サッカーJ1・北海道コンサドーレ札幌でFWとして活躍するジェイ選手が5月30日、外国人であることを理由に、ゴルフ場でのプレーを断られたと、ツイッターで明かした。
午前8時すぎ、ジェイ選手は「今日はゴルフをプレーしたいと思い、北海道クラシックゴルフクラブに行ったら、外国人はお断りと言われました。これがイギリスやアメリカだったら人種差別と見られるんではないか?複雑な気持ちです😞誰か良いゴルフコースのおすすめありますか?」(原文ママ)と投稿。
普段は英語の投稿が多いが、このときは日本語で複雑な心境を吐露した。
ジェイ選手はイングランド出身で、かつてイングランドの代表選手もつとめていた。2015年にジュビロ磐田へ移るために来日し、2017年から北海道コンサドーレ札幌に移籍した。
「理由は特にございません」
北海道クラシックゴルフクラブのサイトには「外国籍の方のご予約は、会員同伴を要します」と表記されている。
北海道クラシックゴルフクラブによると、会員資格がない場合、日本人であれば会員同伴でなくてもビジターとしてプレーができるが、外国籍の場合は会員の同伴を義務付けているという。
担当者はハフポストの取材に対し、「プライベートコースですので、原則として会員がゴルフをする場所となっている」としたうえで、外国籍の人と日本国籍の人で違いがあることについては「理由は特にございません」と答えた。
クラブの規定は、運営会社と会員で構成される理事会とで取り決めたという。
また、英語版のページには「非居住者は会員同伴を要する」と表記されていた。
国籍にかかわらず、日本に住んでいるかどうかが理由になっていることについて聞くと、担当者は「外国籍は同伴以外のプレー不可」が正しく、確認でき次第修正すると答えた。
「私は外国人として日本に住むのが大好き」
ジェイ選手はハフポスト日本版の取材に対し、「北海道の皆さんはいつも私と家族に優しい。多くの日本人はどこへ行っても歓迎してくれて、私は外国人として日本に住むのが大好きです」と答えた。
日本に対するバッシングにつながったり、ゴルフクラブに対するハレーションが起きるような騒ぎになることは避けたいという。
おすすめのゴルフ場を紹介する声も
Twitter上では、ジェイ選手の投稿に対し「人種差別だと思う」「日本人の一人として悲しく思う」といった声が上がった。
また、ゴルフ場に断られて肩を落とすボスロイド選手に、おすすめのゴルフ場を紹介したり、「うちのゴルフ場に是非」といった温かいコメントも相次いだ。