世界で6割のシェアを誇るブラウザ「Google Chrome」。僕も職場や自宅のPCで愛用していますが、10月下旬から困ったことが起きました。
10月22日にリリースされた最新版「Chrome 78」にアップデートしたところ、普段よく使っている「他のタブをすべて閉じる」という機能がなくなってしまったからです。
タブを右クリックした際に出るメニューからChrome 77までにはあった「他のタブをすべてを閉じる」「閉じたタブを開く」「すべてのタブをブックマークに追加」の3つが消えていました。
これには弱りました。他の2つの機能はともかく、僕は「他のタブをすべてを閉じる」は頻繁に使っていたからです。
大量にタブを開けていろんな情報を閲覧してから、最後に見ているタブだけ残して、残り全てのタブを閉じるようにしていましたが、それができなくなったことはとても不便になりました。
これには弱った。何か良い方法がないか……と検索したところ、Chromeの開発バージョン「Chrome Canary」で、「他のタブをすべてを閉じる」が復活していることを「やじうまの杜」の情報で知りました。
同じ開発バージョンで、もう少し安定している「Chrome ベータ版」でも「他のタブをすべてを閉じる」が復活していました。11月10日から僕は職場のmacOS Mojaveと、自宅のWindows 7で「Chrome ベータ版」を使っていますが、「他のタブをすべてを閉じる」ことが利用できて恐ろしく快適です。
ITmediaによると、Chromeはオープンソースの開発モデルを採用し、6週間ごとに「正規版」をリリースしています。
そのため12月初旬のアップデートでは正規版でも「他のタブをすべてを閉じる」が復活しそうです。それまで待ちきれない方は、ブラウザが不安定になるリスクはあるものの僕のようにベータ版を使うのもオススメです。