【今夜から実践】熱帯夜でもぐっすり眠れる3つの方法とは

睡眠コンサルタントの友野なお先生に教えていただきました。
ウェザーニュース

8月に入ってから広範囲で猛暑が続いています。夜になっても気温が高く、なかなか眠れなくて寝不足という方もいるのでは?

そこで、睡眠コンサルタントの友野なお先生に、すぐにでも実践できる熱帯夜でもグッスリ眠れる3つの方法を教えていただきました。

1、 エアコンはつけたままで

「就寝中のエアコンは体に悪いと思われがちで、タイマーを使用している方も多いと思います。しかし、現代はヒートアイランド状態で昔より暑さが厳しくなっており、熱中症へのリスクが高くなっているため、夏はエアコンを積極的に活用すべきなんです。
温度は27℃で、風量は弱や微など弱めに設定し、風は直接体に当たらないようにしてくださいね。

また、就寝の30分程度前からエアコンのスイッチを入れておくと、あらかじめ快適な空間がつくられているので、さらに眠りやすくなりおすすめです。」

2、部屋全体を快適な温度に

「理科の授業などで習ったように、熱い空気は上に、冷たい空気は下に溜まりやすい傾向にあります。そのため、空気を循環させ、寝室全体を快適な温度に保つため、エアコンと併せて扇風機やサーキュレーターを活用するのがおすすめです。

扇風機やサーキュレーターはあくまで空気をかき混ぜることがポイントのため、体に向けるのではなく、エアコンの送風口や天井などに向けて使いましょう。」

3、背中のムレを防ぐ

「布団の中の湿度は季節によって大きく異なりますが、夏には背中の湿度が80%以上に達することがあるといわれ、この背中の湿度上昇が原因で眠れなくなる人も多いようです。

大きな寝返りがない状態が20分から30分以上続くことで、深い眠りに達する事が出来るのですが、背中がムレているとゴロゴロと寝返りが多くなり睡眠が妨げられてしまうこともあります。

その背中のムレを防ぐには、熱伝導に優れ吸放湿性に富む麻のシーツや、通気性のある立体メッシュ、吸湿性のあるいぐさのシーツなどがおすすめ。夏の快眠をサポートしてくれる心強いアイテムです。また、抱きまくらの使用も背中があいて、わきや膝の間にも隙間ができるので、体感が涼しく、同時に安心感も得られるので一石二鳥です。」

いかがでしたか?
エアコンや寝具を賢く使って、暑さによる寝不足を解消しちゃいましょう!
» 夜の気温もチェック
» 熱中症の危険度は?

 

参考資料など

『毎朝、目覚めるのが楽しみになる 大人女子のための睡眠パーフェクトブック』(友野なお著、大和書房)
友野なお公式サイト(http://tomononao.com/)

 

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