こんにちは旅人美容師のKOHです。
世界にはありえないほど美しい色彩をした絶景がありますが、ふと視点を変えると世界中にはありえないほど美しい髪色もあります。
男性女性問わずに誰もが一度は海外セレブの風になびくブロンドヘアーにうっとりした経験があるのではないでしょうか?
今回は映画の中でも海外ドラマの中でも解説されることのない、『世界の美しい髪色』をご紹介します。
濡烏
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『ぬれがらす』と読みます。女性の髪の色彩を形容する言葉で、その髪のもつ黒の色名。一般的には青みを帯びた黒を指します。
日本では昔、ツヤがあって美しい黒髪を『烏の濡れ羽色』と呼んで、日本人女性の理想としてきました。大和撫子という言葉がよく似合う髪色であり、世界的には日本人女性の理想美とされています。
黒髪は東アジア、アフリカ、南アジア、アメリカ先住民、中東、地中海沿岸、太平洋諸島のほとんどの国で主に見られる髪の色です。
しかしながら個人や民族によって髪質の違いがあり、同じ黒でも濡烏のように青みを帯びた黒はさほど多くはありません。
髪に十分な水分が含まれていて、光の干渉によって艶増しされ発生する色なので健康な毛髪の表れでもあります。
ブリュネット
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フランス語で栗毛の若い女性をブリュネット(Brunette)と言います。英語でこの言葉は黒髪に対しても用いられますが、本記事でのブリュネットは栗毛を指します。
黒髪ほど多くはありませんが、ブリュネットもまた黒髪同様あらゆる地域で見られ、特に地中海沿岸や中東で多く見られます。
ダークブロンド
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みなさんお馴染みのブロンドです。一概にブロンドといってもその範囲は広く、様々な呼称があります。
ダークブロンドは金髪と茶髪の中間。明るい茶髪ともいえますし、暗い金髪とも言えます。多く見られる地域はヨーロッパ全域をはじめ、中東の様々な地域。
ちなみに、古代ローマ時代の女性は、鳩のフンでブロンドに染めていました。ルネサンス期のヴェネツィアの女性は、馬の尿でブロンドに染めていました。
プラチナブロンド
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白金のようにほとんど白に近い金髪で、天然のものは子供にしか見らませんが、稀にフィンランド人やスウェーデン人の成人にも現れ、他の呼称としてトゥヘッドとも呼ばれます。
ちなみにブロンドヘアーは100g当たり1600ドルで売れます。
アッシュブロンド
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プラチナブロンドよりほんの少し青い色素のある髪色。グレーっぽくくすんでいます。
ちなみにブロンドヘアーを地毛とする人はとても多毛で、本数にして約14万6000本。黒髪は約11万本。茶髪は約10万本。赤髪は約8万6000本。
ストロベリーブロンド
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ストロベリーブロンドは金髪と赤毛の混じった珍しい髪の色です。
日本人の黒髪においても赤味が強い人がいるように、ブロンドヘアーにおいてもそのような個人差があります。
レディシュ
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レディシュは赤毛の人を指します。昔はジンジャーと言われましたが、現在ではその言葉は差別用語として扱われます。
この髪色の人は、スコットランドやアイルランドで比較的多く見られますが、その数は極めて少なく、世界人口の約1%。
この数は減少し続け、2060年には絶滅する恐れがあると言われていまるとても希少な存在です。ちなみに世界で一番赤毛人口が多いのはスコットランド、2番目にアイルランドがきます。
赤毛と言えば『赤毛のアン』が有名ですが、物語の主人公のアンが赤髪を理由に差別を受ける様子が書かれています。
その差別問題は実話であり、15世紀のドイツでは、レディシュは魔女と見なされ、45000人もの人たちが拷問にかけられ、殺されたと言います。
エジプトでは生きたまま焼かれたり、ギリシャでは赤毛の人々が死んだ後に吸血鬼になると考えられていたそうです。
現代においてはレディシュの有名人の活躍によりレディシュに対する偏見は減少傾向にあり、むしろ美しいとされる髪色です。
海外セレブの中ではリンジー・ローハンやニコール・キッドマンの地毛は赤毛でレディシュに該当します。
アルビノ
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アルビノ(Albino)は色の名称ではなく、動物学において先天的にメラニンが欠乏する遺伝子疾患がある個体を指します。
この遺伝子疾患を起因とする症状を先天性白皮症、先天性色素欠乏症、白子症などと呼称されます。
簡潔に言うと生まれつき色素がかなり薄い体質のことです。これに関しては、人種どころか生物としての種類も問わないので、ペンギン、ライオン、カバ、クジャク等々。
様々な生物に起こりうる症状で、シロヘビやシロウサギやマッコウクジラなどアルビノが故に固有名詞が付いている品種もいます。
宝毛
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頭髪ではないので番外編になりますが、この宝毛、他の体毛と比較して、一本だけ長く伸びて成長し、5~10センチ位まで伸びる事があります。
白かったりオレンジだったりしますがいわゆる白髪とは若干異なり、人体に害がないからなのか気付かれにくいからなのか、医学的な研究はほとんど行われていません。
この写真は筆者の左手首にて発見された奇跡のシルバー宝毛です。
まとめ
いかがでしたか?日本ではなかなか見る事のできない天然の髪色ばかりです。このような知識をもって海外旅行にいくと、旅の町歩きがさらに楽しくなります。自身のヘアカラーの参考にしてもいいですね。
美しい色彩を放つのは、髪だけではなく『瞳』もまた様々な色彩をしています。
TABIPPOの人気記事で世界の美しい瞳にフォーカスした記事がありますので、合わせて読んで頂ければと思います。
ライター:KOH
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