ハフコレ編集部

【専門家監修】自転車ヘルメットのおすすめ12選。選び方や正しい着用方法は?【2023年最新版】

2023年4月から全国で努力義務化がはじまる「自転車ヘルメット」。選び方や正しい被り方を専門家に聞きました。通気性の良いおしゃれデザインや折りたたみ式も!

※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がハフポスト日本版に還元されることがあります。

自転車ヘルメットで安全なサイクルライフを

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通学用ヘルメットや通勤用など、自転車に乗る際に欠かせないヘルメット。2023年4月からは、全国で自転車ヘルメット着用の努力義務化が施行されます。

自転車ヘルメットの購入を検討している人の中には「選び方・着用方法が分からない」「見た目が気になる」「通気性が心配」などの不安を抱えている人もいるのではないでしょうか。

今回、自転車安全対策協議会の高畑英之さんに、自転車ヘルメットを選ぶ際のポイントや正しい着用方法、お手入れ方法などを聞きました。

自転車ヘルメットの重要性

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自転車事故で損傷する部位の64%が頭部と言われており、損傷時の死亡率は約6割にも上ります。

自転車事故で年間に約400人が亡くなっていることを踏まえると、そのうち240人が頭部の損傷により亡くなっていることになります。

また、頭部損傷による高次脳機能障害確率のリスクも高く、記憶障害や情障害など、日常生活が送れない状態になるケースもあります。

※自転車ヘルメット着用していない人の致死率は着用していた人の約2.2倍

子どもの転倒事故が多発!主婦・主夫も自転車ヘルメットが必須

通勤用自転車・通学用自転車でのヘルメット着用はもちろん、主婦・主夫の方を中心に人気のアシスト自転車も、時速24kmとかなりのスピードが出るので、ヘルメットの着用が欠かせません。

最近では、保育園や幼稚園の送り迎えがてら、ママ友やパパ友とおしゃべりの最中に乗せていた子どもが転倒し、怪我をする事故が多発しています。

13歳未満の自転車ヘルメット着用は既に努力義務されていますが、改めてその重要性を見直す必要がありそうです。

自転車ヘルメットの選び方

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自転車ヘルメットの選び方1. 認定マーク

ヘルメット選びの際には、一定の安全基準を満たしたマークが指標の一つになります。

例えば、警察庁が出している安全教則には、23年4月からSGマーク(一般財団法人製品安全協会の認定)などの、安全性を示すマークの付いたヘルメットの推奨が記載されます。

そのほかにも、JCFマーク(日本自転車競技連盟の認定)やCEマーク(EUの輸出安全基準の認定)、CPSCマーク(アメリカ消費者製品安全委員会の認定)などが指標になるでしょう。自転車ヘルメット購入の際には、認定マーク有無のチェックをおすすめします。

自転車ヘルメットの選び方2. デザイン性

自転車ヘルメットと聞くと「工事用ヘルメットのようなデザインでおしゃれじゃない」「通気性が悪く汗で髪がびしょびしょになる」というイメージがある人もいるのではないでしょうか。

しかし、需要に伴い、ここ数年でおしゃれで通気性の良いデザインの自転車用ヘルメットも見かけるようになりました。

ヘルメットの構造は、主に強化プラスチック製のシェル(外殻)、発泡スチロール製のライナー(内側)、顎紐の3部分からなります。シェルが衝撃を分散し、ライナーが衝撃を吸収する仕組みです。

通気性に優れたデザインを重視する場合は、空気穴の空いた自転車ヘルメットがおすすめです。デザインを重視する場合は、普通の帽子と比べても遜色のないおしゃれな自転車ヘルメットもチェックしてみる良いでしょう。

最近では折りたたみ式のヘルメットも販売されています。何も被らないよりは怪我の防止が期待できますし、安全面はまだ立証段階なので、通常タイプのものがおすすめです。

自転車ヘルメットの選び方3. サイズ

自分の頭のサイズに合った自転車ヘルメットを選びましょう。

ブランドによってサイズ感は多少異なるので、実際に店頭で被ってみるのがおすすめですが、緊急で必要な場合や近くにショップがない場合は通販で購入することもできます。通販で購入する際はアジャスター付きでサイズの微調整が効くヘルメットがおすすめです。

自転車ヘルメットの選び方4. テールライト

日が暮れた時間に自転車に乗る場合は、テールライトが付いているヘルメットがおすすめです。取り付け可能なテールライトが単体でも販売されています。

自転車ヘルメットの正しい着用方法・お手入れ方法は?

