見せる効果を各社が研究し、パターンも進化しています。
耳紐をリボンに見立て、ファッションの一部として楽しめるマスク。「SHIPS」からWeb限定販売です。光沢のあるサテン生地でパーティーからデイリーまで活躍。アイロン不要で、きちんと見えるのもうれしいですね。
小顔・美鼻効果にこだわった立体設計。内側は抗菌防臭機能のガ
ーゼ生地を使用しています。
本体:ポリエステル100% 別布:綿100%/レディースサイズ(タテ12×ヨコ半分12.5cm)/手洗い/中国製
「小顔効果が期待できる」と話題になったSNIDEL(スナイデル)オリジナルマスク、第3弾です。柔らかい薄手の生地は着用しやすく、バイヤス取りにすることで小顔効果も。耳紐まで統一感のあるダスティなカラーは服の色ともなじみやすく、落ち着いた印象に。
表面:綿100% 裏面:綿95%、ポリウレタン5%/レディースサイズ(タテ12.2×ヨコ18.5cm)/手洗い/日本製
ファッション誌や広告、ミュージックビデオなどで活躍するビジュアル・アーティスト、タカコノエル氏の作品を柄にした「une nana cool(ウンナナクール)」のマスク。
飛行機の窓からシャッターを切ったという雲柄のマスクなら、外出できない日の気分も上がりそう。
表側:ナイロン75%、ポリウレタン25% 肌側:綿100% 耳紐:ナイロン90%、ポリウレタン10%/レディースサイズ/手洗い/日本製
パーソナルカラーに合ったマスク2枚と除菌スプレーのセット。ブルーベースの方用にはラベンダー系、イエローベースの方用にはピンク系のマスクが入っています。2色セットなので、その日の気分やコーディネートに合わせたマスクのカラーコーデが可能。
セットのイオン除菌スプレーには、抗ウイルス&抗菌、消臭などの効果が。マスク以外の身の回りの布製品にも使えます。
表地:ポリエステル95%、綿5% 裏地:ポリエステル100%/レディースサイズ(タテ12×ヨコ半分15cm)/手洗い/中国製
「ROPE’ PICNIC PASSAGE(ロペピクニックパサージュ)」から発売のレースのマスクと、イオン除菌スプレーのセット。きなりのレース生地は肌なじみもよく、ふだん使いにも、きちんと見せたい日にも。
イオン除菌スプレーは布マスクのほか、シーツや枕に使用できる繊維用の抗ウイルススプレー。無香料です。
表地:綿66%、ナイロン34% 中地:ポリエステル100% 裏地:ポリエステル56%、レーヨン44%/レディースサイズ(タテ13×ヨコ21cm)/手洗い/中国製
ケーブルニットがキュートな「Afternoon Tea(アフタヌーンティー)」のマスク。フィルターポケット付きでガーゼなどを入れることが可能。不織布マスクの上から着けるオーバーマスクとしてもおすすめです。
内側には抗菌加工のオーガニックコットンを使用。やさしい肌触りで、口元をポカポカとあたためてくれます。
表地:アクリル100% 裏地:綿100%/レディースサイズ(タテ12×ヨコ18cm)/手洗い/中国製
子ども向けのおしゃれな布マスクのおすすめ
お気に入りの柄なら、マスクをいやがる子どもにも喜んでもらえるかも?立体タイプや大人っぽいナチュラルテイストのものなど、バリエーションも増えています。敏感な子どもの肌には、刺激が少ないコットンやガーゼ生地を使った布マスクがおすすめ。
キッズサイズとして販売されているマスクは、2~3歳向けのものから、大人の女性が使える大きさのものまで様々。サイズや対象年齢はしっかりチェックしておきましょう。
毎日楽しく着られる子ども服を展開するSKAPE(エスケープ)の「コドモヨウ立体マスク」。立体タイプで口元が苦しくなりにくく、動き回るお子様も安心。お気に入りのデザインなら友達とのマスクの間違い防止にもなりますね。
コットン100%/キッズサイズ(タテ11×ヨコ16cm)/中国製
