日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告が3月6日に保釈された。
東京拘置所から出てきたが、待ち構えた報道陣の前に現れたのは、作業員に変装した姿だった。NHKなどの報道各社が伝えている。
午後4時半ごろ、職員に囲まれ東京拘置所玄関から出てきたゴーン被告は、オレンジ色の反射板のついた作業服姿で、水色の帽子にマスクをしていた。
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正面の黒いワゴン車を指差したが、促されたのは、脇に止まっていたシルバーの軽ワゴン車。 かつて自分が率いた日産ではなく、スズキ製だった。屋根には脚立を積んでおり、本人も少し戸惑った様子に見えた。
職員と見間違うほどのまさかの変装姿に、本当にゴーン被告なのか、報道陣も戸惑った様子で伝えていた。
ゴーン被告は、役員報酬を隠したとされる金融商品取引法違反事件で2018年11月に逮捕されて以来、107日ぶりに身柄拘束が解かれた。
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