大規模な噴火活動が続いているアメリカ・ハワイ島のキラウエア火山の溶岩が、同州最大の淡水湖「グリーンレイク」に流れ込み、数時間以内で湖水が全て蒸発した。CNNなどが伝えた。
最初に、湖から蒸気があがったのは6月2日の午前10時ごろ。その後、同日午後3時にはハワイ郡の消防署が、湖は溶岩で満たされ、水がなくなっていると確認したと米国地質調査機関に伝えた。
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FORTUNEによると、グリーンレイクは水深約200フィート(60メートル)の淡水湖。400年前にできたとされる。観光客や地元の人々に人気の遊泳スポットだった。
ハワイコミュニティカレッジのドリュー・カップ氏は「こんなことが起きるなんて信じられない」「今までに同様のことが起きたと聞いたこともない」とコメントした。
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キラウエア火山の大規模噴火は5月3日に始まり、これまでに火山灰が上空9100メートルに達する爆発的な噴火も発生した。
住民は避難を命じられるなど、生活や観光に大きな影響が出ている。