スペインの首都マドリードで7月4日、毎年恒例の「ハイヒール・レース」が開催され、世界中から集まった何十人もの男女がハイヒールで街中を駆け抜けた。
マドリードの中でもLGBTQに友好的なチュエカ地区で行われたこのレースは、LGBTQの権利を主張し祝う祭典で世界最大級の「マドリード・プライド」の一環。ロイターによると、このレースは祭典の中でも大変盛り上がり人気の高いイベントだという。
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最低でも10センチ以上のヒールを履く必要があり、レース前にはヒールの測定まであるという。優勝賞金は350ユーロ(約4万2000円)が授与される。
カナダのニュースネットワーク、GlobalNewsによると、参加者の1人の男性は「みんなすごく真剣な顔をしているので、少し緊張しています... 以前ワシントンで同様のイベントに参加した際はもっと気楽な感じでしたが、このレースはみんな本当に真剣そうです...」と話していた。
今回のイベントは、勢力を拡大する極右政党VOXによるLGBTQの権利や「マドリード・プライド」への批判がある中開催され、LGBTQコミュニティーの不屈の精神を見せつけた。