著名な理論物理学者スティーヴン・ホーキング博士が地球についての新たな警告を発した。今後600年以内に地球は燃え盛る火の玉と化すというのだ。
人類が近いうちに地球を離れなければ、人口過多によるエネルギー消費の増大で滅亡の一途をたどるのだという。
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しかし、ホーキング博士には計画がある。先日北京で開かれた中国最大のネット企業「テンセント」が主催する「テンセント WEサミット」というイベントでの講演で、博士は自身の「アルファ・ケンタウリ星系へ超小型宇宙探査機を送り込む計画」に賛同するよう投資家に訴えたのだ。地球からの距離は4光年ほど、我々の太陽から最も近い恒星系である。
「ブレークスルー・スターショット」と名付けられたこの計画では、光速の20%の速さで飛行する超小型宇宙探査機が使われる。
このような探査機だと火星は1時間以内、冥王星なら数日、今から40年前に打ち上げられた無人惑星探査機ボイジャーの居る太陽系の外縁あたりなら1週間以内で通り過ぎ、アルファ・ケンタウリ星系には20年ほどで到達するという。
元米航空宇宙局(NASA)エイムズ研究センター長で、ブレークスルー・スターショット計画のディレクターのピート・ワーデン氏は「万事うまくいけば、今世紀半ばを過ぎた頃、一番近い恒星の周りを回っている生命を維持できる可能性のある惑星を写した写真の最初の1枚が届くでしょう」と同サミットで語っている。
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■参照リンク
(2017年11月9日AOLニュース「スティーヴン・ホーキング博士、地球は600年以内に燃える火の玉と化すと警告」より転載)
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