アメリカ・ペンシルベニア州で、クレーンゲームの中から見つかったグラウンドホッグ(リスの一種でウッドチャックとも呼ばれる)が街の人気者になっている。
このグラウンドホッグは、クレーンゲームが置かれていたフローズン・カスタード・ショップにちなんで「カスタード大佐」と名付けられた。
この街のフローズン・カスタード・ショップ「メドウズ」にあるミニゴルフ場のスタッフが、クレーンゲーム内に生きたグラウンドホッグがいるのを発見したという。
メドウズのマネージャー、リン・キャッスルさんは、「ぬいぐるみを選んでいた時にグラウンドホッグの目がまばたきをしたため、生きていると気づいたのです」とAP通信にコメントしている。
このグラウンドホッグは自らクレーンゲームの中に入り、出られなくなったと見られている。
ミニゴルフ場のスタッフは最初クレーンゲームの管理会社に電話をかけたが対応してもらえなかったため、ペンシルベニア州狩猟委員会が救出に乗り出した。
同委員会は「管理官がクレーンゲームに近づくとグラウンドホッグがぬいぐるみの下から頭を出して周りの状況を確認していた」とFacebookに書き込んでいる。
クレーンゲームの管理会社が機械のロックを解除して管理官がグランドホッグを捕獲し、解放した。
逃げ道のないクレーンゲームに懲りたのか、このグラウンドホッグがその後姿を現すことはないようだが、メドウズのマスコットになっている。
メドウズはグラウンドホッグの名前を募集し、12日に「カスタード大佐」に決まったと発表した。
他にも「グラウンドホッグに敬意を」と書かれたTシャツやぬいぐるみを作り、カスタード大佐をアピールしている。
メドウズの投稿には「このTシャツ、もっと作ってほしい」「カスタード大佐の名前をつけたフレーバーも必要ですね」などのコメントが書き込まれており、お店のプロモーションに一役買っているようだ。