Googleは10月2日(現地時間)、同社が手がけるサービスにて、プライバシーコントロールに関連する3つの機能「Googleマップのシークレットモード」「YouTube視聴履歴の自動削除」「音声でのGoogleアシスタントのアクティビティ削除」を発表しました。
とくに多くのユーザーに影響しそうなGoogleマップのシークレットモード(Incognito mode)は、Chromeブラウザのシークレットモードと同様に、Googleマップで行った検索や、ナビゲーションの結果などがアカウントに保存されないというもの。
Googleマップアプリの右上、アカウントアイコンからシークレットモードへの切り替えを選択できます。10月中にAndroid向けにリリースされ、iOS版もすぐとのこと。
YouTubeの視聴履歴自動削除は、6月に提供されたGoogleのロケーション履歴の自動削除機能を、YouTubeの視聴履歴に当てはめたもの。従来は手動での削除しか行えませんでしたが、3か月、18か月での自動削除が選べるようになります。
このYouTube視聴履歴の場合はプライバシー保護だけではなく、お勧め動画のリマインドなどにも利用されているデータであることから、過去の履歴を削除することで、最近の嗜好に合わせたリマインド精度の向上が期待できるかもしれません。
この機能はすでに公開されており、Googleアカウントのアクティビティ管理から設定可能です。
最後のGoogleアシスタントのアクティビティ削除ですが、現在でも手動削除あるいはYouTubeの視聴履歴やロケーション履歴などと同様に3か月・18か月での自動削除が可能です。
これに対して今回発表されたのは、音声により削除を可能とするもの。「OK Google、最後に言ったことを削除して」と指示すれば、PCやスマートフォンを操作することなくアクティビティの削除が可能です。ただし、「先週言ったことをすべて削除して」のように一週間以上の期間を指定した場合には、確認のためスマートフォン上でアカウント設定のページを表示するとのこと。
この機能は、来週中に英語でリリース。来月には他の言語でも利用可能になる予定です。
2019年10月04日Engadget 日本版「Googleマップに「シークレットモード」、YouTube履歴の自動削除も。プライバシー関連機能を強化」より転載
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