(EMILY FARRIS)
バーベキューをする時にお勧めの一品があります。それは「グリル卵」。
ゆで卵よりお勧めです。サラダの具材にもぴったりだし、めちゃくちゃ簡単にできるんです。
作り方? 生卵を網の上に置いて10分待つ。これだけで出来上がり。
グリル卵を発案したのは、ミズーリ州カンザスシティに住むカイル・ホプキンスさん。バーベキュー大好きのホプキンスさんによると「ガスレンジやオーブンで料理できるものは、大抵網でも料理できる」そうだ。
暴露しちゃうと、カイルは私の夫です。ちょっとした手違いでグリル卵を発見しました。まあ、その時お酒を飲んでいたことは間違いないですね。
それは何年か前の夏でした。当時私たちは鶏を飼っていて、その鶏が1日に6つ卵を産んでいました。私たちはいつも、その卵を普段とは違う調理法で楽しめないかと考えていました。
そしてカイルは、大雪かハリケーンのような天気でない限り、調理をする時は必ずバーベキューグリルを使っていました。「ウィーバー」や「ビッグ・グリーン・エッグ」のような蓋付きのバーベキューグリルです。
ある日カイルは、6つの卵を持ちながらポークチョップをバーベキューグリルの網に乗せていました。そして間違って、卵も網の上に置いてしまったんです。そのまま蓋をして10分。蓋を開けるまで間違いに気付きませんでした。
ところが驚いたことに、網の上に焼かれた卵はちょうどいい具合に調理されていました。薫製の風味もあって黄身は半熟。焼き目までついていました。それも殻ではなく白身に。殻は少し濃い色に変化して、点々とした模様がついていただけでしたが、殻をむいてみると、白身の網に接していた部分に2つの小さな焼き目がついていたんです。
最初のグリル卵は、2つに割ってサラダに乗せました。今では、バーベキューをする時は必ず最後に卵を入れます。茹で卵より風味豊かだし、パーティーが盛り上がる一品です。
しかも、薫製卵は完成まで2時間かかるけれど、グリル卵なら6〜14分くらいで出来上がる。柔らかめの黄身がお好みなら短め、固めが好きなら長めに調理しましょう。
どんな調理方法でも、卵は調理し過ぎてしまうことがあります。グリル卵は、調理しすぎると(炭火に近すぎる or 長時間グリルに入れすぎる)殻が割れます。割れても食べられるけれど、割れ目部分の白身が硬くなってしまいます。
それからゆで卵と同じように、グリル卵はバーベキューグリルから取り出した後も余熱で調理されます。だから、取り出した後は数分間氷水にいれましょう。殻もむきやすくなります。
バーベキューをする機会があれば、このグリル卵に挑戦しない手はないと思います。人気が出るまで「これ、酔っぱらった時に思いついたんだ!」と手柄を自分のものにしてもいいし。
▼冷凍卵(画像集)▼
※画像集が表示されない場合は→こちら。