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ドイツで炭鉱拡張の抗議活動に参加していたスウェーデンの環境保護活動家グレタ・トゥーンベリさんが1月17日、仲間の活動家らとともに警察に身柄を拘束された。
トゥーンベリさんは、ドイツ西部にあるリュツェラート村で、エネルギー大手・RWEが所有するガルツヴァイラー褐炭鉱の拡張の反対運動に参加していた。
リュツェラートはこの炭鉱拡張で廃村になる予定で、気候変動活動家たちは何年もこの計画に抗議してきた。
<グレタ・トゥーンベリさんのツイート:「気候ストライキ第230週。私たちは今、炭鉱拡張で廃村の危機にあるドイツのリュツェラート村にいます。 人々は何年も抵抗してきました。 12時、もしくは明日行われる地元の抗議行動に参加して、#リュツェラートを残せ #気候ストライキ を求めてください」>
炭鉱の拡大に反対する団体「Alle Dörfer Bleiben(すべての村を残せ)」 も、グループのメンバーとともにトゥーンベリさんが拘束されたと報告。現地で撮影された画像や動画には、3人の警察官がトゥーンベリさんを排除する様子がうつっているが、トゥーンベリさんは一向に気にしていないような表情を浮かべている。
ロイターによると、トゥーンベリさんらは短時間拘束された後に、身元確認を受けて釈放された。
抗議活動には数千人が参加しており、警察との衝突でこれまでに少なくとも9人のデモ参加者が入院している。
また、トゥーンベリさんを含む活動家らは、立ち退き命令に従わなかったという理由で、15日にも警察に抗議活動の場所から排除された。
環境活動家たちは「炭鉱の拡大は、地球温暖化の原因である温室効果ガス排出を放出し、気候危機をさらに拡大する」と訴えている。
トゥーンベリさんは13日、「ドイツは今、本当に恥ずべき行為をしている」と記者団に語った。
「彼らはこの破壊行為を今すぐに止め、ジャストトランジション(公正な移行)とすべての人のためのクライメート・ジャスティス(気候正義)を守る必要があります」
ドイツは2030年までに石炭火力発電を段階的に廃止すると約束している。しかしロシアによるウクライナ侵攻で石油とガスの供給が混乱しており、国のエネルギー安全保障のために必要だという理由で石炭拡張プロジェクトを承認した。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。