主要7か国首脳会議(G7サミット)が5月19日、広島市で開幕した。
外務省のTwitterでは、首脳らが平和記念公園や世界遺産・厳島神社を訪れる様子などを発信しており、広島での様子や雰囲気を確認することができる。
その中でも、特にユーザーらの注目を集めているのが、首脳らに振る舞われている料理の投稿だ。
岸田文雄首相による“おもてなし”の一環で、地元の食材などがふんだんに使われているという。
いったいどのような料理なのか。どんな食材が使われているのか。サミット初日に振る舞われたメニューを紹介する。
ワーキング・ランチ
サミット1日目のワーキング・ランチでは、広島県各地の食材を用いたフランス料理や県産日本酒、国産ワインが提供された。
メニューはこちら。
▽前菜
サーモンのマリネ 活け帆立貝のコンフィ アスパラガスシャルロットとスモークのクリーム エディブルフラワーの庭園風
▽魚料理
広島県産メバルとムール貝の瀬戸内アクアパッツァ 小豆島オリーブの香り 軽いスープ仕立て
▽肉料理
赤座海老を巻いた東広島こい地鶏のバロティーヌ もも肉と茸の煮込みのトゥルト 筍のローストと蚕豆添え シュープレームソースで
▽デザート
瀬戸内レモンと宮島はちみつと砂谷牧場乳製品のセミフレッド 酒粕の柑橘クリーム
レモンコンフィバゲット イギリスコッペパン 三次ワインとクルミパン
日本酒 純米大吟醸 壽 / 賀茂泉酒造(東広島市)
スパークリング酒 花めくすず音 / 一ノ蔵(宮城県大崎市)
白ワイン 北天の雫 2021 / 山野峡大田ワイナリー(福山市)
白ワイン TOMOÉ シャルドネ新月 2020 / 広島三次ワイナリー(三次市)
ワーキング・ディナー
続いて、サミット初日のワーキング・ディナーだ。
広島県と瀬戸内海の食材を用いた和食、同県産を中心とした日本酒、国産ワインというラインナップとなっている。
メニューはこちら。
▽瀬戸の品
能美牡蛎酒蒸し 湯来のキャビア添え
▽向八寸
車海老酒盗漬 筍源平焼き 菱蟹東寺揚げ 白子最中 陸蓮根 玉蜀黍
▽一汁一菜
清出汁仕立て 汐待ちの鯛安平 早松茸 羽衣豌豆 長蕨 青柚子
▽平椀と合肴
虎魚鼈煮 団扇海老黄金煮 楓冬瓜 独活 サムライ葱
▽留肴 ・御飯
広島牛(比婆牛) 赤海胆と潤香茄子 吉和わさび 鮎蓼 穴子寿司 花茗荷 新生姜
▽安芸の水菓子
安芸の水菓子 瀬戸醤油香る・備前大納言と和三盆の羽二重蒸し 三次米薫る雷おこし 紅葉饅頭 八朔大福
活濁酒 龍勢 / 藤井酒造(竹原市)
スパークリング酒 泡酒(AWA SAKE) / 南部美人(岩手県二戸市)
日本酒 純米大吟醸 広島錦 賀茂鶴 / 賀茂鶴酒造(東広島市)
赤ワイン 富士の夢 2021 / 山野峡大田ワイナリー(福山市)
貴醸酒 10年熟成大古酒 華鳩 / 榎酒造(呉市)
「これは美しい」「品が良くて可愛い」
Twitter上では、「器も盛り付けも品がよくて可愛い」「地元素材上手く生かしている」「広島県産の食材をどんどんアピールできたら良いですね」「これは美しい」といった声があがっていた。
また、「カープうどんはさすがになかったか…」と、50年以上の歴史を持つ球場グルメの名前を出す人もいた。
岸田首相はサミット初日を終え、次のように所感を述べていた。
「ロシアによるウクライナ侵略により、国際秩序の根幹が揺るがされ、国際社会が複合的危機に直面する中で開催される歴史的にも重要なサミットであると考えている」
「原爆により壊滅的な被害を受け、その後、見事な復興を遂げた広島において、G7首脳と共に被爆の実相に触れ、これを粛然と胸に刻む時を共有した。『核兵器のない世界』への決意を世界に示す観点からも、これは歴史的なことであった」
G7サミットは5月21日まで。