この記事は2020年8月4日に掲載した記事です
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自宅で炭酸水を簡単に作れる「炭酸水メーカー(ソーダーメーカー)」。シリンダー式とカートリッジ式の2タイプがある炭酸水メーカーですが、好みや用途によっておすすめや選び方も様々です。
「ソーダストリーム」や「ドリンクメイト」などの人気ブランドはもちろん、炭酸濃度やガスシリンダーの交換方法とガス容量、専用ボトルのデザイン性、コスト面でのメリットなど、気になるポイントも多いのではないでしょうか。
炭酸水メーカーは水道水をそのまま使うことが可能で、人気の炭酸水メーカーの中には「普段はあまり水道水を飲まない」という人からも高評価を得ているモデルもあります。
また、炭酸水メーカーの中にはジュースやお酒なども飲み物にも対応しているモデルもあるので、自宅でスパークリングワインを簡単に作れたりと、自宅で楽しむ炭酸飲料の幅がグンっと広がります(水専用モデルもあります)。
ペットボトル削減の動きやアレンジレシピの広がりもあり、年々人気を増している炭酸水メーカー。ハイシーズンには売り切れも続出します。記事の後半では、炭酸水メーカーを使った「3分炭酸ドリンク」レシピを紹介します。ぜひチェックしてくださいね。
炭酸水メーカーの選び方・ポイント
炭酸水メーカーを選ぶ際に注目したいポイントや疑問を5つ紹介します。
ポイント1. ガスシリンダー式 or カートリッジ式?
ガスシリンダー式は、一度に大容量(500ml〜1L前後が主)の炭酸水をつくることができます。シリンダー(ガスボンベ)の交換方法は非常に簡単で、セット後も、ボタンやレバーの簡単操作だけで炭酸水をたくさん作れます。
使用後のシリンダーは通販でも単体の販売をしており、自分で破棄していいものとメーカーが回収するものがあるので、購入の際にチェックしておくとスマートです。
カートリッジ式はコンパクトなものが多く、食事のテーブルはもちろん、キャンプなどのアウトドアにも持ち運べるのが人気ポイント。本体価格がシリンダー式と比較して安価なのも特徴です。ガスカートリッジは1回用の使い捨てタイプなので、まとめてストックしておくのがおすすめです。
ポイント2. コスパ
炭酸水メーカーの最大の魅力は、コストパフォーマンスの良さ。500mlあたり100円前後で販売されていることが多いペットボトルの炭酸水ですが、炭酸水メーカーの多くはコストを大幅に抑えてくれます。
シリンダー式は1Lで20円前後〜50円以下、カートリッジ式は1Lあたり70円前後になるので、選ぶ際には本体価格に加え、使用時のコスパ確認もお忘れなく!
ポイント3. 専用ボトル
炭酸水メーカーでは、基本的に専用ボトルのみに対応しています。サイズや素材(ガラスやステンレス)の他にも、口が大きさなど、用途に合わせたものを見つけましょう。「まとめてたくさん作っておきたい」「小さいサイズを持ち歩きたい」という場合には、ボトルのみを追加で買っておくと心強いです。
ポイント4. 炭酸濃度
「子ども用に微炭酸が欲しい」「お酒用に強炭酸が欲しい」という時もありますよね。シリンダー式の場合、ボタンを押す回数などによって炭酸濃度を調整が可能。他にも、レバーやボタンで毎回同じ濃度に設定できるタイプなどがあります。
ポイント5. 音は気になる?
