5月1日から施行される新しい元号が、「令和」に決まった。
4月1日正午、安倍晋三首相が記者会見を開き、談話を発表した。質疑応答では、安倍首相が2016年に解散したSMAPのヒット曲『世界に一つだけの花』に言及する場面もあった。
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ニコニコ動画の記者から、「『令和』の時代を担う若い世代や子ども達への思いは」と問われた安倍首相。
今回の会見がInstagramやTwitterなどのSNSでライブ配信されていることに触れ、「今の若い世代の皆さんは、こうしたSNSなどの新しいツールを見事に使いこなすことで、どんどん新しい文化を作り上げています」と語った。
ニコニコ動画も既存メディアの発想にとらわれることなく、若者たちならではの柔軟さで、多様な番組を生み出して、リアルタイムで個人がコメントを発信できる、新しいメディアの姿を形作られたと思っています。
そして、こうした若い世代の新しいムーブメントは、確実にこれまでの政治や社会のありように大きな変化をもたらしつつあります。
本当に頼もしい限りだと思っておりますが、日本の未来は明るいと感じております。
新しい時代には、このような若い世代の皆さんが、それぞれの夢や希望に向かって思う存分活躍することができる、そういう時代であって欲しいと思っております。
「世界に一つだけの花」という歌がありましたが...
新元号の「令和」は、現存している日本最古の歌集『万葉集』の「梅花(うめのはな)の歌」三十二首から引用された。
安倍首相はこの歌について、「厳しい寒さのあと、春の訪れを告げるように、見事に咲き誇る梅の花の情景が美しく描かれております」と説明。
2016年に解散したSMAPのヒット曲で、槇原敬之さんが作詞・作曲した『世界に一つだけの花』にも言及した。
平成の時代のヒット曲に「世界に一つだけの花」という歌がありましたが、次の時代を担う若者たちが、明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる。そのような、若者たちにとって希望に満ち溢れた日本を国民の皆様とともに作り上げていきたいと思っております。