クルマ磨きのプロが正しい方法やコツを伝授する『Autoblog Details』。今回は手早く適切に、15分でクルマを洗う方法をご紹介しよう。
日常的にクルマに乗っていて付着する汚れは、少ないうちに手早くキレイにしてしまおう。それほどひどく汚れる前なら、バケツも道具も必要ない。
用意するものはこちら。
・マイクロファイバータオル
・塗装面用ルブリカント
・スプレー式ワックス
ただし、ここで明確にしておきたいのは、もし本格的な洗車が必要なほど、貴方のクルマが汚れている場合は、きちんとした道具を揃えて行うべきだということ。今回ご紹介する方法が有効なのは、少しだけ汚れている場合のみだ。
晴れている日でも涼しい朝のうちに洗車しよう。すぐに蒸発して跡が残ってしまう心配がないからだ。
まずはホイールをホースや高圧洗浄機で洗おう。擦らなくても水圧で軽い汚れやブレーキダストは落とせるはず。
この段階で汚れを落とすのに苦労するようであれば、ちゃんと洗車した方がいい。早く乾き過ぎないように直射日光を避けて、ボディの上から下へ洗っていく。
次にきれいなマイクロファイバータオルに水を含ませ、絞ったら4つに折り、ルブリカントを3回ほど吹き付ける。これはスプレー式ワックスよりもどろっとしているので、タオルによく馴染ませること。
ボディの上から下へ真っ直ぐに、水分を拭き取りながらルブリカントを付けたタオルで磨いていく。タオルが水を吸ったら、絞ってまたルブリカントを吹き付ける。
タオルが汚れたら、すぐにきれいな面に折り返し、砂埃などを擦り付けて微細な傷を付けてしまわないように気を付けること。ボディの下の方へ行くほど汚れがひどいはずなので、タオルの交換は必須だ。タオルが2、3枚は必要になるだろう。
ボディの下の方がこれだけで汚れが落ちない場合は、バケツを2つ用意してきちんとした洗車を行った方が無難だ。ホイールは木綿のタオルや使い古したマイクロファイバータオルで磨く。
くれぐれも、それでまたボディの塗装面を拭かないように。
特にブレーキダストには注意が必要だ。鋭い小さな金属片なので、それが付着したタオルでボディを拭いたら簡単に傷が付く。
ホイール用とボディ用はタオルをちゃんと分けるように気を付けること。最後に専用のクリーナーでタイヤの黒さを取り戻そう。
スプレー式ワックスと乾いたマイクロファイバータオルは常に荷室やシートの後ろに入れておき、小さな汚れに気付いたらすぐに拭き取るように心掛けよう。
手早く適切に汚れを落とす鍵は"潤滑"、つまり乾いたタオルでいきなり擦ったりせず、液体ワックスなどで滑らせながら拭くことだ。
まず水をたっぷり掛けてクルマを洗い、拭き取るときにこの手の用品を使えば、ボディに傷を付けずに、10分から15分で軽い汚れを落とすことができる。必ずしも本格的な洗車が必要とは限らない。
クルマ磨きのプロ、ラリー・コシラが愛車をキレイにするコツを教える『Autoblog Details』。次回もお楽しみに。
(2017年11月12日「【ビデオ】プロが教える、手早く15分でクルマを洗う方法」より転載)
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