機種にもよりますが、炭酸ガスを注入するシュワシュワ音と、ガス抜き音がします。夜に使う場合は少し気になるかもしれません。過去のモデルには「大きな音が出てこわい」という声もありましたが、最近のモデルでは改良されています。
おすすめ炭酸水メーカー20選
おすすめの炭酸水メーカーを厳選して紹介します。カートリッジ式とシリンダー式、ボトルデザインと容量などに注目しながら、用途にあったものを見つけてみてくださいね。初めての購入の場合は、シリンダーとボトルなどが付属のスターターキットがおすすめです。気になる初期費用なども一目で確認できます。
大人気「ソーダストリーム」おすすめモデル6選
人気の高い「ソーダストリーム」ですが、モデルによってスペックが異なります。
使用後のガスシリンダーは返却が必要です(大型家電店など、全国のお取り扱い店舗でも返却・購入が可能)。
大人気のベーシックモデル「Genesis v2(ジェネシス v2)」スターターキットは、楽天市場「炭酸水メーカー」ランキング第1位。Amazonでもベストセラー1位の大人気モデルです。
500mlボトル1本あたり約18円で炭酸水が作れ、デザインも操作もミニマル。ボタンを押す回数で炭酸水の強さを調整できます。お手軽価格も魅力の水専用モデルです。
GenesisシリーズのV3は、V2と同じくシンプルさとコスパ、安定のスペックが魅力の一台。V2に比べて少し刺激の少ない微炭酸を作るのに向いている一台です。
酸味と甘みのバランスが良く、こまめな調整が効きやすいため、子どもや年配の方など、飲み手に合わせて小回りが利きます。ボタンのプッシュ時間で比較的濃度の高い炭酸水を作ることも可能。
ソーダストリームの手動シリンダー式メーカーの中でも、特に高い評価を得ている「ソースV3」のスターターキット。
ワンタッチで簡単にボトル着脱ができる「スナップロック機能」や、金属製の高級感のあるビジュアルが特徴です。また、LEDライトで炭酸の強さを視覚的に確認できるので、弱炭酸水から強炭酸水までを細かく調整できるのも魅力の一つです。500mlあたりの値段も約36円とリーズナブル。
ソースシリーズの中でも上位の人気を誇る「ソース パワー」。側面はメタル素材で、洗練されたビジュアルには程よい存在感があります。
ボタン式なので、電動で炭酸の濃度を変更でき、安定して同じ強さの炭酸水を作れます。1番強めの炭酸濃度は520mg/Lと高めです。500mlあたりの値段もV3と変わらず、約36円とリーズナブル。
「ソース」シリーズよりも少しリーズナブルな機種「スピリット」。こちらもワンタッチで簡単にボトル着脱ができる「スナップロック機能」付きで、口コミには「想像以上に簡単だった!」という声もあるほど使い勝手のいい一台。
酸味と甘みのバランスのとれた味わいに、口コミでは「おうち時間ように買ったら大正解!」という声も聞こえてくるほど。
カラーは赤・黒・白の3タイプで、ランニングコストも約36円と安めです。
ソーダスピリットには、炭酸の強さを自動で調節できるボタン付きの「ワンタッチ」モデルもあります。
通常モデルと同じくワンタッチでボトル着脱ができる「スナップロック機能」を採用しているので、セットから炭酸水作りまでの全手の動作をそれぞれワンタッチで済ますことのできる使い勝手抜群のモデルです。
「ドリンクメイト」おすすめ3選
「ドリンクメイト」も非常に人気の高くラインナップが豊富なブランドです。「ソーダスクリーム」と同じく、おすすめモデルのスペックの違いを紹介します。こちらも初めての購入の場合は、シリンダーとボトルなどが付属のスターターキットがおすすめです。
一度に約142Lの炭酸水が作れる「マグナムシリーズ グランド」。本体サイズが幅171×奥行き211×高さ429mmと少々大きめですが、角の丸いデザインは空間を圧迫する感じもなく、コスパも500mlあたり約12.5円というから驚き。
ボタンを押す回数によって、好みの炭酸の強さを調節できるタイプで、水はもちろん、お酒やジュースにも対応しているため(粘度の高い液体や果肉入り飲料はNG)、さまざま飲料で炭酸を楽しめます。
