この記事は2022年12月21日に掲載した記事です
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低温調理器とは?
低温調理器とは、低温でじっくり加熱することで旨味を残し、肉や魚を柔らかく調理できるキッチン家電。
加熱時間や温度の設定が簡単で、セットしたらでき上がりを待つだけのための便利なアイテムです。
低温調理器を使えば、高温調理だと硬くなりやすいローストビーフやステーキ、チャーシュー、サラダチキン、鶏ハムなどがふっくらに。
高温による殺菌がされないため、調理後は粗熱を取ってから90分以内に食べるか冷凍保存をする必要がありますが、低温調理器があると料理の幅が広がるでしょう。
低温調理器の選び方
低温調理器を選ぶ際のポイントを3つ紹介します。
低温調理器の出力パワー
低温調理器は、水を入れた鍋に挿しこみ、設定した温度に水温を上げて調理します。
低温調理器の出力パワーが高いほど水温が上がるスピードが早いため、時短を重視する方には出力パワーの高い低温調理器がおすすめです。
また、作る量も考慮しましょう。1~2人分の調理なら、出力850W程度の低温調理器で十分ですが、量が多い場合は、出力1,000W以上の低温調理器がおすすめ。
ただし、出力数が大きくなると低温調理器のサイズも大きくなる傾向にあるため、収納場所は確認しましょう。
低温調理器の対応水量
鍋の深さや水量によって、適した低温調理器が異なります。
低温調理器には下限水位と上限水位が設定されているため、欲しい低温調理器の水位を満たす鍋を持っているかどうか確認しましょう。
鍋の深さが20cm以上あれば多くの低温調理器でも対応できますが、もし深めの鍋がなければ専門容器を購入する、あるいは浅型の鍋に対応した低温調理器を選ぶのもおすすめです。
普段使いなら、10Lくらいまでの水量に対応できる低温調理器で十分ですが、大量に調理するなら20Lくらいまで対応できる低温調理器がおすすめ。
低温調理器の時間・温度設定の細かさ
低温調理器を選ぶ際に確認しておきたいのが、温度、加熱時間の設定範囲、その細かさです。
温度は0.5℃刻みで95℃前後まで、時間は1分刻みで99時間59分まで設定できる低温調理器が多く、温度誤差を0.1℃まで下げている高精度の低温調理器もあります。
低温調理器を実際に使ってみた
使用したのは、Chillmeの低温調理器。最大出力1,000Wのハイパワータイプで、5℃~90℃の間で温度調節ができます。
タッチパネル操作で簡単に設定できました。
作ったのは、だし巻き卵🥚
<材料(2人前)>
卵:3個
出汁:60ml
薄口しょうゆ:小さじ2
塩:小さじ1/3
<作り方>
① 深めの鍋に水を入れ、低温調理器を設置したら77度に設定する。
② ボウルに卵、出汁、薄口しょうゆ、塩を入れよく混ぜる。
③ ②を保存袋に入れ、しっかりと空気を抜いて真空密閉する 。
④ ①に③を入れて30分ほど置く 。
⑤ ④を巻きすで形を整え、10分置く。
⑥ 袋から⑤を取り出し、食べやすい大きさに切ったら 、完成!
通常のだし巻き卵より舌触りが滑らかでクセになる美味しさでした。低温調理器を使えばローストビーフやサラダチキン以外にも、レパートリーが増えること間違いなし!
