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働き方宣言制度や新規事業への挑戦も。多様化する働き方に、独自の制度があります。

DeNA、サイバーエージェント、サイボウズの取り組みに注目しました。
GETTY IMAGES

ワークスタイルが多様化する中、「働き方」や制度を見直し、アップデートする企業も。今回は社員のパフォーマンス最大化や、能力開発に積極的に取り組む企業として「DeNA」「サイバーエージェント」「サイボウズ」の3社に注目した。各社独自の制度と、その狙いを見ていこう。

「副業解禁」する企業も次々と、進化する働き方

この数年間で、企業の「働き方」に変化が起こりつつある。

たとえば企業の副業(複業)解禁などもその一つと言えるだろう。2020年1月には、三菱地所やアサヒビールなどもオープンイノベーションの加速などを目的に、副業制度を導入。話題を集めた。

また、シェアオフィスやコワーキングスペースといった存在も手伝い、テレワーク推進の流れも生まれる。

社員の多様な働き方を創出し、限られた時間の中でいかにイノベーションを起こしていくかは、各社の課題にもなってきていると言えるだろう。そういった中、会社制度の見直しや新設を通じて、社員の働き方をアップデートする企業も見受けられるように。今回は「DeNA」「サイバーエージェント」「サイボウズ」3社の取り組みに注目した。

ディー・エヌー・エー

ゲームやエンターテインメントをはじめ、スポーツ、オートモーティブ、ヘルスケア…多岐にわたる領域で事業を展開してきたDeNA。

同社ではチームや事業部の垣根を超えて、社員の能力開発を促す制度が複数見受けられた(*1)。

・「シェイクハンズ」制度
社員の新たなチャレンジやパフォーマンス最大化を目的に、部署異動を支援する制度。本人と異動先部署が合意すれば、直属の上司の承認なしに異動可能なのが特徴だ。

・社内副業制度(クロスジョブ)
業務時間の最大30%までを、他部署の仕事に充てられる社内副業制度。

サイバーエージェント

サイバーエージェントは、若手社員が新規事業などに積極的に取り組める環境作りを行う。実際に同社の採用ページからは、以下のようなユニークな制度が見受けられた(*2)。

・新規事業コンテスト スタートアップチャレンジ
社員・内定者向け事業プランコンテスト。役員へのプレゼンを経て、事業案が決議されればすぐに事業化へ移るという。

・Battle Conference U30
若手エンジニアの技術的知見共有・向上を目的にした技術カンファレンス。トークバトルやプログラミングコンテストが行われ、様々なWeb企業の20代エンジニアが登壇・参加する。

その他、2019年10月には技術職を対象にした新副業制度(グループ内副業制度「Cycle」)も導入された(*3)。通常業務以外のプロジェクトやサービス・商品の仕事を就業時間外で担当すし、技術者としての経験値を高めながら報酬を得られる制度だという。

サイボウズ

2012年に複業を解禁し、大きな話題を集めたのが「kintone」「サイボウズ Office」等を手掛けるサイボウズだ。

社員は事前報告なしで複業が可能(*4)。実際に「カメラマン」「経営コンサル」といった複業から、中には「NPOでの活動」「農業」に携わる社員もいるという。複業を通じて、自分自身の市場価値を知る。また、複業で得たスキル・知見を本業に融合させていく。同社が複業を推奨する背景には、そういった考えもあるのかもしれない。

「100人いたら100通りの働き方」を掲げる同社。その他にも以下の制度があるという(*5)。

・働き方宣言制度
育児、介護に限らず、通学や副(複)業など個人の事情に応じて、勤務時間や場所を決めることができる。

・育自分休暇制度
35歳以下、転職・留学等、環境を変え自分を成長させるために退職する社員が対象。最長6年間は退職後復帰が可能だという。

「働き方」は変化を続け、そのあり方も問われる。そういった中、「能力を磨き、成果を高めていきたい」「世の中により多くの価値を生み出したい」という志向性を持つ方は、ぜひ実際の求人も確認してみてほしい。

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