炭酸を注入後はスローリリースタブを押すとガスが抜けるため、安全に取り外せる点も魅力です。
シンプル設計の「マグナムスマート」は、パンチのある強炭酸が魅力の水専用モデル。お酒を割るのにもってこいの一台です。
こちらも最大約142Lの炭酸水が作れる大容量モデルなので、宅飲み中に炭酸の作り直しをする頻度もぐんっと下がるのも嬉しポイントですね。取り出しに少しコツがいるので、使用前に一度確認しておくとスマートです。
「シリーズ620」は、水以外にも炭酸を注入可能。上記のマグナムシリンダーにも対応しており、本体はマグナムシリーズよりもコンパクトになっています。本体の適正容量は08.5L前後です。
炭酸の強さを調節できる炭酸濃度調節レバーを搭載しており、微炭酸から強炭酸まで4段階調節が可能。子供が飲むジュースを微炭酸にしたり、気が抜けた炭酸に入れ直して強炭酸にしたりと、活躍の場が広い一台です。コスパも500mlあたり約12.5円と◎。
ミニモデルからプロ仕様まで!色々なシリンダー式炭酸水メーカー(4選)
ソーダスクリームやドリンクメイト以外のブランドからも、個性豊かなシリンダー式モデルが登場しています。
sodaminiの「ソーダミニII」は、350mlの炭酸水が作れる小型炭酸水メーカーです。炭酸メーカー本体のサイズも小さめ(幅108×奥行き180×高さ310mm)で、一人暮らしなどにもぴったりのサイズ感です。
一度で飲み干しやすい350mlサイズなので、無駄なく炭酸を使用できるのも嬉しいポイント。省スペースのシリンダー式をお探しの方は要チェックです。
本体を包み込むようなデザインのレバーが特徴的な、SDADIのソーダメーカー。
レバーを下に押すことで炭酸が注入される仕組みで、炭酸が十分に入ると音が鳴る仕様になっています。ソーダストリームのガスシリンダーを使用するので、交換や返却も簡単です(500mlあたり約18円)。
フルステンレスのボディが美しい「カーボネーターII」は、サステナビリティとプロダクトの美しさにこだわったスウェーデン発のブランド「aarke(アールケ)」が誇るソーダーメーカー。凛とした佇まいはインテリアのように部屋に馴染みます。
全6色展開の専用ボトル(800ml)付きで、ソーダストリームなど、他社のガスシリンダーにも対応しているので、柔軟な使い勝手も嬉しいポイント。ガス注入は水のみです。
e-sodaの炭酸水メーカー「e-soda drink」は幅が狭く、シルバーやブラウンなどの洗練されたミニマルデザインが印象的です。キッチンなどの限られた空間でもスペースを取りすぎない、省スペースデザインです(容量は800ml)。
ガスシリンダー1本3,400円(税抜)で500mlペットボトル約120本分の炭酸水を作ることが可能で、高級感のあるビジュアルでありながら、ランニングコストも安め。ボタンを約2秒間押して炭酸ガスを注入すれば、サクッと炭酸水の完成です。
省スペースと手軽さが嬉しい!おすすめカートリッジ式炭酸水メーカー4選
使い切りタイプという手軽さと、ミニマルなデザインで持ち運びにもうってつけのカートリッジ式も要チェックです。
「ツイスパソーダ」は、水だけでなくお酒やジュースにも使える便利なカートリッジ式メーカー。
スパークリングのワインや紅茶など、アウトドアでもおしゃれな炭酸飲料を幅広く楽しめるのは大きなメリットです。スターターキットには炭酸カートリッジが6個付属しています。
カートリッジ式の中で高い人気を誇る「ソーダスパークル」は、水の場合は1L、ジュースや白ワインの場合は650mlまで対応しています。省スペースのスリム設計なので、一般的な冷蔵庫のドアポケットなどにもすっぽりと入ります。
ボトルは食洗機の利用も可能なので、使用後のお手入れも簡単。いつでも清潔な状態で使い続けられます。カートリッジ付属なので、購入後すぐに使えるのも嬉しいポイントです。カラーはパールピンク、パールホワイト、パールブルーの3色。コストは一回あたり70〜80円程度。
本体価格がとにかくリーズナブルな「rhomy」のソーダ機は、初めて炭酸水メーカーを使う方なら要チェックのアイテム。