低温調理器おすすめ20選
おすすめの低温調理器を「ハイパワータイプ」「5L~10L対応タイプ」「~20L対応タイプ」「細かい温度設定タイプ」に分けて紹介します。
低温調理器おすすめ5選:ハイパワータイプ
本記事でも使用したAmazon限定モデルの低温調理器「Chillme」。
最大出力1,000Wのハイパワータイプで、5℃~90℃と温度調節ができ、幅広い調理に適しています。シンプルなデザインでコンパクトなのでキッチンスペースが限られている方にもおすすめ。
富士商の低温調理器「フェリオ」は、出力1,000WのハイパワーかつPTCヒーターで高耐久、電気代の節約もできる低温調理器。温度は、~95℃まで0.5℃刻みで設定でき、稼働直後と終了1分前には音で知らせてくれます。
「Hismile」は、出力1,100Wのハイパワー低温調理器。特殊な3D流路設計でパワフルかつムラのない加熱ができ、静音性にも優れた低温調理器です。時短・使い勝手の良さを重視する方におすすめです。
モダンデコの低温調理器「SUNRIZE」は、出力1,000Wながら重さ約1kgと軽量。狭いスペースにも収納できる縦長デザインです。温度は、0.5℃刻みで90℃まで設定でき、温度誤差は±0.1℃と高精度です。
貝印の低温調理器「カイハウス」は、ムラなく加熱する出力1,000Wのモデル。温度は1℃~95℃まで、加熱時間は99分59秒まで1秒刻みで設定可能です。専用シーラーと専用袋がついてきます。本格的な低温調理が楽しめますよ。
低温調理器おすすめ5選:5~10L対応タイプ
グッドデザイン賞を獲得したボニークの低温調理器は、以前のモデルと比べて設定温度までの到達時間が25%短縮されています。
Wifi連携で使えるアプリもあり、外出先からも操作可能。加熱時間が異なる複数の調理を同時に行いたい方におすすめです。
ビーミーの低温調理器は、誤差±0.1℃の温度制御が可能な低温調理器。
360度水が循環する設計なので、お湯を対流させて食材を均一に加熱できるのもポイント。温度制御に秀でた低温調理器を探している方におすすめです。
オットスタイルの低温調理器は、出力1,100Wのハイパワーながら750gという軽量でスリムな低温調理器。温度は25℃〜90℃まで0.1℃刻みで設定できます。
設定温度に達する2℃前、到達時、そして終了時にアラームが鳴るという行き届いた設計も嬉しいポイント。
レアウェルの低温調理器は、日本製の高性能温度計で性能検査されている低温調理器。
3色のカラーインディケーターで「赤:加熱中」「緑:調理中」「青:調理完了」が一目でわかります。
Kocokaraの低温調理器は、出力1,200Wのハイパワー型で、操作もシンプルな低温調理器。
フードコーディネーター監修のレシピブックも付きなので、低温調理のレパートリーを増やしたい方におすすめ。収納袋も付いてくるので自宅用にもプレゼントにも人気です。
低温調理器おすすめ5選:~20L対応タイプ
Amazon限定ブランド「AYATORI」の低温調理器は、出力1,000Wで約20Lまで対応できる低温調理器。一度にたくさんの料理を作りたい方におすすめ。
エンペラータマリンの低温調理器は、倒れにくく、鍋の真ん中など、どの位置でも使えます。
出力1,200Wでハイパワーかつ対流ムラが起きにくいので、初めて低温調理器を使う方におすすめ。
ワンクルの低温調理器は、誤差±0.1℃の正確な温度制御機能が付いた低温調理器。肉料理ならレア、ミディアムレア、ミディアム、ウェルダンなど焼き加減を細かく調節できます。高機能な低温調理器が欲しい方におすすめです。
ツヴィリングの低温調理器「エンフィニジー」は、ホワイトとシルバーのカラーリングがおしゃれな低温調理器。
料理研究家によるレシピブックと収納袋が付き。
グルーディアの低温調理器は、出力1,200Wとハイパワーながら、省エネタイプで、1時間あたりの電気代は約3円。
全43品が掲載されたレシピも付きで、低温調理器を頻繁に使う方や作り置きに活用したい方におすすめ。
低温調理器おすすめ5選:細かい温度設定タイプ
アイリスオーヤマのスリム低温調理器「LTC-02-W」は、スリムで軽い低温調理器。温度は25℃〜95℃まで0.5℃単位で設定できます。
出力は800Wのため、1人~3人分くらいの量を調理したい方におすすめ。
アノーバの低温調理器「New Anova Culinary」は、コンパクトながら耐久性に優れた低温調理器。温度誤差も±0.1℃と高精度です。
Wifi接続でスマートフォンアプリからも操作できるため、マルチタスクをこなしながら調理したい方におすすめ。
サンコーの低温調理器「マスタースロークッカーS」は、25℃〜99.9℃まで0.1℃刻みで設定できる低温調理器。
タッチパネル式で簡単に操作でき、容器の深さが7cm以上あれば使えます。
細かい温度設定で調理したい方におすすめ。
グリーンハウスの低温調理器は、ブラックとシルバー、ホワイトとシルバーのコントラストでスタイリッシュなデザインの低温調理器。990gと軽量で、場所を取らないスリムさも嬉しいポイント。温度は90℃まで調整でき、誤差は±0.1℃と高精度です。
アイリスオーヤマの低温調理器「LTC-01」は、1分単位で設定でき、終了時にはアラームが鳴る低温調理器。パネルも見やすく、日本語表記とアイコンなので初心者でもわかりやすいでしょう。温度は、25℃〜95℃の間で、0.5℃単位で調節可能です。
まとめ
誰でも簡単にローストビーフやチャーシュー、温泉卵などが作れる低温調理器。低温調理器の購入を検討する際には、使用する鍋の深さや水量、温度設定の範囲などを確認し、ご自身にあった低温調理器を選びましょう。
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