5月11日は、動乱の幕末で戦い続けた、ある人物の154年目の命日だ。
「鬼の副長」として知られる、新撰組の土方歳三である。
北海道・函館で腹部に銃弾を受け、最期を遂げたと伝えられている。
そんな土方歳三の愛刀「和泉守兼定(いずみのかみかねさだ)」が、5月13、14日に土方歳三資料館(東京都日野市)で公開される。
日野市観光協会によると、土方歳三は、武蔵多摩郡日野郷石田村(現在の日野市)で生まれた。
「士道に背くまじきこと」など、新撰組の掟「局中法度」で隊士をまとめ、京都の治安維持にあたった。
京を追われてからも、東北各地を転戦するうちに、近代戦争の指揮官へと成長し、旧幕府脱走軍艦隊を率いていた榎本武揚と北海道に樹立した「蝦夷地仮政権」では、全軍の指揮にあたった。
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だが、明治2年5月11日、箱館戦争で新政府軍の猛攻にあう中、新撰組隊士の救出に向かう途中、馬上で腹部に銃弾を受け、壮絶な最期を遂げたと伝えられている。
土方歳三資料館はいま、資料整理などのため長期休館中だが、5月13、14日に臨時開館するという。
ホームページによると、開館時間は午前9時〜午後5時(最終受付午後4時)で、入館料は大人700円、小中学生500円。
開館中は、土方歳三の愛刀「和泉守兼定」を展示する。詳しくは、土方歳三資料館のホームページへ。