先日、あるワークショップで講師の方に
「西畑さんはものすごい怒りをため込んでいますね。しっかりと出した方がいいですよ」と言われました。
その言葉がショックで、しばらく
「自分に溜まっている怒りって何だろう?」
と考えこみました。
数日考えてから図書館に行き、
「怒り」に関する書籍を10冊ほど借りて読み漁ってみました。
その結果、「そういうことだったのか!」と納得することができました。
「怒り」は抑えるものではない
これまで、「怒り」は「出してはいけないもの」と思っていたのですが、
実は、「怒り」は適切な形で発散し解消することが必要なのだそうです。
怒りを溜め込むことが一番良くないことだと分かりました。
また、「怒りを感じることはいけないこと」と思っていたので、
感情にフタをしていた自分にも気づきました。
その結果、溜まった怒りはいつしか臨界点を超え、特に家庭では常にイライラした状態になってしまっていて、家族と普通のコミュニケーションが取れなくなっていたことに気づきました。
「怒り」は上手に発散する
「怒り」を感じた時にまず大事なのは、その「怒り」を他人にぶつけないためにも1人の空間を確保することです。
その上で、自分の感情を紙に書きだすなり、声に出すなりして発散します。
歌を歌ったり、ランニングなど体を動かすことで昇華させることも一つの方法です。
職場などで「怒り」を感じたときにも、「今、どうしようもないので1人にさせてください」
と言って席を離れることが大事です。
そうして落ち着いてから、その「怒り」の元を見つめていきます。
僕はこのことを学び、早速、夫婦喧嘩をしたときに
1人になって紙に感情を書き出すことを試してみました。
おかげでその晩はぐっすり眠れ、翌朝には素直に謝ることができました。
「怒り」を感じたら、溜め込まずに外に出して解消することが大切なのです。
(2016年12月09日「ボトルボイス」より転載)