正義のヒーローすぎる2歳児にありがちなこと

うちの娘のヒーローっぷりを皆さんにご紹介していきたいと思うので、ヒマでヒマでしょうがないという人だけぜひお付き合いいただきたい。

「娘ちゃん、あしたもモリモリがんばってかわいいおひめさまになるの!」

何をモリモリ頑張るのかよく分からないが、今年の春で3歳になる娘はわたしとは違って女子力高い意識高いわでとにかくもう将来超有望なのである。

本人も立派なお姫様になるために嫌いな野菜もモリモリ食べようと頑張っている。たまに投げる。

そんな娘であるが、その行動を見ていると、なんだかお姫様というよりは「正義のヒーロー」なのではないかと度々思う。

わたしが何か困っていると途端にスイッチが入り、「ママ、わたしがたすけにいくわ!」などと言って駆けつけてくれるのだ。

本日はそんなうちの娘のヒーローっぷりを皆さんにご紹介していきたいと思うので、ヒマでヒマでしょうがないという人だけぜひお付き合いいただきたい。

正義のヒーローすぎる2歳児にありがちなこと

その日わたしはめずらしく掃除などしていたのだが、どうにも掃除機の調子が悪い。

ヴィーンと動いたと思ったらすぐにヒュンと切れる。ヴィーン、ヒュン。ヴィーン、ヒュン。

短気なわたしはイライラしてしまって「あーもう!」と声に出した。

すると突如、背後から「ママ、わたしがいくわ!」といういさましい声が聞こえた。

振り返ってみると、ソファに座っていた娘が「とうっ!」みたいな感じで軽くジャンプしながらソファを降りて、その過程で腕に抱いていたくましゃん(くまのぬいぐるみで娘の相棒)をうっかり落として「あ!たいへん!くましゃんが!」と何やらわちゃわちゃやっているのが見えた。

彼女がわちゃわちゃとやっている間に、どうやら掃除機のヘッドの詰まりが原因ということがわかったので、わたしは自分で掃除機を直した。

事故に合ったくましゃんは娘の手厚い看護のおかげで一命を取り留めたようだった。

家に帰ったらまず手洗い。大人も子どもも守りたい習慣である。

わたしと娘も毎日保育園から帰宅すると洗面所に行って手を洗うのがいつものルールであるが、冬場はどうにも水が冷たいのだ。

お湯を出すようにはしているのだが、温かくなるのにもなかなか時間がかかり、先に洗うわたしは冷たいままの水で洗うこともしばしばである。

そんなときわたしは弱い人間なので、「うぅ~冷たいよぉ~」とすぐに泣き言を言ってしまう。

するとここでもヒーローの登場なのである。

「ママ、わたしがあっためるわ!」

娘はそういってハムスターのように頬を膨らませながら、「フーフー」と水に息を吹きかけている。

フーフーしたら逆に冷めてしまうのでは?などと言える空気ではない。

実際に彼女がフーフーしていると水が温かくなってくるので不思議だ。

ガスのおかげ、ということは一旦置いておいて、人間何事もやればできるものなのである。

最後にはお決まりの「ママ~、あったかくなったでしょ?娘ちゃんのおかげ~♡」と親切にもわざわざ恩を着せてくる展開である。

わたしは素直に「ありがトゥーーー!」と彼女に感謝の意を表明する。

じゃないと怒ってくるんだからね。

わたしがピンチに陥ったときにいつも助けに来てくれる娘であるが、やはりヒーローの醍醐味といえば「悪役をやっつける」ことではないだろうか。

娘としてもやはり平和過ぎる毎日に少し退屈をしているようで、波乱を起こそう起こそうとしているのが節々に感じられる。

先日も二人でコンビニに行こうということで、「娘ちゃん靴履いてー。」と申し出たところ、「あーんぱ~んち!」といきなりの戦闘モードである。

わたしは人生には多少のスパイスが必要だということもよく知っているので(大人だから)、甘んじて悪役を受け入れてやる。

娘「あーんぱ~んち!」

私「やられた~!ほら、靴履いて。」

娘「めろめろぱ~んち!」

私「メロメロ~!ほらほら靴履いて。」

娘「だぶるぱ~んち!」

私「バイバイキーン!ほら、靴!」

娘「あかちゃんまんでちゅ~!」

このあとこのやりとりが繰り返し繰り返し続いたことは言うまでもない。

まとめ

正義の味方はあてにならない。

おしまい。

はなこのブログ。はいよいよ2年目に突入いたしました!

これからも全然更新されない幽霊ブログとしてやっていく所存ですのでどうぞよろしくお願いいたします!

ツイッターもやってるよ。

(2015年3月23日「はなこのブログ。」より転載)