カナダ・ノバスコシア州ハリファックスに住むデニーシャ・ブレイシーさんは、夏の間パニック障害と不安症を発症し、苦しんでいた。
彼女がメンタルヘルスの問題に初めて直面したのは10代の時だ。苦しい時に寄り添い、サポートしてくれたのがボーイフレンドのライリー・ランキンさんだった。
ブレイシーさんとランキンさんは、7月24日に2回目の記念日を迎えた。その日ブレイシーさんは、ランキンさんから思いがけないプレゼントを受け取った。
それは手作りの「お薬」。
ブレイシーさんが戸惑いながら薬のボトルを開けてみると、中にはたくさんのカプセル。よく見てみると、一つ一つに小さなメモが入っていた。ランキンさんが空のカプセルを買って、メッセージを入れたのだ。
「全ての紙に、優しいメッセージや私を幸せにしてくれるような言葉、それに私のいいところが書かれていました」とブレイシーさんは7月に投稿したFacebookに綴る。
「自分を誇りに思って。君は素晴らしい人だから。自分がこれまでに達成したことを振り返ってみて」
「君のポジティブさは、いつも僕に元気をくれる」
「君は、周りにいる人たちを幸せにする力がある」
そんな温かいメッセージが、カプセルには入っていた。
最初にプレゼントを見た時、薬だと思って困惑したけれど、カプセルの中身に気づいてとても感動した、とブレイシーさんはハフポストUS版に語った。
「ボトルを開けてびっくりしました。時間をかけてこの素晴らしいプレゼントを作ってくれたんだ……と思ったら、言葉を失いました」
「私たちはお互いに、手作りのプレゼントをあげるのが好きなんですが、これは間違いなく、今までで一番のプレゼントです。大泣きしてしまいました」
メンタルヘルスの問題を抱えている人へのアドバイスを尋ねると、ブレイシーさんはこう答えた。
「他の誰かのケアをするよりも前に、まず何より最初に、自分のケアをしてください。とても大切なことです」
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。