丸みのあるデザインも人気で、1Lという大容量でありながら、圧迫感のない程よい存在感です。シンプル・便利・お手頃の三拍子が揃った一台は外出先でも大活躍。コストは一回あたり約70~80円です。
窒素、または二酸化炭素ガスをドリンクに注入して、ナイトロドリンクや炭酸が楽しめるサプライズボトルは、カフェやバーで時々見かける超本格派の炭酸メーカー。
窒素を注入して作るナイトロコーヒーなどは、黒ビールのような不思議なビジュアルとまろやかでクリーミーな味わいで特に人気の高いドリンクです(ナイトロビールも作れます)。
また、本体に氷を入れて使うことができるのでキンキンに冷えたドリンク作りも可能。購入時には2種類のカートリッジがそれぞれ24本ずつ付属しています。
変わり種の「ステンレスサイホン式」炭酸水メーカー3選
バーなどで使われることの多いステンレスサイホン式(炭酸水製造器)は、カートリッジ式の一種。手に持って、グラスにフレッシュな炭酸水を直接に注げる優れものです。
こちらのステンレスサイホンは、医療用機器などの製造もしている日本炭酸瓦斯の逸品(水専用モデル)。
密封状態なので、使用時には本体を上下に振り逆さまにしてレバーを引けば、必要な分だけ取り出せます。炭酸の刺激を3~4日キープでき、ガス注入後に冷蔵庫で一昼夜冷やしおくと、格別にキリッとした炭酸を味わうことができるのもステンレスサイホンならでは。
追加のカートリッジにはソーダサイホン/エスプーマ スパークリング専用「ソーダカートリッジ 容量8g」をご使用ください。本体にカートリッジ2本が付属しています。
こちらのソーダサイフォンも、レバーを押せばノズルからフレッシュな炭酸水が出るミニマルながら便利な一台。こちらも本体にカートリッジ2本が付属しています。
上記の日本炭酸瓦斯のモデルと比較すると、少々スリムなビジュアル(直径85x313mm)ですが、容量は1Lと大容量です。
こちらのソーダメーカーは、上記の2つと比較すると口が広いデザインなので、氷をそのまま入れることができ、シャキッとしたよりパンチのある炭酸水を楽しめるサイホン式メーカーです。本体に付属のカートリッジは3本です。
レシピ「カフェ直伝!炭酸水メーカーでつくる簡単ドリンクメニュー公開」
カフェのような炭酸ドリンクもお家で気軽につくれる炭酸水メーカー。その魅力を活かし、シュワシュワ感が楽しい簡単炭酸レシピを3つ紹介します。
いずれも炭酸水をつくる作業を含んで3分程度。炭酸水をつくる前に水を冷やしておくと炭酸が水に溶けやすくなり、より簡単においしい炭酸水ができます。
喫茶店風のメロンソーダ
【材料】
・かき氷シロップ(メロン)・炭酸水・バニラアイス・チェリー
【作り方】
冷たい水で炭酸水をつくる
かき氷シロップ(メロン)をグラスにそそぐ
炭酸水をそそぐ
バニラアイスとチェリーを飾る
シロップはフルーツソースではなく、一般的なかき氷用のものの方がレトロな喫茶店らしい味になります。バニラアイスを乗せる際、泡立ち過ぎることがあるので注意してください。
りんご風味ティーソーダ
【材料】
・紅茶・炭酸水・りんご酢・レモン
【作り方】
冷たい水で炭酸水をつくる
グラスに氷を入れ、濃いめの紅茶と炭酸水を同量ずつ注ぐ
りんご酢を大さじ1~2くらい入れる
レモンを飾る
ティーソーダにりんご酢を加えればさらにスッキリ。紅茶が薄い場合は炭酸水を少なめにしましょう。
シュワシュワレモネード
【材料】
・レモネードベース・炭酸水・りんご
【作り方】
グラスにレモネードベースをそそぐ
冷たい水で炭酸水をつくる
スライスしたりんごを飾る
レモネードベースを使えば、炭酸水でわるだけ。レモネードベースがなければポッカレモン(もしくはレモンのしぼり汁)とはちみつでOKです。はちみつは1歳未満の乳児には与えないでください。
まとめ
炭酸水メーカーと人気の機種、炭酸水のアレンジレシピなどを紹介しました。コスパが良く、お酒を割ってもおいしい炭酸水。炭酸水メーカーがあれば料理や洗顔にも使え、ペットボトルゴミの減量にもなります。ぜひ、炭酸水メーカーを毎日の暮らしに取り入れてみてくださいね。
メニュー作成:駄菓子カフェせせらぎ