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自転車ヘルメットを着用する際には、正面の先端が眉毛の少し上に来るくらいの深さが理想です。顎紐はぴったりと締めずに、人差し指が1本入る程度にしましょう。

お手入れに関しては、特別なことはありませんが、使用していないときは湿気を避けた場所で衛生的な保管を心がけましょう。

自転車ヘルメットを実際に着用してみた

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選んだのは「オージーケーカブト」製品のヘルメット。

帽子ライクな見た目で、重量は235g。JCF公認の自転車ヘルメットです。

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内側は衝撃を吸数するパッドになっており、取り外して洗うことができます。

大きめの空気穴があるので、通気性も抜群◎

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アジャスターが付いているの、2cmまで微調整が可能。頭にしっかりとフィットします。

工事のような白くて重いヘルメットか、アスリート専用デザインのヘルメットしかないと思っていましたが、おしゃれなヘルメットに出会えて大満足。これからのサイクルライフの心強い相棒になりそうです。

自転車ヘルメットのおすすめ12選

ここからはインタビューをもとに、ハフコレ編集部がピックアップした自転車ヘルメットを紹介します。

※紹介順はランキングではありません。

NUVOLEの自転車ヘルメットの外装部分は、硬度と耐衝撃性などに優れたABSを採用。

ミニマルなデザインでカラーは7種類と豊富。サイズもS・M・Lの3種類を展開しています。

サイズ46cm〜61(S/M/L)
重量380~460g
外装素材ABS
認証CPSC・ASTM

価格を重視する方におすすめなのが、TONG YUEの自転車ヘルメット。2000円前後と比較的手の届きやすい価格で、重量は200gと軽量です。

18個の空気穴で夏場でも蒸れにくく、日差しの強い日には取り外し可能な付属のサンバイザーが活躍します。

サイズ57~63cm
重量200g
外装素材ポリカーボネート
認証-

Shinmaxの自転車ヘルメットは、Amazonでベストセラー1位を獲得している人気の自転車ヘルメット。

テールライトやクリアな視界をサポートするマグネットゴーグルも備えており、カラーも10種類と豊富。風洞実験に基づいたデザインにより、低速時でもヘルメット内部の通気性が良いと評判です。

サイズ57~62cm
重量270g
外装素材ポリカーボネート
認証CE, CPSC

OGK KABUTOの「RECT」はレース対応のモデルで、JCFの高い安全基準を満たした自転車ヘルメットです。

アジャスターで4段階のサイズ調節が可能になっており、テールライトの取り付けがしやすい構造なので、夜間の運転安全もサポートします。

サイズ57-60cm(M/L)
重量245g
素材ポリカーボネート・ポリスチレン
認証JCF

BELLの自転車ヘルメットは、通気性を重視しつつ、ロードバイクのようなスポーティーなデザインの自転車ヘルメット。

マットブラックと丸みのあるシルエットで、通勤・通学などの街乗りにおすすめです。

サイズ54-61cm
重量290g
外装素材ポリカーボネイト
認証 CE・EN1078

90年以上の歴史を誇るドイツの老舗ブランド「kask(カスク)」の自転車ヘルメット(イタリア製)。

人間工学に基づいた設計で様々な形の後頭部にフィットする仕様になっています。通気性・吸汗速乾においても抜群のパフォーマンスに定評があり。

サイズ52-58cm
重量255g
外装素材ポリスチレン・ポリカーボネート
認証CE・EN1078・JCF

シンプルなデザインの、OGK KABUTOの自転車ヘルメット。

制服にも馴染みやすいシンプルなデザインが特徴で、左右後部3ヶ所の反射ステッカーで安全面もしっかりサポート。アジャスターもついており、インナーパッドは簡単に取り外して洗うことができます。カラーはホワイトとネイビーの2色。

サイズ54-56cm
重量260g
外装素材ポリカーボネイト
認証SG

こちらもOGK KABUTOの自転車ヘルメット。Schoolmetよりも空気穴が多く、よりスポーティーなデザインが特徴です。

左右後部3ヶ所の反射ステッカー、アジャスター、インナーパッドも同じく搭載した多機能型の自転車ヘルメットです。

サイズ54-56cm
重量260g
外装素材ポリカーボネイト
認証SG

折りたたみ式の自転車ヘルメットなら、スペイン発の「Closca」がおすすめ。

1秒で半分の大きさに折り畳むことができ、EN1078とCPSCの安全基準を満たした人気の自転車ヘルメットです。後部のバンドでサイズを微調整でき、カラーは15色展開。

サイズ56-63(M/L)cm
重量375g
外装素材ポリカーボネート
認証EN1078・CPSC

これも自転車ヘルメット?!おしゃれなモデルもチェック(3選)

レビューで紹介したOGK KABUTOの「KOOFU CS-1」は、遠目からは普通の帽子に見えるおしゃれな自転車ヘルメット。

付属の専用バイザーと内側のインナーパッドは取り外しが可能で、「風を楽しむ」というコンセプトの通り、縦長の空気穴が快適な通気性を実現しています。

サイズ55-60cm(S/M/L)
重量220-235g
外装素材-
認証JCF

おしゃれな自転車ヘルメットなら、CAPOR(カポル)の展開しているシリーズもおすすめ。通気性は劣りますが、幅広いデザインの自転車ヘルメットが充実しています。

エレガントさが光る「カメリア」は、近くから見てもヘルメットには見えないデザインで、女性を中心に高い人気を誇ります。

サイズ52-62cm(S/M/L)
重量403g
素材ポリスチレン
認証CE
サイズ52-62cm(S/M/L)
重量403g
素材ポリスチレン
認証CE

ツバ付き帽子のようなデザインのCAPOR「ウォルナット」は、幅広いファッションにもマッチする柔軟なデザインの自転車ヘルメット。

口コミではヘルメットの「いかにも感」がなくて、被りやすいという声も寄せられています。

※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がハフポスト日本版に還元されることがあります。
(監修:自転車安全対策協議会 高畑英之)