反社会的勢力と関係を持ったとして吉本興業から契約解除された宮迫博之さんは7月20日、問題発覚後に記者会見を開きたいと吉本側に伝えたところ、岡本昭彦社長から「やってもええけど、全員連帯責任でクビにするからな」と反対されたことを明らかにした。
説明責任を果たそうとしていた宮迫さんらの動きを、吉本のトップが自ら封じようとしていた疑いが浮上、事実なら進退問題にも発展する可能性がある。
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宮迫さんはこの日、同じ問題で処分を受けた田村亮さんと東京都内で記者会見し、打ち明けた。
宮迫さんによると、反社会的勢力から金銭を授受していたことが報道によって明らかになった後、宮迫さんは「どれだけの騒動になるのか。どれだけ迷惑をかけてしまうのか。怖くてたまりませんでした」という気持ちになったという。
その後、吉本の社員に対し、記者会見を開きたいと言ったところ、会社側からは「会社としては静観です」と言われたという。
6月24日になって、宮迫さんら関係した芸人たちと吉本の会社側とが協議し、田村さんが改めて会見を求めた。
これに対し、岡本社長は関係者以外を部屋の外に締め出した上で、「お前らテープ回してないやろな。亮、ええよ。お前辞めて1人で会見したらええ」と言ったという。
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その上で、こうも付け加えた。「やってもええけど、ほんなら全員、連帯責任でクビにするからな。俺にはお前ら全員をクビにする力があるんだ」
この一言により、その場にいた人たちは「全員何も言えなくなった」(宮迫さん)という。