長谷川博己さん主演の2020年大河ドラマ『麒麟がくる』が、1月19日にスタートする。放送をめぐっては、出演が決まっていた沢尻エリカ被告が麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたことを受け、再撮影などで放送スケジュールが2週間ずれ込むトラブルもあった。
沢尻被告の代役に選ばれたのは、川口春奈さんだ。時代劇初挑戦となる川口さんは、どんな俳優なのか。
13代目リハウスガールに抜擢
川口春奈さんは、1995年2月10日生まれ、長崎県出身。2007年にファッション誌「ニコラ」の専属モデルとしてデビューした。
2009年には、三井のリハウスの第13代目「リハウスガール」に抜擢され、同年フジテレビ系の月9ドラマ「東京DOGS」で俳優デビューした。ポカリスエットやパンテーンのCMで天真爛漫な川口さんの姿を目にした人も多いかもしれない。
俳優デビュー後は、ドラマ「桜蘭高校ホスト部」や「GTO」(2012年)、映画「好きっていいなよ。」、「一週間フレンズ。」などに出演。多岐にわたって活動を続けている。
大河や時代劇は初挑戦 「全力で挑んでいきます」
24歳の川口さんにとって、大河ドラマや時代劇への出演は初の挑戦となる。
川口さんが演じる帰蝶(濃姫)役は、のちに織田信長の正妻となる人物。「美濃のマムシ」の異名を持つ斎藤道三の娘で、存在感のある役どころだ。
NHK広報局は、川口さんを起用した理由について、「確かな演技力があり、戦国武将の娘としての気高さと強さを表現していただけると考え、お願いすることとなりました」と説明。
公式サイトに掲載されたコメントで、川口さんは帰蝶役を演じる意気込みについて、「みなさんの期待に応えられるように全力で挑んでいきます」とつづっている。
(川口さんのコメント一部抜粋)
帰蝶は、とても強くて凛とした女性です。戦国という時代を生き抜くのは女性にとっても大変なことだと思うし、しかもあの信長を支えた人なので、きっと男性にはない賢さやしたたかさをもっていたのではないでしょうか。
監督をはじめ、まわりの方々にアドバイスをいただきながら、脚本のなかで描かれている帰蝶像に少しでも近づけるように、ワンシーン、ワンシーンを大切に演じていきたいと思っています。
急遽大役を任された川口さんには、ネット上などでエールを送る声が相次いでいる。川口さんの活躍を心から応援したい。