第63回のグラミー賞のノミネートが11月24日(現地時間)に発表され、ビヨンセやハリー・スタイルズ、テイラー・スウィフト、BTS、デュア・リパなど、2020年に活躍した多くのアーティストがノミネートされた。
1959年に28部門で始まったこの賞。賞の数はその後増えて、2021年は84部門で賞が授与される。
多くのアーティストがノミネートされる中で、特に女性の活躍が光ったのが、最優秀ロックパフォーマンス賞だ。
グラミー史上初めて、この賞のノミネートを女性もしくは女性が率いるグループが占めた。
最優秀ロックパフォーマンス賞
ノミネートアーティストと楽曲
フィオナ・アップル / “Shameika”
ビッグ・シーフ / “Not”
フィービー・ブリジャーズ / “Kyoto”
ハイム / “The Steps”
ブリタニー・ハワード / “Stay High”
グレイス・ポッター / “Daylight”
このうちソロアーティストは、フィオナ・アップル、フィービー・ブリジャーズ、ブリタニー・ハワード、グレイス・ポッターの4人。
バンドでのノミネートは、3姉妹で結成されたハイムと、エイドリアン・レンカーが率いるビッグ・シーフだ。
最優秀ロックパフォーマンス賞は、「最優秀ソロ・ロック・ヴォーカル・パフォーマンス賞」「最優秀ロック・ボーカル・パフォーマンス賞(デュオ / グループ)」「最優秀ロック・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞」が一つになって、2012年に作られた。
同賞をこれまで女性のソロアーティストが受賞したことはない。
ちなみにブリタニー・ハワード氏がかつて所属していたバンド「アラバマ・シェイクス」が、“Don’t Wanna Fight”で2016年に同賞を受賞したが、彼女は今回、ソロアーティストとしてノミネートされている。
最多部門でノミネートされたのは…
第63回のグラミー賞では他にも、ビヨンセが最多の9部門ノミネートされて、2度目の最多ノミネートアーティストになると同時に、グラミー史上最も多くの部門でノミネートされた女性アーティストになった。
他にもテイラー・スフィフト、ロディ・リッチ、デュア・リパが、6部門でノミネート。ブリタニ・ハワードも5部門でノミネートされた。
さらにBTSが、“Dynamite”で最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞にノミネートされた。
グラミー賞の受賞式は2021年1月31日(現地時間)にロサンゼルスのステイプルズ・センターで開催され、「ザ・デイリー・ショー」の司会者トレヴァー・ノア氏がホストを務める。
ハフポストUS版の記事を翻訳・加筆しました。