日高晤郎さん、悪性腫瘍で死去。北海道でラジオの司会40年、歯に衣着せぬ語り口で人気。

毎週9時間の生放送を続け、北海道民から愛されてきました。
日高晤郎さん
日高晤郎さん
STVラジオの公式サイトより

北海道で人気を誇るラジオパーソナリティの日高晤郎さんが4月3日、悪性腫瘍(脂肪肉腫)で死去したことが明らかになった。長年パーソナリティを務めたSTVラジオが公式サイトで発表。享年74歳だった。

公式サイトによると、日高さんは2018年に入って悪性腫瘍が見つかり、通院生活を送っていた。本人の強い意思により、3月までステージの司会進行や番組出演を続けてきたが、今朝に容体が急変したという。

「心から哀悼の意を表しますとともに、生前に賜りましたご厚誼に感謝し、謹んでお知らせ申し上げます」と、お悔やみと感謝の言葉をつづっている。

看板パーソナリティーとして40年

北海道新聞によると、日高さんは1962年、映画「江戸へ百七十里」で俳優としてデビューし、67年には「流れ者小唄」で歌手としてもデビューした。

STVラジオでは、1978年に番組を担当して以来、40年にわたって同局の看板パーソナリティーとして活躍。1983年スタートした「ウィークエンドバラエティ日高晤郎ショー」は、歯に衣着せぬ語り口が人気を呼んだ。35年にわたって毎週9時間の生放送を続け、北海道民から愛されてきた。

洋画の吹き替えで「007ゴールドフィンガー」「ロシアより愛を込めて」のショーン・コネリーやチャールズ・ブロンソン、ポール・ニューマンの声を充てるなど、声優としても活躍した。

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