1本の糸からつくられた、TRICOTÉ(トリコテ)のニットフィットマスク。シルク混の糸を使っているので、なめらかでソフトタッチの風合い。天然系デオドラント加工「ロンフレッシュ®」が施された糸により、抗菌防臭効果もあります。
蒸れ感を減らして着け心地をよくするため、マスクの裏側は肌との設置面積を少なくした編み方になっています。大人っぽい落ち着いた色調で、発表会など特別な日のマスクにもおすすめ。
レーヨン71%、シルク4%、ナイロン25%/Sサイズ(タテ11×ヨコ17cm)/抗菌防臭/日本製
親子の幸せな暮らしを提案するGLOBAL WORK(グローバルワーク)のカラバリ豊富な子ども用マスク「ケースツキ洗えるキッズマスク」。カットラインで顔の輪郭をきれいに見せてくれます。ゴムには調整ストッパー付きで長さ調節が可能。持ち運びに便利なケース付きです。
表地:コットン100% 裏地:ポリエステル100%/キッズサイズ(タテ12×ヨコ20cm)/抗菌防臭/韓国製
5.長く使い続けるには?布マスクの洗濯、お手入れのコツ
何度も洗って使える布マスク。洗濯の表示もいろいろあってお手入れに迷いますよね。効果を失わずに長く使い続けるために、お手入れのコツを紹介します。
気をつけるポイント
布マスクは使ったら毎回、できればためずに一つずつ洗うのがベター。洗濯や干し方、毛玉を取る方法など、お手入れの注意が付属している場合はチェックしておきましょう。
手洗い推奨の布マスクが多いですが、tamaki niimeの「タマスク」は、手洗いだと逆に繊維が毛羽立つ恐れがあるそう。「ネットに入れて洗濯機で普通洗い」が推奨されています。
布マスクの洗濯方法は?
特に注意書きがない場合の布マスクの基本の洗い方を紹介します。
洗面器に水と中性洗剤を入れ、10分付け置きしたのち、やさしく押し洗いします。すすいだらタオルやペーパーではさんで水気を取り、陰干しします。
干す前に縦横方向から軽くひっぱり、縮みや変形を防ぎましょう。
厚生労働省・経済産業省推奨の「布マスクの洗い方」も参考にしてください。
布マスクを洗濯機で洗うのはNG?
布マスクの洗濯は、基本は手洗い。でも実際には「手洗い表示の布マスクも、ほかの洗濯物といっしょに洗濯機で洗っている」という人も多いです。
マスクの素材にもよりますが、目が細かいネットを利用することで問題なく洗えることも。布マスクは医療用マスクではなく、高性能のフィルターとしての機能はありません。手洗いにこだわると布マスクがストレスになってしまいます。適度にラクをして、バランスをとることも大切。飛沫が気になる場合は、好みのフィルターを入れましょう。
「帰宅したら、すぐにマスクを洗いたい」「マスクを他の洗濯物といっしょに洗いたくない」。そんな方に支持されているのがこちら「マスクスッキリ洗剤」。傾向増白剤・漂白剤・香料を使用せず、マスクに付いた汚れや細菌を除去してくれます。
1回の洗濯に使う量はたった1g。1袋で100回マスクが洗えます。布マスクのほか、ウレタンマスク、不織布マスクにも使えます。
布マスクを洗濯機で洗うと型崩れが心配…。そんなときは、洗濯ネットが便利です。
マスクウォッシュネット「FUNDRY」はマスク用の洗濯ネット。マスク生地を守る三層クッションメッシュで、そのまま干せるループ付き。日中はマスクケースとして持ち歩けば、「帰宅後はケースごと洗濯かごへ」という使い方もできますよ。
まとめ
ビジネス用からカジュアルなものまで、いろいろなタイプのおしゃれな布マスクを紹介しました。飛沫防止効果もウレタンマスクより高く、肌あたりも気持ちがいい布マスク。ぜひ、お気に入りを見つけて洋服やヘアスタイルとのコーディネートを楽しんでください。
ウイルスを防ぐ効果を高めたい場合は、サイズがあったマスクをきちんと着け、フィルターをはさむなども必要です。また、日本小児科医会は「2歳未満の子どもにマスクは不要、むしろ危険!」*という見解を発表しています。小さい子どもには無理にマスクをさせないようにしましょう。